「震度7で避難長期化」想定し住民ら訓練 京都・大山崎

2017-03-01 11:28:57 | 災 disaster
 京都府大山崎町総合防災訓練が26日、同町円明寺の町体育館をメイン会場に町内各地であった。最大の被害が見込まれる有馬-高槻断層帯が震源の地震を想定し、住民が小中学校などへ避難したり、防災に関する展示ブースを巡ったりして、被害の最小化へ向けて意識を高めた。

 町や府、ライフライン事業者などでつくる町防災会議が催し、住民約250人が参加。訓練は、震度7の地震で最大7千人超が避難し、被害長期化による避難所集約を視野に入れた想定で実施した。

 避難勧告を受け五つの自主防災組織が避難訓練を実施した。町と災害時の協定を結ぶタクシー会社とバス会社が協力。車いすなどの要配慮者を避難所まで移送し、被災1カ月後も一部で避難が続く想定で、各避難所から集約先の町体育館へ住民たちを一斉に運んだ。

 町体育館には、被災時の電気やガスの対応を説明するブースや、災害用伝言ダイヤルの使い方を紹介するコーナーなどが並んだ。関西大の城下英行准教授が防災教育をテーマにした講演した。初めて参加した脇本翠里さん(33)=同町大山崎=は「子ども3人を連れて車なしで避難できるだろうか。家の耐震対策も考えていかないと」と話した。【 2017年02月27日 10時25分 】






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