天皇陛下の靖国神社御親拝を希望する会会長

日本人の歴史認識は間違っています。皇紀2675年こんなに続いた国は世界の何処を探しても日本しかありません。

安倍談話デレカターズカット版

2016-08-05 14:13:42 | 政治


圧倒的な技術優位を背景に、植民地支配の波は、十九世紀、アジアにも押し寄せました。
その危機感が、日本にとって、近代化の原動力となったことは、間違いありません。

アジアで最初に立憲政治を打ち立て、独立を守り抜きました。日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました。

 世界を巻き込んだ第一次世界大戦を経て、民族自決の動きが広がり、それまでの植民地化にブレーキがかかりました。
この戦争は、一千万人もの戦死者を出す、悲惨な戦争でありました。人々は「平和」を強く願い、国際連盟を創設し、不戦条約を生み出しました。

戦争自体を違法化する、新たな国際社会の潮流が生まれました。

 
当初は、日本も足並みを揃えました。しかし、世界恐慌が発生し、欧米諸国が、植民地経済を巻き込んだ、経済のブロック化を進めると、日本経済は大きな打撃を受けました。その中で日本は、孤立感を深め、外交的、経済的な行き詰まりを、力の行使によって解決しようと試みました。国内の政治システムは、その歯止めたりえなかった。こうして、日本は、世界の大勢を見失っていきました。

 満州事変、そして国際連盟からの脱退。日本は、次第に、国際社会が壮絶な犠牲の上に築こうとした「新しい国際秩序」への「挑戦者」となっていった。進むべき針路を誤り、戦争への道を進んで行きました。

 そして七十年前。日本は、敗戦しました。

 戦後七十年にあたり、国内外に斃れたすべての人々の命の前に、深く頭を垂れ、痛惜の念を表すとともに、永劫の、哀悼の誠を捧げます。


 先の大戦では、三百万余の同胞の命が失われました。祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら、戦陣に散った方々。終戦後、酷寒の、あるいは灼熱の、遠い異郷の地にあって、飢えや病に苦しみ、亡くなられた方々。広島や長崎での原爆投下、東京をはじめ各都市での爆撃、沖縄における地上戦などによって、たくさんの市井の人々が、無残にも犠牲となりました。


 戦火を交えた国々でも、将来ある若者たちの命が、数知れず失われました。中国、東南アジア、太平洋の島々など、戦場となった地域では、戦闘のみならず、食糧難などにより、多くの無辜の民が苦しみ、犠牲となりました。戦場の陰には、深く名誉と尊厳を傷つけられた女性たちがいたことも、忘れてはなりません。

 何の罪もない人々に、計り知れない損害と苦痛を、我が国が与えた事実。歴史とは実に取り返しのつかない、苛烈なものです。一人ひとりに、それぞれの人生があり、夢があり、愛する家族があった。この当然の事実をかみしめる時、今なお、言葉を失い、ただただ、断腸の念を禁じ得ません。

 これほどまでの尊い犠牲の上に、現在の平和がある。これが、戦後日本の原点であります。

 二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。

 事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない。

植民地支配から永遠に訣別し、すべての民族の自決の権利が尊重される世界にしなければならない。

 先の大戦への深い悔悟の念と共に、我が国は、そう誓いました。

自由で民主的な国を創り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら不戦の誓いを堅持してまいりました。七十年間に及ぶ平和国家としての歩みに、私たちは、静かな誇りを抱きながら、この不動の方針を、これからも貫いてまいります。

 戦後、六百万人を超える引揚者が、アジア太平洋の各地から無事帰還でき、日本再建の原動力となった事実を。中国に置き去りにされた三千人近い日本人の子どもたちが、無事成長し、再び祖国の土を踏むことができた事実を。米国や英国、オランダ、豪州などの元捕虜の皆さんが、長年にわたり、日本を訪れ、互いの戦死者のために慰霊を続けてくれている事実を。

 日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。

 しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。謙虚な気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。

 核兵器の不拡散と究極の廃絶を目指し、国際社会でその責任を果たしてまいります。

私たちは、経済のブロック化が紛争の芽を育てた過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、我が国は、いかなる国の恣意にも左右されない、自由で、公正で、開かれた国際経済システムを発展させ、途上国支援を強化し、世界の更なる繁栄を牽引してまいります。繁栄こそ、平和の礎です。暴力の温床ともなる貧困に立ち向かい、世界のあらゆる人々に、医療と教育、自立の機会を提供するため、一層、力を尽くしてまいります。

 私たちは、国際秩序への挑戦者となってしまった過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、我が国は、自由、民主主義、人権といった基本的価値を揺るぎないものとして堅持し、その価値を共有する国々と手を携えて、「積極的平和主義」の旗を高く掲げ、世界の平和と繁栄にこれまで以上に貢献してまいります。

 終戦八十年、九十年、さらには百年に向けて、そのような日本を、国民の皆様と共に創り上げていく。その決意であります。

 平成二十七年八月十四日

 内閣総理大臣 安倍晋三

稲田朋美防衛大臣 デマ崎雅弘

2016-08-05 12:11:52 | 時事




『新書『日本会議』でも触れたように、昨年の安倍首相の「戦後70年談話」は、侵略という言葉は入っているが「誰が」それをしたかという主語が無い。日本会議の田久保忠衛会長は、この「主語が無い」という手法を高く評価している。先の戦争で日本が東南アジアに侵略した事実を、巧妙に誤魔化している。』




『稲田新防衛相は、侵略の問題について「侵略か侵略でないかは『評価』の問題であって、一概には言えない」「昨年総理が出した戦後70年談話が政府の見解」と逃げているが、戦後70年談話自体、肝心な点をぼかしているのだから何の説明にもなっていない。明言を避ける態度が彼らの真意を物語っている。』

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デマ崎氏は上記のように「侵略」の主語を明記しない安倍談話を日本会議が評価していること、神道政治連盟の趣旨に賛同する国会議員をもって組織するとされる神道政治連盟国会議員懇談会を目の敵にしている。

この会は自身の信仰について問われることはなく、神道の布教は目的としていない。
現在の会長は安倍総理だ。第3次安倍内閣では、閣僚20人のうち19人が神道政治連盟議員懇談会の会員だとされる。

つまり左翼が戦後70年かけて築き上げてきた反軍国主義、反日本軍、反靖国神社という戦後レジーム、そこから脱却するべく成立した安倍政権と自民党の党是でもある憲法改正を阻止したいとの稚拙なイデオロギーが滲み出ている。

安倍談話の『事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない』を見ても判るように「侵略」の主語だけを探そうとする行為こそが「一方的に日本軍だけに戦争責任を突きつける行為」に他ならず、彼にとっては「日本軍が侵略行為をした」との確証は今後も日本政府にその責任を問い続ける格好の糧となり得るからだ。

戦後政治は70年以上も日本人に独善的ナショナリズムを自粛し続けた。その結果が日本のこころを大切にする党で判るように健全なナショナリズムさえも絶滅寸前まで来ている。

然しながら健全なナショナリズムとは何か、それが日本会議や神道政治連盟に脈々と受け継がれて日本人のアイデンティティを守り続けている。

日本メディアは稲田防相の8月15日靖国参拝に「歴史問題については癒しと和解の姿勢で対応すべきだ」と牽制した、と報じたが、牽制との解釈はメディアの反靖国と東京裁判史観から齎されるものであり、稲田防相を"ネオナチ""極右"と宣伝することからも国家による靖国参拝を日本人として阻害する癌細胞に他ならない。