皆既月食を撮影
石倉の砂浜から駒が岳の上に欠けた月
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赤銅色から銅のことが気になり青銅を検索すると
青銅器時代の青銅製の刀剣は黄金色程度の色彩の青銅
中世・近世の銅鏡はもろい白銀色の青銅ではなく強靭な赤銅色の青銅
水銀で磨いたうえでアマルガムを生成させ、鏡面とする方法が主体
弥生時代の国産鏡には錫の含有量を下げて黄金色に鋳造し
太陽を模したのではないかと考えられるものがある
主に利用されていた道具の材料によって石器時代、青銅器時代、鉄器時代と3つに区分する考え方
青銅器時代は多くの文明において国家形成の開始された時期に当たり、世界最古の文字が発明されたのもこの時期
銅は柔らかくて道具として使えないが、スズを混合することで銅より硬くなり、研磨や圧延などの加工ができる
赤銅色はその多彩な色のなかで、強靭な鋼を求める色
月は心の底を結ぶ陰の象徴
皆既月食の赤銅色は
心の底を強靭に練ることを求めてはいないか
昨日、青銅色のニホンカワトンボを撮影できました
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残念ながら柔らかく飛ぶ姿は撮影できませんでしたが
雄の茶色の羽が飛んでいるところは柔らかい銅の色に見えました
柔らかく柔軟に練る思考を連想する皆既月食でした