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美術の学芸ノート

中村彝などを中心に近代日本美術、印象派などの西洋美術の他、独言やメモなど。

5月10日から14日までの呟き

2019-05-16 11:46:00 | 日々の呟き
5月10日の呟き
「絶対時間という空想」、今日のNHK カルチャーラジオ、聞いた。面白かった。無限に均質で静的な宇宙空間・時間ではないということ…
 
プラごみ輸出停止の方針決定。
 
ある文系大学のトップの研究不正が表沙汰になった。『ヴァイマールの聖なる政治的精神』岩波書店、2012と『図書』掲載の「エルンスト・トレルチの家計簿」2015に不正があったとされる。
後者のタイトルなどいかにもそれらしい学者好みの地味なタイトル…
 
研究不正があったとされる学者には『超越と認識』創文社、『プロテスタンティズム』中公新書などで近年の受賞歴もある。
 
オプジーボに重大副作用の恐れ。下垂体機能障害で死者、という記事。今日の読売より。今年3月までの3年間に76人に障害。うち11人は薬との因果関係が否定できないとされる。
 
5月12日の呟き
村田沙耶香さんの今日の読売の書評を読んだ。ジョゼフ ゾベル著『黒人小屋通り』松井裕史訳。読書について、「世の中は、手で触れられる限界の外にまで広がった」という作中の文が引用されている。
 
「(主人公の少年は、小説には)自分が育った黒人小屋通りは出てこないとも考える。けれど今、私たちはこの小説を受け取っている。」村田沙耶香さんの書評より
 
苅部直氏による佐藤卓己著『流言のメディア史』の書評を読む。オーソン・ウェルズ演出のラジオドラマ『宇宙戦争』のよるパニックは、実際には誤報だったらしい。「人々がいわばフェイクニュースに踊らされたという言説そのものが、デマだった。」以上、苅部氏の書評より
 
戌井昭人氏による野村克也著『ありがとうを言えなくて』の書評による内容紹介も面白かった。
 
陰暦正月13日は太陽暦の2月8日で、まだ梅の満開には早すぎる。『新編日本古典文学全集』に記されているこんな説を山本淳子教授が今日の読売で紹介している。なので引用された「この令と和は、事実ではなかったのかもしれない」と。普通3月上旬が太宰府周辺の梅の満開らしい。
 
「つまり、こういうことだ。旅人はまだ寒い正月に梅花の歌を詠み合う風流を思いつき、人々は賛同して歌を寄せた。そうして皆で架空の宴を楽しんだのだ。」山本淳子教授の今日の読売記事より
 
「45年には、AIが自分より優れたAIを自ら作り出すシンギュラリティーが起きると米国の未来学者は予言する。… AIが…手に及ばなくなる域に達する…」今日の読売記事より「シンギュラリティー」の定義がこのようなら、起きる可能性はあるような気がしてきた。ありえないと言う科学者もいるようだが…
 
AIが自分より優れたAIを作り出すシンギュラリティーが起これば、確かにそれは人間には手に負えなくなることは想像し得る。その時、人間の手に及ばなくなったAIだけを破壊しようとしても、すでにそれは様々な網目に繋がれているので、それができないのだ…
 
AIもいずれ人間の手に負えないものとなるのか?その時、単純に電源切ってもダメなんだよ、多分。人間は核を完全には制御できない。そのように。人間が生み出しながら、人間がそれを手に負えないものとする…身近なプラスチックすら、今や手に負えないようなものとしているのでは。
 
5月14日の呟き
 池魚(ちぎょ)の殃(わざわい)とは、災難の巻き添え、特に類焼にあうこと。
 
 
 
 
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5月6日と7日の呟き

2019-05-16 11:07:00 | 日々の呟き
木ノ戸昌幸著『まともがゆれる 常識をやめる「スウィング」の実験』を一青窈さんが書評。「<人間はちゃんと、失敗するようにできている>と言い切ってくれたら励まされない訳がない。」
 
「生きやすさの幅を広げ、自己規制を解除し続けられるように「ギリギリアウト」を狙うというスウィングのモットーが格好イイ」と一青窈さんが昨日の読売の書評で述べる。
 
ケロッピー前田著『クレイジーカルチャー紀行』を鈴木洋仁氏が昨日の読売で書評。「ゲテモノ趣味ではなく、紀行先の歴史と文化に思いを馳せ、人間と身体の関係に再考を迫る。」
 
文政7年(1824)、常陸国で小田原藩の浅田鉄蔵、門次郎による敵討ちがあったという。#神奈川デジタルアーカイブ 昨日の読売より
 
 
5月7日の呟き
 
令が「ロゴ化」してあの日示されたように書く人が多くなったという意見がある。長官が示した問題部分の手書き文字は、明朝体などに近いから、そう見えるが、教科書体などではマのようになる。シンニュウなどもまるで違う。これを明朝体風に書く人はあまりいないだろう。
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