天皇陛下の靖国神社御親拝を希望する会会長

日本人の歴史認識は間違っています。皇紀2675年こんなに続いた国は世界の何処を探しても日本しかありません。

神やぶれたまふから神やぶれたまわずへ

2019-08-30 19:58:26 | 時事

「大嘗祭の本義」で、天皇は天皇霊を身につけた人物であると読み解いた民俗学者の折口信夫は敗戦をして『神やぶれたまふ』と表現し、青一色を敗戦の記憶として刻んでいる。


神こゝに 敗れたまひぬ──。
   
すさのをも おほくにぬしも
青垣の内(ウチ)つ御庭(ミニハ)の
宮出でゝ さすらひたまふ──。

くそ 嘔吐(タグリ) ゆまり流れて
蛆 蠅(ハヘ)の 集(タカ)り 群起(ムラダ)つ
直土(ヒタツチ)に──人は臥(コ)い臥(フ)し
   青人草 すべて色なし──。

村も 野も 山も 一色(ヒトイロ)──
ひたすらに青みわたれど
たゞ虚し。青の一色
海 空もおなじ 青いろ──。


埼玉大名誉教授の長谷川三千子氏は

「絶望の極まつた末の美しさ、酸鼻のきはみのはてに現はれる森と静まりかへつた美しさといふものがある」

「昭和二十年八月十五日正午の、『あのシーンとした国民の心の一瞬』のかたちが、これらの詩句のうちにくつきりと灼きつけられてゐる」


と著書『神やぶれたまわず』の中で評価しているが、折口の人と自然を色として捉えた究極の色彩感覚の中に美しさを見出したのだろう。

そして著者は本当の意味での敗戦を

『大東亜戦争敗北の瞬間において、われわれは本当の意味で、われわれの神を得たのである。』

折口とは真逆の「神を得た日」とし、まさしく『神やぶれ給わず』としたことに絶望の美を希望の美、日本人の美徳として、大東亜戦争敗北の瞬間において、われわれの神は決して敗れはしなかったのだとの結論に到達する。

つまり長谷川氏は終戦の絶望の中に國體護持がなされたという天皇陛下の詔に神だけはやぶれたのでなく、寧ろ日本を敗戦から救ったのだという日本人の精神性を失ってはならないと警鐘を鳴らしているのだ。



朝鮮学校無償化訴訟最高裁

2019-08-30 05:49:07 | 時事
東京最高裁の朝鮮学校無償化訴訟は
『朝鮮学校の無償化除外は適法』との判断で国の勝訴が確定した。

それも東京朝鮮中高級学校高級部の卒業生61人が国に1人当たり10万円の損害賠償を求めた訴訟である。卒業生の損害賠償だが、一体どんな損害がでたのだろう。

恐らくは精神的苦痛であろうが、無償化の裁判としては全国の裁判に影響を与えるだろう。




唯一大阪地裁だけが原告勝訴の判決がでたが、この原告全面勝訴判決に対して原告弁護団長が次のように総括している。


『戦後初めて、司法が良心と法の支配に基づいて、日本国(安倍政権)の差別行政を糾し、国に対して、大阪朝鮮学園への指定を義務付け、生徒達に就学支援金を支給するよう命じた画期的な判決であり、民族教育の重要な意義と朝鮮総聯の民族教育への協力関係の歴史的役割をも判示した歴史的勝訴判決であった。』


これも大阪高裁で逆転判決が下されたのだが、つまり、「安倍政権の差別行政」との名指しする行為、差別と考える倒錯した心理こそが間違いであることを示していると言えよう。

つまり日本に於いて民族教育チェチュ思想を教える自由を認めている代わりに日本の学校とは異質な専門学校扱いに区別しているに過ぎないからである。

謂わばこれが最高裁で確定した事実、国は朝鮮民族を差別していないということだ。当たり前である。