アイリス ふれあい農園

野菜作りを楽しみませんか。定年後の第二の人生の癒しに、家族で野菜を育てる楽しみ、土と戯れて野菜作りでストレス発散。

網走刑務所

2012年09月15日 | 日記・エッセイ・コラム

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昔ながらの赤い煉瓦に囲まれた建物が『網走刑務所』です

北海道網走と云うと刑務所が全国的に有名になのは高倉健主役、石井輝男監督のヤクザ映画『網走番外地』シリーズのお陰でしょう。その網走刑務所を訪問しました。

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何故ここが網走番外地かと申しますと網走刑務所の公式住所には番地が無いのです、つまり網走市三眺だけで番地が記載されていない事からこの刑務所は網走番外地となったのでした。刑務所の中には受刑者が約1500人刑に服していますがほとんどの人が関東方面で罪を犯した人だそうです。当然ですが内部は撮影禁止、携帯電話禁止ですので何も見せられません。

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と云う事で網走刑務所の歴史が判る『博物館網走監獄』(公益財団法人 網走監獄保存財団)を見学することになりました。

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網走監獄の施設を移築して博物館として当時の様子を忠実に伝えている施設です。

明治20年ころ二代目北海道庁長官の永山武四郎は欧米視察でロシア帝国がシベリア鉄道を敷き南下をする勢いに脅威を感じ北海道を守る為に網走から旭川に横断道を作り対処しなければ成らないと痛感した。国家予算を切り詰める為、全国から囚人を網走に集め工事に従事させた。そして昼夜極寒を問わず囚人を働かせ8ヶ月で163㌔の道路を完成させたが211名の囚人が命を落とし監守も多く亡くなった。

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白鳥の脱走シーン 写真をクリックして拡大して下さい。

明治時代6回脱獄した五寸釘の寅吉(三重県)は15cmの釘を足で踏み貫いたまま脱走した。又白鳥由栄(青森県)は4回脱走し「脱獄摩」と呼ばれたそうです。あまり脱獄するので白鳥専用の手錠や足錠を付けたがスルリと抜け出す。監視用の子窓を揺すり釘を緩める、釘に味噌汁を掛けて錆びさせ切断する、小さな窓から出る為に肩の骨を自分で外し、出てから自分で肩を入れる。燈火管制の時、写真の様に天井に登り窓を頭で割り脱走する等尋常では無かった様です。脱走して警察官に職務質問された時、白鳥は「タバコをくれないか」と警官に云うと警官は一本しか無いタバコを半分に切て白鳥に吸わせた。白鳥はこの警官の振舞いに「俺は白鳥だ、警察に俺を突き出しお前の手柄にしよ」と云ったそうです。その後白鳥は刑務所で模範囚人と成り昭和36年釈放、その後は罪の愚かさを人に説いて余生をおくったそうです。 極悪な人間も愛情によって仏に変われるのだ。

 

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北海道はデッカイぞー

2012年09月15日 | インポート

12、13、14日は北海道へ行ってきました。この歳になって初めての北海道・・・・・先ずは中部国際空港から女満別(オマンベツ)空港へ約二時間弱の空の旅。空港から網走へバスで移動ですが始めて見る北海道にキョロキョロです。

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原野を開拓団が開墾したのでしょう、この道16km曲がる事なく真っ直ぐです。道の両側には

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ビート(砂糖の原料になる)やジャガイモ、玉ねぎ、ニンジン、キャベツ等の耕作畑が地平線まで続く。一戸当たりの作付面積は10~30ha、それ以上の作付も有るとのことです。家族労働だけでは間に合わず人材派遣で人出をまかなうそうです、北海道も農家の後継者が少なくなり大変だそうです。

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この機械でジャガイモを掘るそうです、トラックにはジャガイモが一杯です、日本の70%は北海道産だそうです。外国製の大形トラックターは3000万円を越えるそうでこれも大変な出費です。

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この写真は大変貴重な写真です

その後網走へ出て、森重久弥ですっかり有名になった知床半島に向かう。知床半島の展望台から北東を見ると、何と『国後島』が遠方(約20km先)に見えるではありませんか。ガイドさんの説明ではこの季節殆んど見る事は不可能だそうです。ガイドさん曰く、ロシアの監視船と日本の巡視船が国境を挟んで並走する姿を見る事も有るとのこと、緊迫ですね。

オホーツク海では北方領土問題でロシアと対立、日本海では島根県の竹島で韓国と対立、南の果てでは尖閣諸島で中国と対立。何でも有りの国際外交、実効支配を続けることが国有化の条件だ、尖閣諸島には今日も中国の船が6隻も来ている、民主化の遅れた中国には常識は通じない。

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今日のオホーツクの海は大変穏やかです。しかし冬になると-16℃がこの地方の平均気温で、この海は一面流氷で埋め尽くされる真っ白に変身するのです。それにしても今回の北海道は地元の人も驚く30℃の気温に涼しさを求めていた私は期待外れでした。

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本当に暑いです。と云う事で流氷館に行って今年2月にオホーツク海で取れた流氷を見て触る事にしました。部屋の温度は-18℃です、涼しい~痛い感じの一瞬を体感できた。

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