歌人・辰巳泰子の公式ブログ

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たましい

2015-03-21 23:35:32 | 日常
三月某日。
アメリカンブルーの、足をひっかけ偶然こかした鉢の中から、コガネムシの幼虫が見つかり、根っこをずいぶんかじられていました。その鉢だけ、コンディションがよくないので、気にはなっていたんです。ほかの鉢も心配。


三月某日。
アメリカンブルーとともに冬越しし、土中に孵化したコガネムシ2齢幼虫による食害の洗礼を受け、ベランダガーデニングは、次なるステージに入ったと思いました。不思議なんです、偶然のできごと。きのう、鉢をこかさなかったら、アメリカンブルーが三つとも全滅するまで、気がつかなかったかもしれない。コロボックルのお知らせみたい。

アメリカンブルーの鉢は、幼虫発見のやつを処分。一度にたくさん産み付けたでしょうし、これから孵化する卵が、あったらイヤやもん。急ぎ、残り二つもひっくり返し、無事そうなら、新しい土を足して鉢上げ。殺虫剤は、なるべく撒きたくない、、でも、残りの鉢にも発生してたら、しょうがないです。一応、買っとく!


三月某日。
やっぱ、殺虫剤はやめよう! 


三月某日。
コガネムシのことを調べていました。結論! 殺虫剤の使用は、避けられない。

というのは、いつ産卵されたか逆算すると、10月、植え替える前のプランターにすでに、産みつけられていたはずで、すると、他の二つの鉢も、そこから移植したわけだから、十中八九、卵持ち。いまは元気に見えるだけで、卵がかえったら、食害にあうまで秒読み。一刻を争う。 

うわぁぁぁ、、、んんん


三月某日。
わたしね、じつは、卵を産みつけたやつを、知ってる。というのは、黒いけど、コガネムシの仲間かな~ってのが、秋頃、ベランダに来てて、すっかり弱っているのに、手すりにしがみついて、離れない。払っても、払っても、手すりにしがみつく。セミなら、うち払えば、死にかけてても飛び立ちますよ。不審に思ったけれど、そのとき、コガネムシのこと何も、知りませんでした。

きょう調べて、わかったのです。卵を産みつけた成虫は、死の間際、産みつけたその場所を、離れようとしないんですって。だから、死にかけたコガネにあえば、すぐ近くに卵を産んでる、って。 

虫には虫の魂が、あるんやね。


(公式ページの日記「ライブと創作のためのノート」より転載)


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