先日近くの村へリンゴをもらいに行きました。
信州ですからね、リンゴ畑は多いのです。
そこにね、放置畑がありましていつ手放したのかわからないけど
草ボーボーに囲まれて背の低いリンゴの木が残っているんです。
その木に大きなリンゴの実が鈴なりになっているのを見つけたのはひと月ほど前のこと。
それから畑の地主を探し当て、いいだけ持って行って行っての言葉に甘え
日当たりの良いところにあるのを見繕ってもらってきたと言うわけです。
コレがそのリンゴたちですが、市場で見慣れた綺麗なリンゴと比べると
どこかワイルドな風情でしょ。
市場に並んでいるリンゴはね、そりゃ手間がかかっています。
摘芯から摘果、夏の葉摘と、
ひと枝に数個の優秀な個体を作り出し乳母日傘で育てます。
リンゴに日影ができないように周囲の葉っぱを取り除き
見た目も美味しい真っ赤なリンゴを作り出すのです。
そのために人を雇って経費をかけて
高い値で取引出来るよう手間とお金を使っています。
それに比べてこの子達は
何のお手入れも受けていないようです。
枝にびっしり付いていました。
そんなリンゴの木を見たのは初めてでした。
大きい実も小さい実もあって何も手を入れなければリンゴはこんな風になるのだね、と
感心しながら鳥の突いて無いのや日に当たっているのとかを
手当たり次第もぎました。
コンテナの箱に軽く一杯だから十キロくらいあったかも。
計ってませんが多分それくらいです。
家に帰って最初に食べたのは味が薄い感じで
ヤッパリ摘果せずに成りっぱなしだから味が薄まるのか、
などと思ったけど
今朝切ったのは何と僅かながら蜜も入っていて
市場のにも負けない美味しさでした。
今年はコレでリンゴは買わずに済みそうです。
有難い☆