ロンドン五輪へ自転車代表監督に就任 長岡京の松本さん

2011-09-09 11:50:57 | 士 cerebrity
自転車競技のナショナルチーム監督に就任し、選手のトレーニングを指導する松本さん(長岡京市・クラブコング) 京都府長岡京市在住の元競輪トップ選手の松本整さん(52)が、日本自転車競技連盟のナショナルチーム監督に就任し、2012年のロンドン五輪を照準に、向日市の京都向日町競輪場などで後進の指導を重ねている。世界選手権や代表選考レースを控え、「スターを育て、自転車競技を盛り上げたい」と決意をにじませる。

 松本さんは京都市出身。45歳まで現役で活躍し、「鉄人」と呼ばれた。04年に高松宮記念杯で最高齢優勝記録を更新し、引退した。現役時代から大学でトレーニング理論を研究、トレーナーとして、フィギュアスケートの織田信成選手らを指導してきた。

 今年5月、日本自転車競技連盟がナショナルチームの体制を一新。富原忠夫・連盟会長や、強化委員長に就いた元競輪選手の中野浩一さんから監督就任を要請され、仕事が多忙で悩んだが、「今の僕にできることがあるなら」と引き受けた。

 ロンドン五輪などに向け、静岡県の日本サイクルスポーツセンターなど各地で選手育成に取り組む。府内でも京都向日町競輪場や長岡京市内で自らが主宰するジムで直接指導に当たる。

 トラックレースの強化指定選手の河端朋之(26)、石井寛子(25)、山原さくら(18)の3選手がこのほど、京都で合宿を行い、走行練習に加え、体のバランスなどを鍛える科学的トレーニングに取り組んだ。松本さんはレース中のメンタル面も含め助言。3選手は「初体験の練習方法も多いが、理論が確かで、全て自転車につながっている。課題を鍛えて五輪代表に選ばれたい」と話す。

 9月下旬にはロードの世界選手権、10月にはトラックの全日本選手権などを控える。松本さんは「短い時間の中で、選手たちの実力も上がっている。やるからには結果を出したい」と力を込める。

【 2011年09月09日 11時23分 】

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