「生者必減 会者定離」 命を受けた者は必ず滅び、出会いの有った者は必ず離別すると云う事です。お世話になった両親、愛し合った夫や妻、自分の命の様な子供、恋人や恩師などとも必ず別れる時が来ると云う非情な仏教用語ですが誰も逆らえない事です。
文章とは関係有りませんが「春夏秋冬」さんで フンパツして香炉を買った。
そんな事、判っていると云われますが判っていてもイザとなると心は複雑に成るものです。その縁が永ければ永い程、付き合いが深ければ深いほど心の傷は深いものではないでしょうか。
私の事務所に20年以上、本当に頑張ってくれた番頭さんとも別れが来たようです。自分の子供達よりも時間で云えば遥かに永い付き合いで有り、つながりが深かったがこれも自然の法則、「会者定離」には勝てず、複雑な心境です。日頃は悟った様な事を思っていても悟れ切れないのが我が凡人でした。