現在開催している博物館企画展「炭坑と学校」では、九州大学大学文書館から展示資料をご出品いただいております。(九州大学大学文書館HP)
九州帝国大学工学部採鉱学科などでは、高等教育機関として、後に管理者や経営者となる多くの炭坑技術者を輩出しています。
現在も残る旧工学部本館(昭和5年竣工)は、地上3階地下1階の校舎で、城塞のような重厚な外観がシンボリックで、内部には意匠に凝った会議室や大講義室が残されています。
九州大学の代表的建築物であり、初期の鉄筋コンクリート造の建物として全国的にも貴重であるため、旧本部事務室棟・本部建築課棟・門衛所とともに、国登録文化財として保存されています。
企画展では、炭坑技術者の卵として、多くの学生が学び、巣立った、工学部本館新築設計図(複製)や実習報告を展示していますので、ぜひ、ご鑑賞ください。
*写真は、旧九州帝国大学工学部本館
田川市市制80周年記念・令和5年度田川市石炭・歴史博物館 秋季 山本作兵衛コレクション原画企画展
「炭坑と学校〜もう一度会いたい、あの日の思い出〜」
会期:2023年10月24日(火)〜11月19日(日)(会期中の休館日:10/30・11/6・11/13)
田川市HP:企画展「炭坑と学校」