共同通信は13日、靖国神社が昨年秋、在位中の上皇陛下に2019年の神社創立150年に合わせた参拝を求める「行幸請願」を宮内庁に行い、断られていたことが分かったと報じた。
しかし、8月26日宮内庁の定例記者会見で、西村泰彦次長は靖国神社が昨年秋、当時天皇陛下だった上皇陛下の参拝を宮内庁に要請したが断られたとの一部報道について、「そもそも宮内庁として願い出を受けた事実はなく、それをお断りしたという事実もない」と否定した。
宮内庁は内閣府に置かれる独自の位置づけの機関
であるが、天皇陛下に対する請願は直接宮内庁ではなく、内閣に提出することになっている。
【請願法】
第3条 『前略〜天皇に対する請願書は、内閣にこれを提出しなければならない。』
行幸啓とは天皇皇后両陛下が訪れることとなっており、四大行幸啓として
全国植樹祭
国民体育大会
全国豊かな海づくり大会
国民文化祭
がある。
天皇、皇后両陛下の希望により地域の高齢者福祉施設、障碍者福祉施設の視察・訪問を計画に入れるのが慣例になっている。
地方にある護国神社へは行幸、行幸啓であり、昭和天皇、上皇陛下は其々30回近く行幸されている。
但し、靖国神社へは行幸ではなく、御親拝であり、例大祭には御親拝と同等の勅使を参向なされていることからも靖国神社が宮内庁へ直接でないにしても行幸啓を請願することはまずあり得ないのである。
前ブログ「共同通信の靖国神社」でも書いたが、この嘘記事によって何がしたかったのかと言えば、日経新聞がスクープした富田メモと所謂A級戦犯合祀が昭和天皇の御親拝中断の原因との説の固定化であり、その為だけに「靖国神社への取材」というでっち上げと嘘までついて歴史捏造したのである。
共同通信の反日性は未だに謝罪記事すら出ていないことからも理解できるだろう。