自粛のあいだ、草刈りや庭木の剪定、家の中の不用品の整理で身体を動かすと一石二鳥、三鳥で気持ちがよい。
古本なども捨てようと決心するが、いざ背表紙を見るとなかなか捨てられないものだ。
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『13歳からのアート思考』という本の今日30日の新聞広告にモネの≪「睡蓮」を見た4歳児が言いました。「かえるがいる!」≫ ≪あなたはかえるを見つけられますか?見つからない?その理由は…≫とあった。
モネの「睡蓮」には、水面すれすれに接近した視点から描かれている作品がある。まさに自分がカエルになったような視点。4歳児でなくとも、その水面の絵に感情移入すると、自分自身が対象化されて、確かに「かえるがいる」と思えたことがあったな。この本にはどんなことが書かれているのだろう?
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だれでもあっという間に生活困窮者に転落していくことが、今回のコロナ禍で多くの人が痛感している。層の厚い中間層なんかなくなるよ。
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「歴史は説明をしていくと全てが必然の出来事のようにも捉えられるが、偶然の要素も大きい。」
池澤夏樹さんの言葉、今日30日の毎日新聞記事より
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「優れた授業ができない大学教員は失業の危機に直面する。これは非常に危険な本だ。」
『経済学を味わう』についての、大竹文雄さんによる書評より
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新型コロナと共生というのは、本当はごめんだな。大事なことは、野生動物の生活圏を撹乱しないということかもしれない。