有珠山は、昔からアイヌの人たちからアシタヌプリ(生きている山、動く山という意味)と呼ばれ、今までに数々の不思議な火山活動をしています。
実際にここ百年の間に動いています。
昭和新山は、有珠山のマグマが火口に進めず弱い部分に噴出した熔岩塔火山。
昭和新山の火山活動は、国民の眼のすべてが戦争に向けさせられている昭和年18年12月28日に起こりました。
ちょうどミッドウェイ海戦に日本海軍が破れ、大東亜圏が崩れて行く時。
すべてにおいて軍事優先に進む中
大地に魅かれ、自然の神秘 昭和新山を慈しみ分析を続けた郵便局長がいました。
MIMATSU DAIAGRAM と呼ばれる無名のアマチュアの観測資料
昭和23年ノルウェーのオスロで開催された「万国火山会議」において、貴重な資料として認められました。
戦時中の測量機器のない中、テグスを建物の間に張り、アゴを固定する場所を作り、一定の物を一定の角度で定点観測する。
すばやいスケッチによる観測です。
地震の回数と強さを豆の種類を変えて容器に入れ測定する。
地割れ、隆起、噴煙立つ熔岩塔を実際に歩き克明に記録しています。
戦況の悪化している中、火山の誕生を敗戦の不吉な前触れとして考える軍人により
昭和新山の報道は一切禁止され、立ち入りも禁じられています。
それでも健脚を生かし、ゲリラ戦のように調査を続け要注意人物になっています。
さらに行詰まると、東北大学の火山学者から資源調査のお墨付きをもらい自由に調査しています。
その記録によりますと昭和19年の6月から10月まで火山爆発が集中しており
この時期は中国、サイパン、ガム、マリアナ、ビルマ、フィリピンで戦況が悪化
多くの命が失われています。
熔岩塔の一番成長した時期は昭和20年3月から4月
この時期は東京大空襲が始まり一夜にして10万人もの市民の命が失われ、
低高度による夜間無差別爆撃で焼夷弾攻撃が行われるようになった。
昭和新山は噴煙による化学反応で錦色となり成長したと記録されています。
昭和新山の隆起は9月まで続きますが、火山活動は終戦とともに沈静化しています。
人の行いとともに、大地の想いを現わしている。
郵便局長の三松正夫氏は、電信電線の修理、国債の販売他、多様な業務を
局員、奥さんの協力の元で10の能力のところ
仕事7火山7を実行したと述懐しています。
自然の神秘にふれて、三松正夫氏は
今見ている山や川、そして海などの自然は、自分たちの知らない大昔からあり、変わらないもの、動かないものと思いがちではないでしょうか。
自然のながいながい生命にくらべると、人間の一生などは、ほんの一瞬にすぎません。
ですから多くの人の場合、自然も刻々と変化しているということを、ほとんど気付かずにいるのです。
二度の火山を身近に接してきた方の言葉は
「地球は生きている」
自分が生活しているこの大地、この自然の神秘、不思議さに心をひかれ
皆さんのまわりにある未知のなにかに疑問と研究心がやどり、
自然を愛するということの意義に気付いてください。
そう書かかれています。
昭和新山を別な視点より感じた方がいます。
昭和新山を教科書として絶対将来も戦争してはいかん
捧誠会を作った出居清太郎氏
私には同じようなことを感じられるかなと思い、
捧誠会の方と話ましたが今一つ話がかみ合いませんでした。
出居清太郎氏は昭和58年に亡くなられていますのでお話は聞くことができません。
2日の夜 朝の昭和新山を拝したいと腰痛を押して出かけ大和温泉に泊まり
早朝の昭和新山の火を拝し、洞爺湖の水を感じて気ました。
なんとなく洞爺湖にはオブジェが似合うと想いました。
三松正夫祈念館が開くには時間があるので樽前山方面に向かい
どうして樽前山の熔岩ドームは平らなのかな?と思いつつ再び昭和新山
記念館では三松正夫氏の著書を書かれている息子の三朗さんと
お会いすることができました。
色々なエピソードを聞くことができました。
変人、火山きちがいという周りの声を気にすることなく
火山を愛していたのだと
生活は苦しくても大学教授、学生をもてなし
昭和新山を硫黄の採掘から守るため
親からの土地を売り昭和新山の土地を購入する。
戦争にながされず、温泉の商売にながされず
火山の恵みを愛して生きた。
天地自然の恵み大切にする生き方を感じさせていただきました。
その想いを捧誠会の方に伝えようと思いましたらうまく伝わらず
腰痛症が極度に悪化、駐車場から職場まで歩くのがやっとの状況に陥りました
今は薬と足つぼを押して回復しつつあります。
これは火と水をもう一度練り直せということか?
ひふみ神示 第10巻 水の巻
第一帖 (二七五)
三 (みず)の巻 書き知らすぞ。見渡す限り雲もなく富士は晴れたり、日本晴れ、海は晴れたり、日本晴れ、港々に日の丸の旗 翻(ひるがえ)る神の国。それ迄に云ふに云はれんことあるなれど、頑張りて下されよ。道も無くなるぞ。てん詞様おろがみてくれよ。てん詞様は神と申して知らしてあろがな、まだ分らんか、地(くに)の神 大切せよと聞かしてあろが、神様にお燈明(あかし)ばかり備へてはまだ足らぬのぞ。お燈明と共に水捧げなならんのざぞ。火と水ぞと申してあろ、神示よく裏の裏まで読みて下されよ、守護神殿 祭りて呉れよ。まつはらねば力現はれぬぞ、守護神殿は拍手四つ打ちておろがめよ、元の生神様には水がどうしてもいるのざぞ、火ばかりでは力出ぬのざぞ、わかりたか、曇りなく空は晴れたり。旧三月十日、三のひつ九 。