遅延遅滞のお詫び

皆さんへ。

母が亡くなりました。今月で、月鞠の会からの借入金を清算するはずでしたが、もう、そっくり、旅費と香典代になってしまうのと、月鞠の発行が、月末になってしまいます。同時にきている原稿のご依頼３本も、じゃっかん遅れがちとなりそうです。 その場合、個別にご連絡をさせていただきます。

母は、自宅で、不調から小康を得、就寝中の12日未明、息を引き取ったようです。ちょうどその頃、わたしは、月鞠の編集作業をしていて、こころに、遠く離れた母の声を、聴きました。自分の気持ちではないような感情が、流れこんでき、母になったように、いろんなことがわかりました。ずっと、呼吸が苦しかったようでした。もう、疲れちゃった。もう一度くるしいのはイヤだと言いました。そして、あんたは、がんばるよねぇ、あんたは、本当にいつも、がんばる子だった、見ていて怖くなるほど、がんばる子だったよねぇ、と。生前、よく、口にしていたように、言いました。

そういえば、通夜のきょうは、母の母、丹波のおばあちゃんの命日でした。お迎えがきたのかも、わかりませんね。告別式と、息子の誕生日が重なってしまい、息子がちょっと、かわいそうな感じですが。

母が、呼吸器の病気で倒れる年の、わたしの誕生日に、興奮した様子で、電話をかけてきたのを、覚えています。2012年の1月10日でした。わたしが、丹波のおばあちゃんになって、赤ん坊の頃の母を、抱いている夢だったそうです。

母が、上京したのは、その年の９月でした。異変を感じ、母と街中を歩くのは、これが最後になるだろうと、駅へと向かう背中を見送りました。すぐ、きょうだいに異変を知らせましたが、実際、12月に母は倒れて、その後、父の献身介護によって、ここまでながらえたのでした。

また、妹が、老老介護の後見を、してくれていたようでした。

勝手なことばかり、書き連ねました。

さらなる遅滞、遅延、なにとぞ、ご容赦ください。


辰巳泰子拝