歌人・辰巳泰子の公式ブログ

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九月一日

2015-09-01 15:06:43 | 日常
何日か前、涼しい、曇り日の夕方でした。

歩きながら、二車線を隔てた草むらのなかに、ふと目をやると、愛猫がいました。
わたしを、じっと、見つめていました。

それは、彼女によく似た猫がいたという意味ではなくて、
そのものの魂が、どこにいても、わたしを、じっと見つめているというふうで、いとおしさに、胸が苦しくなりました。

彼女の容態のわるくなったのが、去年の今頃でした。

今年は、蚊遣り火を焚こうとすると、ひょっとすると、こんなふうな煙すら、彼女には酷い苦痛だったのではないかって。
それで、焚けなくて、蚊にやられっぱなしです。
もう、彼女は、いないのに。

夏の疲れもあって、彼女のことを思い出しては、ぼうっとしてね。




でもね、でもね。

すごいんです。

魂宿りした、桔梗の鉢をみたら、けさ、切り戻したあとの茎に、返り咲きのつぼみが、ついていました。
新芽も、出てる!
すでに、三つ伸びたのに加えて、二つも、新しいのが土から。

派手に切り戻したから、見ためが、よくないの。
素敵になるの、わかっているから、素敵になったら、写真に撮るね。
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