天皇陛下の靖国神社御親拝を希望する会会長

日本人の歴史認識は間違っています。皇紀2675年こんなに続いた国は世界の何処を探しても日本しかありません。

靖国神社8.15産経と共同通信の比較

2016-08-25 01:02:09 | 解説

産経新聞---------------------------------8.15

【記者が歩いた靖国 閣僚の参拝を外交問題化する中韓、野党 心穏やかに祈る日はいつ…】

71回目の「終戦の日」を迎えた15日、東京・九段北の靖国神社は、戦後70年という大きな節目だった昨年に比べると、目立った混乱もなく「静かな鎮魂の日」を印象づけた。もっとも、「アジア解放の戦争を美化する神社」といった一部野党などの批判は相変わらず。紋切り型の「周辺各国の懸念」を持ち出すメディアの姿も旧態依然としている。戦後70年を超えてなお、関係者が心穏やかに祈りをささげる環境は整っていない。

 せみしぐれに包まれた蒸し暑い早朝。靖国神社はこの日、例年通り午前6時に開門した。拝殿前には、またたく間に参拝を待つ列ができ、午後7時の閉門まで途切れることはなかった。

 正午になると、参拝者が一斉に立ち止まって戦没者に黙祷をささげ、境内は一瞬の静寂に包まれた。

 「去年は人が多過ぎて途中で引き返したのですが、今年は落ち着いた雰囲気ですね」

 拝殿にたどり着くまで約1時間並んだという川崎市の男性(72)は、こう話して額の汗をぬぐった。

 男性は、昭和19年ごろにフィリピン・ルソン島で戦死した兄を弔うため毎年終戦の日に参拝している。遺骨はまだ戻ってきていないといい、「兄だけでなく、英霊の皆さんに対してお祈りした。彼らは私たちの身代わりになってくれたのだと思う」と淡々と語った。

 境内に目立つのは、やはり高齢の参拝者の姿だ。その半面、デジタルカメラを手にした若者や家族連れも少なくなく、鎮魂の行事が新しい世代にも受け継がれていることを感じさせる。

 政治家の参拝も午前8時ごろから本格化し、自民党の小泉進次郎農林部会長、安倍晋三首相の玉串料を代わりに納めた西村康稔党総裁特別補佐らが次々と姿を見せた。午後には高市早苗総務相、丸川珠代五輪相の2閣僚も参拝した。

 与党議員だけではなく、民進党の長島昭久元防衛副大臣や村岡敏英衆院議員、おおさか維新の会の河野正美衆院議員、日本のこころを大切にする党の中山恭子代表らも訪れ、与野党を超えた鎮魂の日であることを印象づける。

 ただ、参拝を終えた閣僚らには、判で押したような「お約束」の質問がメディアからぶつけられた。

「中国や韓国の反発をどうとらえるか」「政教分離の観点からどう考えるか」

 本来、戦争の犠牲になった同胞に手を合わせることは、国家や体制を超えた共通の作法であるはずだ。

 丸川氏は「国策に殉じて亡くなられた方々をどうお祀りするかには、その国のやり方がある」と語った。高市氏も「世界中の国々が歴史をさかのぼって慰霊のあり方の是非を論じ始めたら大変なことになる。それぞれ、国のために命を落とした方に対して慰霊の気持ちをもって感謝の誠をささげるのは、国民の大切な行為として行われるものだ」と強調した。



共同通信---------------------------------

【特集】8.15靖国神社
交錯する15万の思い

戦後の日本にとってほかのどの日とも違う特別な意味を持つ8月15日の靖国神社。首相や閣僚は参拝するのか、中国、韓国はどう反応するか。主要なメディアの関心はそうした点に集まる。しかしその陰で今年も約15万人が参拝。終戦記念日の靖国神社とその周辺はどんな空気に包まれているのだろうか。

 ▽粛々と

 早い夏の日が昇りせみ時雨が響く午前5時ごろ神門前に人が集まり始めた。午前6時の開門直前にはその数は300人ほどに。毎年必ずこの時間にこの場所に来るという60代の男性は「終戦記念日の参拝がドッと増えたのは小泉純一郎首相の時代。今年は戦後70年だった昨年よりは少なめ」と話した。

 菊のご紋がついた門が開くと人々は粛々と拝殿に進む。ここ数年8月15日の参拝を続ける40代の女性会社員は「一番、参拝する意味のある日だから。開門も見たいし、朝の涼しいうちにと思って」。小学生の子供2人を連れ一家4人で来た埼玉県入間市の自営業男性(30代)は「忘れてはいけない歴史があるから。子供たちにもきちんと伝えたい」と話した。

 早い時間に訪れる人は落ち着いた雰囲気で参拝したいという気持ちが強いようだ。一部にある靖国神社に対する批判的な意見については「自分には関係のないこと。気にしていない」といった声が多かった。

 ▽“政治色”

 2、3時間もして気温も上がってくると境内には“政治色”も漂い始める。国会議員や地方議員ら政治家の参拝が始まるからだ。保守派として通っている議員が現れると居合わせた参拝者から拍手が起こる。

 約70人で集団参拝した超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の尾辻秀久会長(自民党)は記者会見で「どこの国でも国に殉じた方々の慰霊施設にお参りすることは常識。日本に限って(外国から批判的な)反応があるのは不自然」と中国、韓国からの批判をけん制。参道の中ほどで行われた日本会議など主催の「戦歿者追悼中央国民集会」では「憲法改正の早期実現」を訴える声明が読み上げられた。

 終戦記念日とは知らず友人4人連れで中国・重慶から来た観光客は「人が多くて驚いた」と、絶え間なく訪れる人波に圧倒された様子。「第2次大戦では中国と同じように日本でも多くの人が死んだのだろう。ただ日中両国では大戦の評価は全く違うようだ」と言葉を選びながら話した。

 ▽コップ酒

 午後になると独特の空気は神社の外にも広がっていた。大鳥居の250メートルほど先の九段下交差点では保守系2団体のデモと集会が重なり、一時は数百本の日の丸や旭日旗がはためく一幕も。5時ごろには「天皇いらない」「靖国廃止」といった主張を掲げる団体のデモが通過。警備の警官と鉄柵を挟んで怒号が飛び交い殺気だった雰囲気になった。

 たそがれ時になった神社に戻ると、参道脇の売店の腰掛けで仲間同士で酒を酌み交わす姿も。その中に、40代後半の現職自衛官と元自衛官の3人組がいた。現職自衛官は「われわれは国家、国民の生命を守るために厳しい訓練をしている。命令があれば危険があってもそれに従う。その中で何かにすがることが必要な時もあるのです」と参拝する思いを説明した。

 話が進むうち1人が「これどう思う?」と旧日本軍の軍服姿で参拝した人の写真が写ったスマートフォンを取り出した。現職自衛官は「単なる軍服コスプレの自慰行為。でもね、こういう写真だけが世界に伝わり、日本の現実とまったく違うイメージが広がるんですよ」と言い、赤くなった顔でコップ酒を飲み干した。

 日が落ち暗くなった午後7時。神門の方に目をやると閉じられた門にむかって頭を下げている人たちがいた。(共同通信=松村圭)


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【解説】
はじめに二社を選んだ理由ですが、保守的な産経と朝日新聞を比較してみようとしたのですが、朝日ウェブ版は肝心な部分を有料としているので、一般的な共同通信を槍玉にあげるつもりで、出来れば産経アゲ的な独自解説をしたいと思います。

全体的な印象として、【産経】はあまり特別視せず、記者の印象と取材、政治的事実をひとつに纏めた感じで、【共同】は明確に3つの事柄に分けて問題提起で終っているのでどこか釈然としない消化不良感があります。

冒頭【産経】は「静かな鎮魂の日」と言っているように、去年の節目や例年から比較すると静かな印象を受けますが、屋台が立ち並び進むのも困難であった時からの印象は確かに静かな鎮魂の日となったのでしょう。

更に、関係者が心穏やかに祈りをささげる環境は整っていない。と言いながらその方向になりつつある事も表現しているようです。

それに比べ【共同】は特別な日として政治問題化を言いその"陰"で15万人の参拝として注目度を高めています。正直言って【共同】の記事は靖国に行かなくても書けるものであって、実際に行かれたのかが疑問に感じます。

【産経】はインタビューで「身代わり」との遺族感情を強調し、政治的にも議員の言葉を載せ靖国参拝の正統性を当然であると、締め括っています。

一方【共同】は題名を付け分割することによって参拝派と問題派を明確にして、更に政治的には
参拝派が憲法改正の政治利用だと言わんばかりの指摘はその内心に反安倍、反靖国、反政府が見え隠れします。

インタビューも戦没者からは遠い世代に聞き、戦争体験者を意図的に避けているようにも思えます。《コップ酒》では記者自身が中立の立場とでも言いたいのか"独特の空気"と日の丸行進をあげ、反天連と在特会の啀み合いがまるで異常な光景とでも言いたげです。

正論を述べる自衛官の靖国感とコスプレ批判をまるで酔っ払いの戯言のように書いていますが、私はこの自衛官の言葉が一番胸に刺さりました。
時代を違えても、自衛隊と呼び名が変わっても、国を守る心は通じる所があるに違いなく、"何かにすがりたい"との精神は世代や時代を超越したものである事を教えられた気がします。

是非皆さんは産経の記事を参考にして頂き、メディアの靖国は問題施設だとか首相の参拝は問題だ、や中国韓国が問題視していることなど無視をして、自分の思うままに感謝の誠を捧げて下さい。