認知症を地域全体で考え、患者を見守っていく方策を探る乙訓地域包括ケアシンポジウムが25日、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館であった。「みんなが共生できる地域を~若年性認知症の方の想(おも)いを聞く」と題し、患者と家族、大学生らが講演した。
乙訓医師会などが催し、医療や福祉関係者をはじめ、住民ら約300人が聞き入った。
4年前に認知症と診断された杉野文篤さん(63)=京都市伏見区=は、日々の過ごし方に悩んでいた時、妻の由美子さん(61)の誘いがきっかけで他の患者や家族と出会って心が楽になり、テニスや卓球に夢中になって前向きになれたことなどを紹介。由美子さんは「ちょっとした心遣いをしてもらえたら本人も一歩を踏み出しやすい」といい、文篤さんは「患者は何もできないというレッテルを貼らないで。支援があれば、それなりのことはできる」と訴えた。
京都文教大3年の森本椋子さん(22)は、授業の一環で患者や家族と交流を重ねた経験を踏まえ「『認知症の人』ではなく『認知症を持つ人』が正しい認識と感じた。患者の個性を尊重して向き合うことが大切と学んだ」と強調した。また、いわくら病院(左京区)精神科医師の井上和洋さん(40)は、若年性認知症の定義や症状などについて話した。
【 2017年02月26日 10時51分 】
乙訓医師会などが催し、医療や福祉関係者をはじめ、住民ら約300人が聞き入った。
4年前に認知症と診断された杉野文篤さん(63)=京都市伏見区=は、日々の過ごし方に悩んでいた時、妻の由美子さん(61)の誘いがきっかけで他の患者や家族と出会って心が楽になり、テニスや卓球に夢中になって前向きになれたことなどを紹介。由美子さんは「ちょっとした心遣いをしてもらえたら本人も一歩を踏み出しやすい」といい、文篤さんは「患者は何もできないというレッテルを貼らないで。支援があれば、それなりのことはできる」と訴えた。
京都文教大3年の森本椋子さん(22)は、授業の一環で患者や家族と交流を重ねた経験を踏まえ「『認知症の人』ではなく『認知症を持つ人』が正しい認識と感じた。患者の個性を尊重して向き合うことが大切と学んだ」と強調した。また、いわくら病院(左京区)精神科医師の井上和洋さん(40)は、若年性認知症の定義や症状などについて話した。
【 2017年02月26日 10時51分 】
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