『靖国神社が昨秋、当時の天皇陛下(現上皇さま)に2019年の神社創立150年に合わせた参拝を求める極めて異例の「行幸請願」を宮内庁に行い、断られていたことが13日、靖国神社や宮内庁への取材で分かった。靖国側は再要請しない方針で、天皇が参拝した創立50年、100年に続く節目での参拝は行われず、不参拝がさらに続く見通しだ。
天皇の参拝は創立から50年ごとの節目以外でも行われていたが、1975年の昭和天皇が最後。78年のA級戦犯合祀が「不参拝」の契機となったことが側近のメモなどで明らかになっている。』
共同通信が去年の出来事を今頃スクープのように出してきた。8月15日に合わせてぶつけてきたと表現した方が分かりやすいかもしれない。
更に靖国神社の事をあざ笑うかのような淡々とした事実説明のみの報道にはマスメディアの冷淡さを感じる。
各社横並びで共同通信の記事をそのまま載せているが、この記事の肝は『A級合祀が不参拝の契機とすること』という単なる仮説の固定化にある。
現在では8月15日は
【戦没者を追憶し平和を記念する日】となり、元々は
【終戦の日】である。
この祝祭日名の変更は昭和57年の閣議決定であるが、先の大戦において亡くなられた方々を追悼し平和を祈念するためにこの日を設けたのであり、全国戦没者追悼式自体は昭和38年から開催されている。
つまり靖国神社は戦没兵士→ 【終戦の日】
武道館の全国戦没者追悼式は戦没者全て→
【戦没者を追憶し平和を記念する日】なのである。
当然ながら天皇陛下は後者にご臨席される。
共同通信をはじめとするマスコミの魂胆は天皇陛下と靖国神社を切り離すことにある。
竹田恒泰氏の語っていた英霊の気持ちになり年二回の勅使参向で充分満足はその通りであり、私も同感である。
肝心なのは英霊との約束を天皇陛下だけは違えていないということであり、政府だけが政治問題化させ参拝したりしなかったりで叶えていないのである。