梅之木遺跡は、約5000年前の縄文時代中期の環状集落跡
住居跡150軒ほどからなる居住域にくわえ、隣接する湯沢川沿いの生活痕跡
居住域から湯沢川へ通じる「縄文の道」が発見されています
金生遺跡は、縄文時代後期から晩期終末にかけての集落跡です。
いくつもの石棺墓を中心にして構成される石造りの祭祀場が特徴
金生遺跡の晩期の住居跡は竪穴がない構造で、土壁構造の住居が復元されています
朝、訪ねましたら、この土壁住居でテントと床に一晩過ごしたという家族がいらっしゃいました
2歳くらいの女の子と30歳くらいのご夫婦
ちょっとビックリ、でも子供は意外と機嫌よかったとか
遺跡の風景や天の川、北斗七星を撮影するのが好きで、函館から撮影に来たと話すと
真っ暗な建物の中は、日常の感性とは違う気持ちになれると話していました
天神遺跡は、田んぼに変わっていましたが、ちょうど富士山があります
山梨県立考古学博物館では、人形土器
独特のポーズのデフォルメ
人形の背景の区切り方、縦線、横線、網目の使い方が気になります
縦型、菱形、アーチ構造と見る方角でデザインが変わります
北杜市考古資料館の土器も
向きによって、進むデザインと受けるデザイン
多様な土器に人の出産や命を現わしているようです
井戸尻考古館には、神像筒型土器
神が森羅万象をかかえているようにも見えます
井戸尻考古館では三内丸山遺跡でも飛んでいたウスバシロチョウが止まってくれ
ウスバシロといってもシロチョウではなく
アゲハ科の中でもやや特殊な北方系のグループで、属名「パルナシウス」
高山蝶の仲間です
そんな多様性のある土器も弥生時代には、シンプルな構造に変わり
磨製石剣、波状の剣、銅鏡、古墳の時代に移行するようです
諏訪考古学博物館でも撮影してしまったのですが、途中、撮影は遠慮くださいと書かれ
掲載は遠慮します
ただ、その移り変わりを見て
祈りに使われる三種の神器の変わりに縄文土器の模様が現わしているような気がしました
博物館の向かいにある諏訪神社を訪ねると、オナガアゲハが手水の前で舞ってたので
手を清めようと近づくと止ってくれました