過去の記事で、電子印鑑のソフトを紹介した記事が2つある。
(記載のソフトは、Windows環境で動作するソフトです)
・電子印鑑(eight判(ANSI版))
(記事 2010/10/15 URL:http://blog.goo.ne.jp/thread32/d/20101015)
・電子印鑑(クリップスタンプ)
(記事 2010/10/17 URL:http://blog.goo.ne.jp/thread32/d/20101017)
共に、電子印鑑のソフトを紹介している。
最近、ブログのアクセス状態をみていたら、なぜか、この「電子印鑑」記事への検索エンジンからのアクセスが多いことに気付いた。
・・で、記事を読み返してみると、大変不親切な記事だと思った。
それは、ソフトの紹介といえ、その利用方法がざっくりすぎる。
まぁ、分る人にはわかるかもしれないが・・・
余りにも不親切のような気がする。
使ってみた感での話なら、理解できるが・・・
・・で、少し説明不足な所を補足してみようと思う。
恐らく、使ってみたい人は、少なくとも興味を持っている人。
印の作成は、ソフトの説明書などを読んで自分の気に入ったデザインを求め、あーでもない、こーでもないと作成されることだろうと思う。
・・で、りーどは、この2つの記事で、一番の不親切だと思ったことは、その使い方。作成した電子印をどのようにして使うか、その利用方法は。
PCを仕事で使っている方、PCを道具として日常的に使われている方などは、ほぼ常用的に使われている。
それは、”コピー&ペースト”です。
上記の2つの印鑑作成ソフトで作成された印鑑データは、印鑑データがが変更される都度、常にコピーされる。あるいは、印鑑作成ソフトの編集動作で、ユーザーが印鑑コピー動作を行う。
(コピーってどこに、どこにコピーされるの? と思われる方がいらっしゃると思いますが、後の説明で明らかにします)
あとは、ペーストを実行するだけ。
目的の箇所(印を描きたい箇所)、例えば、ペイント(イメージの編集ソフト)、ワード文書、エクセル、パーソナル・ドキュメント・ファイル(PDFなる拡張子を持つファイルのこと)で、目的の場所にペースト(貼り付け)を行えば、作成された電子印鑑が張り付く。
但し、PDFのドキュメントは、セキュリティで、加工ができないファイルで作成されているケースがある。この場合は、編集・加工ができない(ペーストができない)ので注意が必要。
(編集不可のPDFファイルに張り付ける方法はいくつかあるが、別の機会にレポート)
作成された電子印鑑の情報は、イメージとしてPC内の特殊なエリアに複写(コピー)されているので、イメージ(電子印鑑)が必要となる場所(使用するソフト)で、貼り付け(ペースト)を行うことで、イメージがその場所に張り付き表示される。
2つの記事では、それぞれ、エクセル(表計算ソフト)で、イメージ(作成された印鑑)を張り付けしたものを公開している。
(作成された電子印鑑をエクセルで、セルに貼り付けした表示)
ユーザー印.jpg
印.jpg
このコピー&ペーストの、コピーにあたる動作は、とても便利な動作なんですね。
実は、このコピー動作は、文字、イメージ等どんなものでもコピー対象となるんです。
そして、そのコピーされた情報は、”クリップボード”なるところに送られる。
それは、”クリップボード”というPC内の黒板なんです。
学校の黒板と同じように、いろいろ使うことができます。
あるソフト1で、編集動作により、コピー(カット、コピー カットは、切り取りの意味)を行うと、その情報は、すぐに黒板に送られ、次にコピー動作を実行しない限り、そのまま黒板に残った状態となる。
言い換えれば、最後に実行されたコピー(カット、コピー)ものが黒板に残っていることになります。
ただ、この黒板は、通常では見ることができません。
windows環境では、この黒板の内容を見ることができるツールが提供されています。
それは、"clipbrd.exe"なるプログラムです。
スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択して、"clipbrd.exe"を実行すると下記のようになる。
(「ファイル名を指定して実行」を選択してclipbrdを実行)
f_ex.png
(clipbrdを実行、最後のコピー動作でコピーされた内容が表示されている)
clp.png
このツールを起動して、コピーやカットを実行するとそのつど、クリップボードが更新されるのが判ると思う。
コピー&ペーストの動きは理解できましたでしょうか?
電子印鑑の使い方は理解できましたでしょうか?