天皇陛下の靖国神社御親拝を希望する会会長

日本人の歴史認識は間違っています。皇紀2675年こんなに続いた国は世界の何処を探しても日本しかありません。

生前退位有識者会議で安倍批判

2016-09-26 08:40:14 | 時事
生前退位の有識者会議に関して山崎雅弘氏がまたもや安倍首相と日本会議を批判している。




山崎雅弘--------------------------------------
『なぜ専門家ではない方々が選ばれたのか、記事を読んでもよく分からない。==>> (時時刻刻)生前退位論議、「安定」の6氏 有識者メンバー、政府系会議の常連ぞろい


恐らく「専門家ではないから」選ばれたのだろう。

明治期に作られた国家神道に沿う「皇室の伝統と称する何か」と本物の皇室の伝統の違い、歴史的に天皇の生前退位は数多い「伝統」であることを明確に指摘する人がいない。

落とし所をわきまえた人たち。

:「どんな提言になっても、本当の民主主義なら国民投票が必要ではないかと思います」

私もそう思う。

有識者会議と称する不透明なブラックボックス主導で決めるようなやり方は、憲法に明記されている「(天皇の地位は)国民の総意に基づく」という形式にそぐわない。


しかし安倍晋三首相は「国民の声に耳を傾ける」とは絶対に言わない。

安倍晋三首相「期限ありきではなく、静かにまずは、さまざまな方から話を伺っていきたい」(時事)

「期限ありきでない」という表現がなんとなくスルーされているが、本当にそうなのか? 

この問題の期限は突然訪れる、という現実を無視していないか?

天皇の生前退位問題についての安倍晋三首相の「たっぷり時間をかけて」という悠長な態度を見ると、この人は「時間切れ」の到来を待っているのかとも思う。

時間切れになれば、難題から解放される。

日本会議などの政治勢力と今上天皇の板挟みになる境遇から逃れられる。

だから、だらだらと時間をかける。

「荷物を背負うのがしんどくなってきたので、そろそろ下ろしたい。制度の問題について考えてほしい」と、82歳の老人が国民向けに訴えているのに、安倍首相は「期限ありきではなく、ゆっくりと時間をかけて」と、荷物を背負わせたまま問題の引き延ばしを図っている。

恐ろしく非人道的な態度だと思う。

「日本会議」や、その思想的源流である戦前戦中の国体思想について調べると、政治の問題は形式的な個々の政策よりも、その根底にある価値観や価値判断基準の方が重要だと思い知らされる。

それが同じ人の集団だけで物事を決めると、何を重視し何を軽視・無視する集団なのか、内容に全部漏れ出てしまう。』

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「専門家では無い」だけの情報量でここまで政権批判が出来る文化人は"マス山崎氏"をおいて他にいないだろう。

しかし、それだけに日本国憲法の解釈に無理が生じる。日本国憲法の一条だけを取り上げれば確かに一見国民投票も自然に感じ「もっともだ」と膝を打つ方もおられるかもしれない。

しかし、この解釈は非常に危険であり、共産主義思想とも酷似する。

日本国憲法第1条をもう一度良く読んでみよう。

『第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。』

つまり、この条文は天皇という地位の規定であり、この地位は国民の総意に基いて存在しているとのことである。

更に第二条 皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。

この天皇の皇位を譲る方法は世襲で皇室典範にしたがって行われるのである。この皇室典範は国会の議決によって定めるのであって、国民投票など行う必要など皆無である。

マスが主張しているのは皇室典範に退位の規定がないのだから国民の"総意に基づく"形式、つまり
国民が主権者なのだから国民投票で退位を決めさせろということを優しく美しく言っているだけなのである。

であるから安倍首相は国民の声に耳を傾ける必要すらないし、かえって時期尚早に国会で皇室典範を改正して即刻退位していただくと言ったような速度で決めてはならない、ということであり、ダラダラと時間を無駄にかけている訳でもない。

マスの歴史観とイデオロギーは戦後の所謂東京裁判史観であり、共産主義のリベラリストである。

更にマスは"82歳の老人"との天皇に対する不敬な表現で感情論に訴えかけ、同じく教育で天皇に対する尊崇を教えられていない若者達を共産カラーに洗脳していくのである。

日本人としての人道から逸脱したマス山崎が他人のことを非人道的と批判できる身の程なのか。

権力と権威を混同し、あろう事か国家元首を"82歳の老人"と表現する国賊は反日勢力と同じ血が流れている。