図形曼荼羅好きな方 (^O^)/

ラピスラズリの蒼とトルコブルーの重なりに魅かれます。色と形は何かを現わすような気がします。

武井の島

2020-01-25 14:32:18 | 日記


函館郊外の武井の島(むいのしま)と同じ字を書く古武井(こぶい)の地域には


縄文早期から縄文後期、続縄文、擦紋時代と長きにわたり人が暮らした遺跡があります


昨年、武井の島がある戸井町の貝塚が12月函館市文化財に指定され 


函館博物館において23日から6月14日まで戸井貝塚展が行われています


骨格器、貝製品による採取で現代と同じような食生活をしている








津軽海峡の向かいは大澗、戸井のマグロも高級品として扱われるようになってきたようです






戸井町と函館市街の間には志海苔館跡


和人の不合理な要求にアイヌが蜂起しコシャマインの乱の起った場所


志海苔館跡の近くからは日本で最多の古銭


唐、南宋、北宋、明の時代の古銭が大量に見つかり


古くより中国までの広域と交易していたようです


アイヌの不満を募らせる売り買いがあったことを示すものなのか


現在でも道南の干しナマコは中国で高額で取引されるそうです







戸井の漁師に信仰される丸山龍神様が、5キロほど山の中に有ります


豊魚を祈願し、海での見立てとされた丸山


十年ほど前はじめて丸山龍神様を訪ねた時


青年が白装束で太古を鳴らし祠の前で祝詞をあげていました


母親が熱心に信仰していたと


そんな祝詞の中、誰もいないはずの山に家族の遊ぶ声


色々不思議な体験を何度かしました


その丸山の龍穴に入り武井の島から龍神様が飛ぶと


丸山龍神を祀る方から聞いたことがあります






戸井貝塚の発掘される青龍刀


現代の漁師の生活と縄文の漁師の違いは


海山川に神の息吹を観じることではないだろうか




武井の島の夕陽にそんな想いが浮かびます











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大寒 体観

2020-01-19 22:01:57 | 日記


大寒を迎えますが

穏やかな天気が続きます


アース・カタストロフ・レビューでは


北極は20度高く、ロシア・カザフスタンは20度低い




・pogodaonline.ru



イランの砂漠地帯に1月9日から3日間で一年間ぶんの雨量による洪水





・irannewsupdate.com


1月10日には、中東の砂漠地帯であるサウジアラビアやエジプト、そして、レバノンなどで大雪




・twitter
投稿者のひとりは、
「この地域に雪が降ったのは、私の人生で初めてのことです」



史上最悪のオーストラリア森林火災





ABC Emergency




世界中の状況を知ろうとすると識ることができる良い時代


眼先の延転ではなく悠久の視点も持ちたいものです



南磁極は移動せず、北磁極カナダからロシアに移動することを加速していうるようです



北磁極の移動と伴に、寒気の極点、暖気の極点が地図の極点より移動していると見ると符号しないだろうか



北磁極の移動をいにしへの人であれば何を想うだろう




地底内部の流れの変化があり、天の向きも変わる



穏やかな天気 戸井貝塚の見える島 渦巻く雲のなか陽の光に何かの流転があるような











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磨製石器

2020-01-11 14:36:02 | 日記




令和の時代に、明治、大正、戦前産まれの人の違いを想います


戦後の物質優先の思考とは違う眼に見えぬものを大切にする思考


バブル以降新人類、ゆとり世代、さとり世代と目まぐるしく価値観の変化?


明治には欧米に対抗するための志


鎌倉から江戸時代は武士の志


平安時代にはもう末法思想


武力、権力により千年かけて末法の仕上げ


万葉集に詠われるやまとの伝統は ことたまのさきはふ国


やまとの国では正法の時代 ことばに祈りを捧げた


縄文時代の石刀、青龍刀を見ているとそんな連想が湧きます






石を磨くように霊性を磨く


そんな思考が一万年続いた


末法思想の原点インド循環論からすると



感性を磨く視点が次の視点なのか





取り違えかもしれませんが、畑を耕すことに人生を駆けた形







波に乗ることに人生を駆けた形










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非対称な縄文土器模様

2020-01-05 15:02:05 | 日記




縄文中期の函館近郊の畑ぞいのサイベザワ遺跡より発掘
市立函館博物館アーカイブ



縄文中期になると複雑なデザインに変化します


なぜ上部の楔型が微妙に違うのか


なぜ網目模様の形状がこの形なのか


下部の網目は縄文早期と同じように縄文の波が使われています


火焔土器や中部地方の下部に縄文を使わない土器はより抽象化されたデザイン


そのパターンの複雑性と凹凸連結の有無に驚きます


まるで八百万の神それぞれを描くような多様性


ただ、なぜその形なのかという視点で縄文早期の模様様式を見ると






函館空港縄文早期遺跡の資料ですが、その豊かさのに驚きます



同じ図形の連続、区切りを付ける図形の挿入、対に成る図形の連続


右側上から3番目の模様形式は線の交叉が3本と2本


偶然かもしれませんが


模様は様々な移り変わりを象徴しているようにも思えます








対称的デザイン アラベスク







タージマハル
ウィキペディアより



植物をあるがまま描写するのではなく


植物のリズムや成長のエッセンスを視覚的に抽出し元型として象られる


そのイスラムデザインにおいて渦巻きは


生命およびそのサイクル


天地創造の膨張と収縮のプロセスを象る




イスラム芸術のなかで非対称な形 


クルアーン カリグラフィー


クルアーン(コーラン)は「詠まれるもの」を意味する













ウィキペディアより


イブン・ムクラ(940年没)が生み出した文字バランス配分システム草書体




幾何学的視点から、円やその直径、文字の大きさとその比率を考慮して形が定められる


クルアーンの神秘を伝える形









縄文土器模様は祭儀のための詠むものと思うと


何か違うイメージが湧いてきそうです




海山川に自然の神を見た人は何を詠ったのだろう









縄文前期 函館の海に面した椴法華より発掘
市立函館博物館アーカイブ




今日の夜明け前の星空 日の出前の空



























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