天皇陛下の靖国神社御親拝を希望する会会長

日本人の歴史認識は間違っています。皇紀2675年こんなに続いた国は世界の何処を探しても日本しかありません。

沖縄タイムスのお言葉

2016-08-17 08:14:35 | 時事
 

天皇陛下の背後に、障子の木枠が映っていた。鉄格子に見える時もあるだろうか。ビデオメッセージからは世襲の運命を受け入れて向き合う意志と、退位もままならない苦悩が伝わった

▼憲法は人権尊重や法の下の平等をうたうが、皇族だけは除外される。昭和天皇の弟、三笠宮さまは1946年、生前退位を認めない現皇室典範の案について「死以外に譲位の道を開かないことは新憲法の『何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない』という精神に反しないか」と問うた

▼天皇制が戦後も存続したのは、マッカーサーが日本占領に利用したからに尽きる。憲法の基本理念との矛盾は放置された。それが今、当事者の訴えとなって噴出した

▼一方で、「生前退位の意向」報道とビデオ公表が実際に政府を動かしたことは見過ごせない。制度の検討が正式に始まる。結果を見れば天皇の政治介入で、これも憲法に反する

▼当初の報道を表向き否定した宮内庁は、違憲性をよく知っていたのだろう。制度を考えるのは私たちだ。この点をうやむやにしては、あしき先例になる

▼戦後が始まった玉音放送からきょうで71年。象徴天皇制は国民の多数に支持され、少数の皇族には巨大な犠牲を強いてきた。無理が生まれている。論点は生前退位だけではない。皇族の人権と国民主権をもっと語りたい。(阿部岳)

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彼の政治的イデオロギーは無視して同じ日本人として象徴天皇制の意義と問題点には同調の余地というよりは「巨大な犠牲を強いてきた」という部分に於いての主張は極めて同等の感想を持った。

続けて彼は論点が皇族の人権と国民主権にまで及ぶ事を望んでおり、結論の部分に於いては否定のしようが無い。

ただ一か所「天皇制が戦後も存続したのは、マッカーサーが日本占領に利用したからに尽きる」の一文だけが彼の歴史観が滲み出ている部分だろう。彼の歴史観にはポツダム宣言を國體の護持を条件に受諾したことが欠落している。

陛下のお言葉は何をどうして欲しいとの願望ではなく、ただ案じておられるのであり、あくまでも政府が何をどうするのかをその責任で決定せねばならない。

皇室典範を改正するのか?特別立法で規定するのか?の二択の議論は其々に問題が生じる。
前者は恒久的に変更する危険、後者は直ちに憲法違反となる危険である。

更に前者は明治22年から一度も改正されておらず
本来変えてはならない物ではないだろうか。
それに比較し後者は一代限りとすることを憲法に明文化するだけで憲法違反と恒久的という二つの危険を回避することが出来る。

日本国憲法第96条は日本国憲法を改正する為の条文であることが判るように、皇室が安定的に続くためには譲位を特別立法で限定的に行うことが、もっとも自然で低リスクなのだ。

しかしながら、譲位だけを明文化したところで根本的な解決にはならない。お言葉でも触れられていた「もがり」と「葬儀の行事」このどちらも宮中祭祀という皇室にとっての伝統が前者は次の天皇、皇室に対して、後者は国民に向けての深い思い遣りなのであり、これに応えることが最も大切であると言える。

8月15日終戦の日に合わせたように、アメリカのバイデン副大統領は「我々が(日本を)核武装させないための日本 国憲法を書いた」と発言 した。

とても偶然とは思えない。真珠湾攻撃をした黄色い猿が残忍な戦いを止めようとしないので原爆を落とし本土の日本人を軍国主義者から守った。という歴史観をも否定するような、国際法違反を吐露してしまったのだ。

象徴天皇とは正に軟禁状態で偽りの戦争責任を押し付けた呪縛ではなかったのか?
そう考えれば宮中祭祀とわずかな公務を行い、国民の安寧だけを祈るご存在にお戻りいただくことも考えなければならない。