2008-1-3
2007-12-31日の午後、家族とアメ横で、正月用品の入手で、年内最後の買い物を済ませた後、どうせだからと言って、上野不忍池を見てきました。
東京都が12月の上旬に、実質的に餌やりを中止するよう呼びかけられた内容は、ほとんどのマスコミが大きく取り合げられ話題となりました。
ここに渡来して越冬している、オナガガモやキンクロハジロ等、2,000羽近い各種鴨の、その後の様子を見に、不忍池を1周して見てきました。
まず、一人として餌を与えるような方々がおらず、土手上にいる鴨もほとんど見当たりません。禁止のPRは徹底して周知もされていると感じました。
結果としては、鴨の数は大幅に減少しているように感じました。特にオナガガモは減少し1/3以下に。ヒドリガモは姿を消しました。でもキンクロハジロは昨年と同様の数のままでした。ボート池は600羽近いキンクロハジロばかりで、しかもその多くは昼間から頭を背に回して、体をふくらましたまま、眠っていました。明らかに何も食べず衰弱した状態の個体が多数とみて取れます。このままだと餓死する個体が続出する恐れが大きいと思います。湖面は真白に見えます。なぜかユリカモメ及びオオセグロカモメばかりがめだちゃいます
しかも、上野動物園内で繁殖しているウミネコが何羽も姿を見せて、異様な泣き声で鳴き交わしています。
オナガガモやヒドリガモ、ハシビロガモ、カルガモなど水面採餌型の鴨たちは、比較的にどこででも餌を探せます。12月初めでしたので、移動できる個体は立ち去った模様です
しかし、キンクロハジロ(大好きな主食はシジミ類)などは、都内に最適な餌場などほとんど存在しません・人に依存して、ペット化してしまった個体は生きていく方法がなく、結果として餓死せざるを得ないと考えられています。
都内でキンクロハジロが自然採餌ができる箇所は、皇居外堀でも四ツ谷濠、日比谷公園、馬場崎公園濠、浜離宮内程度と理解しています
なぜ今の時期に、東京都の担当課が急に強硬に「餌付け実質禁止」をいいだしたのか、また理由として専門家が一様に首をかしげる「メタボリックガモ」のことを言いつのるのか?
それは、オリンピック誘致を目標として、市民と渡り鳥との餌付け行為を、外国の方に見せたくない、東京での問題点と感じ、何らかの理由で危険視する理由があるからかもしれません。
少なくとも欧米で普通にみられる、湖畔での市民と水鳥の餌やりの風景を考えると
やや暴走しているのではと考えてしまいます。石原都知事の見解を聞きたいところです
もうしこし。経過を見守りたいと考えています。
2007-12-31日の午後、家族とアメ横で、正月用品の入手で、年内最後の買い物を済ませた後、どうせだからと言って、上野不忍池を見てきました。
東京都が12月の上旬に、実質的に餌やりを中止するよう呼びかけられた内容は、ほとんどのマスコミが大きく取り合げられ話題となりました。
ここに渡来して越冬している、オナガガモやキンクロハジロ等、2,000羽近い各種鴨の、その後の様子を見に、不忍池を1周して見てきました。
まず、一人として餌を与えるような方々がおらず、土手上にいる鴨もほとんど見当たりません。禁止のPRは徹底して周知もされていると感じました。
結果としては、鴨の数は大幅に減少しているように感じました。特にオナガガモは減少し1/3以下に。ヒドリガモは姿を消しました。でもキンクロハジロは昨年と同様の数のままでした。ボート池は600羽近いキンクロハジロばかりで、しかもその多くは昼間から頭を背に回して、体をふくらましたまま、眠っていました。明らかに何も食べず衰弱した状態の個体が多数とみて取れます。このままだと餓死する個体が続出する恐れが大きいと思います。湖面は真白に見えます。なぜかユリカモメ及びオオセグロカモメばかりがめだちゃいます
しかも、上野動物園内で繁殖しているウミネコが何羽も姿を見せて、異様な泣き声で鳴き交わしています。
オナガガモやヒドリガモ、ハシビロガモ、カルガモなど水面採餌型の鴨たちは、比較的にどこででも餌を探せます。12月初めでしたので、移動できる個体は立ち去った模様です
しかし、キンクロハジロ(大好きな主食はシジミ類)などは、都内に最適な餌場などほとんど存在しません・人に依存して、ペット化してしまった個体は生きていく方法がなく、結果として餓死せざるを得ないと考えられています。
都内でキンクロハジロが自然採餌ができる箇所は、皇居外堀でも四ツ谷濠、日比谷公園、馬場崎公園濠、浜離宮内程度と理解しています
なぜ今の時期に、東京都の担当課が急に強硬に「餌付け実質禁止」をいいだしたのか、また理由として専門家が一様に首をかしげる「メタボリックガモ」のことを言いつのるのか?
それは、オリンピック誘致を目標として、市民と渡り鳥との餌付け行為を、外国の方に見せたくない、東京での問題点と感じ、何らかの理由で危険視する理由があるからかもしれません。
少なくとも欧米で普通にみられる、湖畔での市民と水鳥の餌やりの風景を考えると
やや暴走しているのではと考えてしまいます。石原都知事の見解を聞きたいところです
もうしこし。経過を見守りたいと考えています。