御誓文は、明治天皇の勅命によって、儀式前日に天皇の書道指南役であった有栖川宮幟仁親王の手で正本が揮毫された。翌日、京都御所の正殿である紫宸殿にしつらえられた祭壇の前で、「天神地祇御誓祭」と称する儀式が執り行われた。御誓文の内容は、三条実美が神前で読み上げる形式で示された。
広く会議を興し、万機公論に決すべし。
上下心を一にして、さかんに経綸を行うべし
官武一途庶民にいたるまで、おのおのその志を遂げ、人心をして倦まざらしめんことを要す
旧来の陋習を破り、天地の公道に基づくべし
智識を世界に求め、大いに皇基を振起すべし
明治天皇がかくあらんと玉串を捧げて天神地祇を祀った
天神地祇 ( 天津神 国津神 )に願いを捧げた
王政復古の理念
武力による覇権から守ることば
それは経済による覇権から守ることばとしても
息づかないだろうか
昨今の幕末維新の大河ドラマ
個人の真偽別としたエピソードの意外性に走るのを見ると
五箇条の御誓文にこそ今に通底するものを感じます
天地の軌道に基づいた生き方とは何か
智識を世界そしていにしえからの歴史に広めると
永い永い有史以前の天神地祇の世界が見てくるようです
明治新政府は大政奉還後の発足当初から「公議」を標榜し、その具体的方策としての国是を模索していたが、五箇条は仕上がらず放置されていた
その五箇条を仕上げた木戸 孝允
木戸 孝允は幕府軍に散った中島三郎助に造船技術を学び
中島三郎助の散った函館を訪れ慟哭して泣いた
覇権を守るには造船の技術を習得することにあり
幕府、明治政府とは別の次元にある
幕末維新の誠とは何か
維新の時から今においても誠とは何かと問われているように感じます
中島三郎助の名はその散った函館の地に中島町として残っております
その函館、今年は記録にないほどの大雪
雪の多い土地は作物の恵み豊かに育つといわれますが
雪かきに追われ体力を消耗しております
出居清太郎氏は函館は龍の口という言葉をのこしております