避難被災者、吹田市役所勤務

2011-06-14 11:55:53 | 政 governing
住所変更用の書類を補充する宇佐美龍王さん=吹田市役所東日本大震災で吹田市内に避難した被災者が13日、市のアルバイトとして市役所で働き始めた。被災者の生活再建を支援しようと、市が事務補助員として採用した。

 仙台市宮城野区から避難している宇佐美龍王(たつお)さん(19)。清掃会社に勤めていたが、母と姉の3人で暮らしていた市営住宅が地震で全壊した。近くの友人宅に身を寄せていたが、4月26日、大阪市内に住む兄から、吹田市が被災者に市営住宅を提供していることを聞き、母と2人で避難した。

 住宅の鍵を受け取りに訪れた市役所でアルバイトの募集を知り応募し、市民課に配属になった。この日の仕事は転出届や転入届の仕分けと記録。真新しい事務服に袖を通し「生活資金が必要だったのでとにかく早く仕事を始めたかった。久々に働いたので楽しい」と笑顔を見せた。

 吹田市は現在も被災者を対象に約10人のアルバイトを募集している。勤務は週5日、午前9時から午後5時半まで。日給7330円。問い合わせは市人事課(06・6384・1400)へ。

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