文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

生業(なりわい)を考える(10) 少し経営的に考えてみると。キツイ話しですが現実の問題(10)

2007-02-24 10:56:29 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
 日本中の市町村に無数にある「しにせの菓子や、飲食店や製菓業など」の
職人の仕事場や家内制手工業が、いろいろなでどんどん閉鎖に追い込まれています。 江戸時代から、地域地域での立派で、社会的な評価も高く、誇り高く頑張ってきた文字通り生産をする会社として成立してきたものです。
 いまの日本では、一口に生業(なりわい)として、その他産業に一括して分類されてしまっています。が、最も人間的で多様性があり、日本の文化そのものを成立させてきた中心の業態です

 その変わりに、同じ仕事を現代の新興企業やコンビニエンス等が、大手の生産会社と組んで、競って全国規模でのフランチャイズビジネス化させる仕組みとなってしまっている。
 生産手段をIT技術で解析し、お饅頭であれば、如何に生産手段を自動制御とロボットによって人件費を掛けずに、不良品を出さないよう、環境にも配慮して、かつ歩留まり良く生産する方法を開発して、全体をソフト化してしまう仕組みです。
 それでも採算が合わなければ、中国やインドネシア等で加工させる手があります
 
 定年退職者等がフランチャイズ権利を購入し、全国規模を確立すれば、まさに、「投資対効果」が発揮されて、一気に広がります。  

 これによってどれだけの、地域の町単位で生業(なりわい)を営んでいた職人の方々が 職を失い、生きる意味を見失って自殺にまで追い込まれているのでしょうか。現在日本の自殺者の多くが、生業(なりわい)で生計を立ててきた方々であるとのことです。
自ら命を断たなければならないほどの現実が、実は、我々市民の目の前で現実におこっているのです。

 生業(なりわい)でも、事業が失敗すれば借金はどんと被ります。その多くが年寄りとなって農業が駄目になり、商店街で言えばシャッター通りにとって、どうにもならない形で、事業を閉鎖します
 日本では、大企業のサラリーマン経営者と異なり、経営者が自己責任を負う形で債務保証をしていますので、借金から逃げることが出来ません。
 そして、多くが多重債務者でもあるのでしょう。前途を悲観してしまっている状況が浮かび上がってきます。
 日本は法事国家と言いながら、殆ど金銭貸借や労働条件の上では、江戸時代と
あまり変わりません。それはそれは厳しい世界です。会社を経営したことのある方々でなければ分からない部分でもあります。

 今時、先進国で人身売買を問題として国連から問題を指摘される国がどこか →日本です。(フイリッピン等からのダンサー達)
 多重債務者をとことん絞り込んで自殺にまで追い込むことをためらわない法事国家はまさに何処でしょうか → 日本です。
 その上で、消費者はその原資を得るために、家庭の主婦は全員、大企業で働かせたい。

 子供を機械のように産んで、外部に金を払わせて養育もさせ、主婦業は家庭にいては所得が発生しないので、パートとなって働いて欲しい。
 男は全員大企業で死ぬまで働け。そうすれば社会のあらゆる部分から税金が徴収出来る。
 行政側は、それを効率的に管理していきたい。
 そうすれば行政の職員に新たな管理の仕事が出来て身分は安泰だし、何よりも強い立場で居られる
 これらの施策を着実に行うことが、日本にとって、何よりも国民からの借金の元本返済を可能にする
唯一の方法だ。これからの経済成長こそがこのの国の借金地獄から抜け出せる唯一の策である。

 女性は子どもを産む機械(なんというアナクロな!)。
男性は死ぬまで脇目もふらず働け、働け。正社員は残業なしで働くのは当然だ、当たり前だ!
 というところに、日本の物事のありようが、本音がもろに出ています。
だからこそ、この発言は根が深く、そして取り消せない、解消不能な根っこのある問題なのでしょう
 企業は、市民がクレームを付ければ、中国やインドや、それらの国で安く良いものを作らせて、国民の所得を増やさないでも、企業に利潤がもたらすことができれば、そこから税金を徴収すれば良いと考える。

 現在、日本国は、長期的な、第2回目の新たな成長路線をひた走りに走り出しています。誰もまだ気がつかない部分で、まさにそれ行けどんどんの状態です。
 最大の課題は、早くも人手不足です。
新規産業への人材の、古い(と行政職の方々は考えているのでしょうか)産業からの継続的な人材移動が欠かせなくなってきました。

 今までは、それは農林水産業からの移転が主なターゲットでありました。
農林水産業で言えば、高度経済成長開始前の40%が現在は4%に、
それでも多すぎると言うことでさらに、大規模農法への転換策を図って、多くの中小農家を切り捨ててしまおうとしています。
 同時に、新たな公共工事の開始として、第2回目のほ場整備を全国的に始めつつあると言う人もいます。これらにより、さらに農家人口を決定的に減らそうと言う方向性をも感じ取れます。

 多くのマスコミもその国策に同調しています。
農林水産業従事者を、これからも抽出を進めて、さらに現在生業(なりわい)で
 成立する商店潰しに、そしてこれからは定年退職者の再雇用に焦点を当てていく。家庭の主婦に、今以上に働くことをお願いする。と言う姿勢と感じ取れます。


報告者
株式会社 トータルメディア研究所
荒尾 稔 minoruarao@tml.co.jp

ビスタ搭載のWindows機器が届きました。ところが(1)

2007-02-24 10:53:17 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007/2/24
 早速梱包をほどいて、別途購入hしたOffice ビジネスパックをインストール。
その後、シマンテックから始めて順次インストールをと考えていましたが、全部駄目。Windows Vista上でOSが違うと言うことで全部駄目。㈱モリサワ製のフオントのインストールも出来ず、なんだいこれは!
 という状況です。
 プリンターだけはドライバーがインストール出来なければと、メーカ似打診しましたらWindows Vista内蔵のドライバで出来ることが分かってほっとしました。
 でもこれでも初期的なトラブルでプリンタメーカを煩わして、何とか。
 さらにFAX機能スキャナー機能塔を含め、Windows Vista対応が6月以降という事でした。聞きますと殆どのソフトメーカーでも同様な解答です。
 これはどうなるにでしょうか。かなり不安の残るスタートです。
 なお、話題のメイリオというフオントですが、フオント名に該当が無く、「Arial Unicode」がそれに該当する模様です。

 当分、業務的な運用には利用出来ない状況と理解しました。


生業(なりわい)を考える 生産者と消費者と (9)

2007-02-18 22:55:52 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
 生業(なりわい)も一定の組織運営能力を要求される時代です

農業部門では農事法人という形もその一つです。 そこで必要なことは、農業でも自分たちで自立し、自己管理しながら、自分達の為の農業関連組織を作りあげながら、農業現場への投資も自己責任で行ういうことが、出来ないでしょうか。
 農林水産省の新しい施策で、「農地・水・環境保全対策」で羽環境直接支払いの方法がすばらしいとほめる方々が多いのも事実です

 でもlこれさえも、否定して、田んぼへの投資はビジネスでの投資と考え、見て試す方法で少し宛行っていくと言うことで、利用を考えない農家の方々も多く存在しています。
 
 かって、国民の90%が農業従事者であり、戦後も高度経済成長前までは40%が、そうでした。でも農家の方々が、とても厳しい労力と、苦しい生活を強いられてきた事も事実であります。 その為に、昭和40年以降、他産業への転身をどんどん進んだことも事実でしょう。
 でも、高度成長からバブルの崩壊までの時期は、サラリーマンの世界が相対的に恵まれていたことも事実です
 サラリーマンの世界は、ある面軍隊に入ると同じようなものだと思います。
定年退職とは軍隊からの帰還です。
 かっての日本陸軍の内務班です。「聞け、わだつみの声」で、陰惨な内務版の有り様を、戦後の映画ではこれでもかこれでもかと見せつけられました。
 それは戦争末期、誰もがこの戦争は負けたと分かってきた時期以降の話しと聞いています。先に望みを託することが出来にくくなった後の、軍隊という職場の姿をリアリティをもって映像化し映画にまとめた内容です。

 いまの社会では、それは会社内の一つの現実であり、学校の「いじめ」のありようでもあります。それは、将来に希望が持てないことと裏腹であり、面白くもない過酷な労働環境へ立ち向かわせるための職業訓練でもあります。
 実に多くの方々には、ある面で平和だけど、「何のために生きている」という実感のない世界となってしまっています
 子ども達はその両親の生き様を見て、将来にすばらしい夢を託す。あるいは親を乗り越えるための夢や希望を見失う事になります。
特に男の子は、今の大人の生活実態を見て希望を持てるとはとても思えません

 反面で、女の子だけがやたら元気に見える。日本のこれからの最大の輸出産業の花形になりそうな、アニメやゲーム等のコンテンツビジネスの情報発信元は、元気な若い女の子からだと言われて久しい。 
  今の社会は、とても自立することが難しいです
 気がついたら、国民の大多数が生産手段から切り離されて消費者としてしか定義されない社会の国になってしまっている様に感じています。

 報告者
株式会社 トータルメディア研究所
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp





生業(なりわい)を再度定義し直して見ます(8)

2007-02-18 22:53:14 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
1 生業(なりわい)を、自分なりに再度定義をしますと、形の無いものからあるものを生み出す力を持つ生産者。
 24時間365日勤務で、その地で場合によっては一生を過ごす。技能者と呼ばれる世界で、論理的だが見様見真似で、何百回も何千回も繰り返して実際に対象となるものを作る。手や足や目や舌、耳までを含めて、体で覚える。
 親と同じものを作りだし、さらにそれを乗り越えて、よろしくお願いいたします。すばらしいものを作り出そうと全力を振るう。
 優れた観察者であり、農業であれば博物学者と呼ばれる深い英知を身につけられる。
 絶えず、言葉や体を使って子ども達に生きた証を見せることで、親と子の絆が培われる。

 でもその中で、文化が芽生え、生業(なりわい)による深い生産者の世界が構築され、余剰利潤でお祭りやお寺や、そして子ども達の教育(寺子屋)を成立させてきています。 たくさんの知識人や知恵者を育てて来ています。
 その余剰な資金が、神社仏閣やお祭りに注入され、人生を何かをじっくりと考え、豊かな精神生活を味わえる社会でありました。

 祖先から受け継いだ”名人”と呼ばれる大工さんいれば、篤農家と呼ばれる農家の方もおります
 それが里山を介した千葉県の多様性です。
里山で言えば、1年中季節季節に四季折々のものを作って、都会地で売る生き方も含めて、生活がまさに文化そのものでした。
 生物多様性とは、文化の多様性そのものであります。
そういった生活も一つでしょう。

2 対極としての消費者
 生業(なりわい)の対極として消費者があります。サラリーマンと呼ばれる方々も対極かも知れません
消費者とは、まず貨幣という究極の平等な価値を有するものを介して相互間での取引をする。
 金銭取引では、全て対等で年齢や男女の差もありません。
 でも、消費する喜びは移ろいやすく、金が全てという価値観を産み出しやすく、それに染まっった方々が有する価値観が、社会を蔓延してしまっています。

 その生活が幸福か不幸かは、議論の分かれるところです。今の日本社会で、最も当たり前と思われていることに、多くの特に若者が疑問を感じ、ほかの生き方を探りだしていることも事実でしょう

 報告者
株式会社 トータルメディア研究所
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp


生業(なりわい)を考える 千葉県の土地改良区(7) 

2007-02-18 22:51:22 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
まず、千葉県内のそれぞれの地域では、戦後2回目の「全域ほ場整備」と、利根川の水を使う事を目的としたほ場整備事業の開始が真剣に議論されています。その為には、土地改良区に参加している農家側のさらなる負担行為が欠かせません。

 現在、例えば印旛沼周辺では、印旛沼の水質浄化に向かって、活発なNPOや
任意団体を利用しての各所広報活動が盛んに行われていると考えるべきでしょう。
 同時に、神奈川県で著名な「鶴見川……」と同様な組織を形成しようとして、
NPOをさかんに作らせては、行政が「あめとむち」を持って、組織への参画を勧誘していることも分かって来ました。
 
 群馬県にこれから出来上がる八ツ場ダムや霞ヶ浦へ流入する那珂川からの導水によって大量に取り込まれる河川水を、何とか千葉県内の農家で農業用の用水として有償利用がされるように、国が県を介して、説得を繰り返し、利益誘導を計っている事も背景にあります。

 NPOや任意団体が、行政側にほいほいされる一方で、ほ場整備を認めさせ、農家の方々にも資金負担に応じさせるための、その為の下地作りに利用されることの恐ろしさを学習すべきであります。 

 うっかりと同調すると、その行政組織の目的のための利用に供されることになりかねないことをもっと注意深く知るべきであります。

 宮城県の蕪栗沼周辺は、蕪栗沼及び週への農地が、渡り鳥の越冬地及び採餌地として一昨年、ラムサール登録指定地に登録されました。
 先日、2/3~4日、大崎市で蕪栗沼「ラムサール・フェスティバル」が開催されました。
 私も参加して参りましたが、蕪栗沼をラムサール登録指定地にするべく努力してきた田尻町が古川市共々大合併によって大崎市に変わりました。
 旧田尻町時代、行政側の担当者としてばんばん中心になって動いていた担当者が、申し訳ないように、ぽつんと「県も国も、あらゆる話しが、旧田尻町管内で何を行うにも、ほじょう整備を再度行うことが前提」として、話されてしまう。結果として旧田尻町管内でも蕪栗沼のラムサール登録指定地でも2度目のほ場整備を行うことになまってしまいました。 との話しでした。
 そう言えば旧田尻町管内では、あちらでもこちらでも最大限のほじょう整備が進行中でした。
環境に配慮して、コンクリート部分は殆ど見られず、田んぼから隣の田んぼに白鳥が歩いて移動出来るような仕組みとなっています。そこは明らかに進歩しているみたいです
 今回は、前回までと違って、「大崎市」が主催者であり、協賛は酒造会社のみ
市民団体の参加も殆ど見られず、一緒に活動した地域の自立した農業者の参加も殆ど無く全農も、生活協同組合からの参加者も殆ど無く、まさに行政主導のシンポジウムになって しまっていました。
 うまく、市民団体の運動を吸い込まれてしまった様な状態と、参加者と意見交換の結果です

 報告者
株式会社 トータルメディア研究所
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp



生業(なりわい)を考える 千葉県の農業問題を取りあげます。土地改良区とは(6)

2007-02-18 22:49:20 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
都内に住んで、ITでのシステム開発関係を仕事に、取り組んでいます
農業経験もなく、その様な人物が、農業問題を語るなど論外だとは、頭では理解しています。しかし、今回は農業生産者の問題が主役であり、生業(なりわい)に係わる経営上の問題を議論するという
内容ですのでとんちんかんな部分もあるかと思いますが、ご容赦ください。鋭くご指摘をお願い致します 

(1) まず、この背景説明で、千葉県での生業(なりわい)とは、多くの場合に農業従事者、林業従事者、及び建築関係者などをも含む方々による、生業(なりわい)に絞って話させて頂きます。 都会地では商工業者の方々が主な対象となっています 千葉県で言えば、特に田んぼでのお米の問題に関しては現在の土地改良区そのものが最大のキーワードとなります。

(2) 千葉県の農業問題での、最大の問題点は、戦後の土地改革にありました。その功罪です。
千葉県でも戦後多くの小作であった方々が、土地の分割を受け地主になりました。
でも、あまりに細分化されたために、本業ではなかなか食べていくことが難しい状況であったと言うことです 
一つ分からないのは、他県と異なり里山部分が畑のごときの扱いで農家の所有物件になったのでしょうか?
 結果として、驚いた事に、千葉県の里山の実に89%が、農家の、個人の所有物になっていることです。
あるいは集落単位での共同所有地になっているようです(共同入会地?)。

(3) 戦後すぐ、千葉県のその時の知事は”千葉県は農業県”で生きていくと宣言したそうです。その時点では賢明な策だと考えられます
 でも、高度経済成長の前、燃料革命で里山からの木材資源(ほだ木、薪、炭等)、水産資源(除草剤による沼底のヘドロ化)などで一気に所得の道を断たれ、工業県への脱皮に活路を求めました。
 ここが始まりですが、県も国も、農家の所有地は開発の手が付けにくく、そのために全国で有数の里山が開発から逃れ、かつ残った場所として、現在にあると考えられます。
 その折りに、既存の里山や農地をそのままに(幸いなことに)して、海、及び陸の湿地を両方とも何と90%も一気に埋め立てて干拓し、海は工業、住宅地に(市川市浦安沖、稲毛沖)。陸は農業用地に(手賀沼、印旛沼等)として、農業者の方々に払い下げをしました。
 その払い下げを受けた農家は、県が実質的な地主でもあり、借金もありその為に県側の言うことを聞かなければならない立場にも、頭が上がらない状態におかれています。
    
 でも同時に、個人や組織(土地改良区など)が、個別の取引として、開発業者との関係が出来やすく千葉県では、全域でまず、里山の源流部がねらい打ち的に、住宅地やゴルフ場、そして残土・産廃予定地として開発がされてきています。
 自然保全屋水源涵養の場として最も地域で重要な箇所が真っ先に開発されてしまったことが千葉県下の特徴です。

 それには残土・産廃でも、下流域に土地改良区のある上流域での開発には、土地改良区から協力を確認する「はんこ」が無ければ開発に入れません。ために必ず事前打ち合わせがなされ、多額の協力金が支払われました。
 この仕組みそのものが、使途未定金勘定として、多くは現在も使えないまま土地改良区に蓄積されたままではないでしょうか。
 その一端が、残土・産廃予定地を、この資金で買い取ってしまった千葉市小山町での事例です。

 土地改良区は100%農家の関係者で構成された組織であり、農家の方々の管理をするための組織であります。この資金の存在が逆に権力の源泉になっているとの見方もされています。
 土地改良区とは、社会保険事務所や、教育委員会と類似し、「ほ場整備」という公共工事の維持と負担金と、用水費用を管理するという目的を持って成立しています。国の直轄組織として、県や市町村とは一線を画しています。
土地改良区内の農家に対して、回収のための裁判権と財産の差押さえ出来る権利をも持っています。
 この組織が、良くも悪くも千葉県下での農業政策、ひいては生業(なりわい)の現状を物語っていると考えられます 
  
 報告者
株式会社 トータルメディア研究所
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp

生業(なりわい)を考える フランチャイズやコンビニエンスとの闘い (5)

2007-02-18 22:46:30 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
生業(なりわい)について考えること
その世界は、現在、これからの日本経済を成長させるためのターゲットとされ、どんどん潰されている世界であります。
 それが、今始まった、第2回の経済成長の原資の相当部分となります。とくに、2007年問題と関連して、大量に放出される”団塊の世代”の受け入れ先として、同時に大企業の新たな市場開発の一貫として位置付けられています。 今後さらに加速して零細、中小企業、中堅企業の取りつぶしへ向かっていきます。
  
 例えば、しっかりとした中堅製造メーカに、細かいことで調査が入って、経営者も痛いところをつかれて抵抗できないまま、創業者をはじめ、中核の方々を放逐して、大企業等に拾わせる。まるで農協や市町村の合併にも相通じた施策であり、要注意である。 まるで、江戸時代の大名取りつぶしに似てきていると感じるのは私だけでしょうか?

 いま、なりわいとして全国何処の商店街でも、しにせの"和菓子屋”、飲食店や製パン業などが、大企業をべースにしたフランチャイズ化させる仕組みに負けています。正直なところです。この影響は地域でしっかりと職人を雇っている和菓子屋などへの経営上の影響は計り知れません。 

 現在、しっかりと職人や家内工業が潰れてしまう仕組みが産み込まれています。
 一例として、たった1ヶ10円の饅頭があります。最近話題の1日で20,000ヶも売れるフランチャイズでもあります。本部からの素材をたった解凍するだけの技術で、誰でも出来ます。定年退職者でも場所によりますが、平均1ヶ月で450万円の売上げと聞いて驚いています。
 これは2年で元が取れる。さらに主催者側は別の形態で何口座も設けていて、定年退職者中心に次々とメンバーとして参加させていく。
投資資本の小口化と、単純化に伴って、誰でも経営が出来る。アメリカではやった手法である。
 現在、大手のコンビニエンスの販売商品は、殆ど地域の主要産業である生業(なりわい)をベースにした嗜好品が主力となってきています。結果として、地域の回転資金が大手企業に吸い上げられ、商権がどんどん狭くなって、商店街全体が連鎖的に弱体化してしまう結果を招いています。 

 いま、日本の行政組織は国と県、市町村レベルまでで、全部で1,000兆円にも達する借金を抱え、その回収と返済に血眼となっています。
 税収を、企業に強く出ると国外に移転までを平気で行いかねない大企業ではなく、それが出来ない中堅、そして生業(なりわい)の階層に焦点を絞っています。すでに農業者へは、大規模農家への誘導を通じて小規模農家を整理しようとしています。また、現在商店等の分野にまで介入して大企業に有利なように、再構築させているとしか言いようがありません。

 この中で、かってsatochibaに一度書きましたが、おにぎりの話しです。家庭の主婦がおにぎりを作るのは、国としては禁止したいくらい(ジョークです!)
商店街の女将さんが握って売り出すのも規制したい。(これも冗談です)
 大企業のコンビニエンスの立派な工場で、正社員の女の子が握れば1日で200ヶは握れます。末端価格で150円×200ヶ×360日=1,080万円となります。
 家庭の主婦では税金が取れない。商店街のおかみさんでも殆ど無理。
でも、コンビニエンスで販売をすると1,000万円単位での行政から見て、捕獲情報が得られ、お米屋さん、工場、設備会社、不動参会社、源泉徴収費、流通費用、コンビニエンスでの売上げからの消費税などなど、至る所から税収が得られる仕組みとなります。 
 この税金が、日本の公務員の給料となり、同時に借金の返済に回ると言うことになります。

 さらに、日本の農業人口4%は多すぎるから、もっと大企業へ回せ、商店街の後継者を誘導せよとのことも成長のためには必至なことなのでしょうか? それかあらぬか、早くも人手不足が叫ばれ出しています。
 また、大手コンビニエンスでは店長の殊遇で過労死しかねないと、労働組合が成立するそうです。まるでおかしな展開だなと聞いています。

 報告者
株式会社 トータルメディア研究所
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp

生業(なりわい)との関連で 東京でのNPO活動を千葉県と比較して見たときに(4)

2007-02-18 22:44:47 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
東京都の石原知事に関しましては、色々と批判の多さは承知しています。
 でも、就任直後に「東京都は工業簿記で行く」と宣言されたのには正直、驚きました。 一言で言えば、トヨタ自動車やキャノン、そして少し違いますがセブンイレブン等は、徹底した市場調査野技術を持って発展した事実があります。
 現在の施策の経過を見ていると、ことごとく、石原知事は働いていないようで
実に良く、実態を掌握しているなと感心することが、とても多いです。

 正直、NPO等への要求レベルは一般企業並み、あるいはそれ以上の様です
正直、NPO活動に関しても、 きちんと情報の見るべきところをしっかりと見ている証しと感じています。

 それもあって、文京区のあるNPOの方の話しを聞くと、行政側の施策としては的確であっても、当初の意図が成就するとどうなるのかが分かりすぎて実に”白けてしまう”事があります。とのことです

 簡単にNPOとか、「指定管理者制度」に乗っかって物事を進める事は考えもので、生存条件は厳しくても、あえて”任意団体”あるいは思い切って”資本金ゼロの株式会社”を立ち上げた方が、とても良いと言うことが分かってきたように思います。

 東京では(少なくとも文京区)、老齢化して動きの取れなくなった町内会の役割をNPOに担って貰おう言う趣旨で、多数の団体が立ち上がりました。
 現在、多方面でそれなりの役割を担って頑張っておられます。

 でも、NPOは行政からの予算に依存している性格上、入札による不安定さ、そして3年も4年も継続すると、同時に当初の担当者が移動して新人になると、お互いに遠慮が無くなって、完全な下請け仕事になってしまっています。NPOの皆様は、ぶつぶつと言いながら継続を選びますが、今度は人が集まりません。

役員が必死になって、業務を支える図式となってしまいがちです。
 こんなはずでは、と同時に、費用も株式会社の1/5程度の予算で受けることになるので大変です。人手不足の時代に入って、とてもとても

 NPOですと、簡単に変身も、廃止も出来かねる事に気がついて、無限責任に気がついてハッと我に返る。そんな心境の方々が多く、考えることが必要なのだなと分かります。下請ですから行政に管理されながら、受けた仕事はやりとげる必要があります。
 しかも一方はどんどん頭が高くなり、厳しくなる一方の様です。
総務省の管轄、環境省部分でも、文部科学省の分野でも、何処でも同じようです。
 やはり、このような業務系は、行政に介入されない有限責任、そして自立可能な有限か株式会社にすべきであると言うことがいわれ出しています。自立するための最善の策として株式会社制度は、何百年もの組織の歴史があります。

 報告者
株式会社 トータルメディア研究所
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp

千葉県全体が生業(なりわい)なのか?ローカリズムで行こうとしていりのでしょうか。とまで(3)

2007-02-18 22:42:44 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
いま、社会が要求している最大の課題は、正しい情報の開示に
あります。
 これをグローバリズムと呼ぶ人もいれば、Googleイズムとまで言う人も
います。検索技術とそれに連動する産業界の変動が巻き起こす部分も
 世界が共通化してきている証しです。
 その時に、倫理観の確立と、最低限の情報開示とフlエアな取引環境を
求められることは避けられません。
 いま、医薬品業界は、医薬品1点に関して、WEBを介して情報開示する
項目が90点ほどにも上がります。
 会社内の業務その物がWEBと連動していて、会社が検証したことで情報開示と
なるのでしょうが、当該の医薬品に関する医者からの健康障害報告とか、効果
とか、改善要望とか、世界中から殺到するので大変な様です。
 でも、この公開があるからこそ、免責もあるだろうし、開発行動にもつながる
 そのレベルを検証下さい

㈱エーザイ 胃腸薬サクロン等に関するHPからの情報提供例
 世界中からの情報を、製薬会社内で精査して公式情報として公開されています(一部は新たなビジネス業務として、アウトソーシングされています)。
 (なおこの情報は、ランダムに選んだだけで、特に意味は含まれません)
 あらゆる産業で、行政で、NPOまでも、順次このレベルでの情報開示は義務として背負わなければなりません。
 それが出来なければ結果としていつかは自ら退場するか、強制的に退場させられるかの2者選択となります。

 国の行政単位でも、省庁毎に、確かに温度差は大きいです。
でも、勧誘監督庁が、TM銀行を1週間の営業禁止処分に、また談合では大手の複数の建設会社では、昨年だけで全社的な営業禁止を3回も4回も食らっている会社が幾つも存在しています。

 これから20年以内に、各企業や行政、研究機関等を介しての公式情報量が、今の
100万倍単位ににふくれあがるだろうと予想されています。逆に検証されない個人情報は、たいした増加ではないと言われています。
 この話と、生業(なりわい)の話しが何処で噛み合うのでしょうか。順番に話し致します。少し前置きを我慢してお聞き下さい。

 報告者
株式会社 トータルメディア研究所
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp


生業(なりわい)とは何か、を、まともに考えると以下に。(2)

2007-02-18 21:32:36 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
2007/2/16
 各新聞が一斉にはやし立てました。GDP実質年4.8%成長。10~12月期と言うことです。 消費が増加し、設備投資が堅調との事です。
 でも、足下では雪崩のごとき変化が生じてきています。
 特に湖の4月からの新年度では、とんでもない変化を生じることでしょう
昭和40年代を第一次として、いま、まさに第2の高度経済成長路線に突っ走り出す、日本国の若手官僚群の動きが級で、各官庁横並びで一斉にです。
 生業(なりわい)の本質的な危機を感じます。
日本のものつくりの原点としての生業(なりわい)が、今回の成長路線にも余りにもそぐわないからです。
千葉県がらみでの、政策背景を列挙します。
本年4月からの流れだけでも
1 日本語環境の国際化 JIS X0213:2004による文字コードのグローバル化。遅ればせながら、これではじき出される印刷関連企業の応援がこれから始まります
 短期勝負です。自動車に次ぐ輸出産業は明らかに、コンテンツです。アニメ、ゲームに次いで、「ゆみずたんぼ」等の農法のコンテンツ化?なども一斉に始まります。

2 企業間取引の電子化
  いま、多数の会社から、私どもにまでHELP!が殺到。 企業間取引で電子決済、個人認証など、法整備に合わせた企業間での決済が始まります。これが出来なければ取引が打ち切られます。 手形や小切手帳が来年4月までに電子化されます。これも一つです。
 現実に、大手・中堅を含めてWEBを介した取引と、請求書発行等はCSV等のデータをメールで送ってくれとの取引に変化

3 この背景は税金を如何に少なくするかの節税を中心にすえた
 税務会計という、俗に言われる”どんぶり勘定”方式で来た中堅・中小企業が、情報開示と、社内倫理の公開に立ち遅れたことにあります。
  考えても見て下さい。
 10年も前の事故、賞味期限ズレ、旅行業者が使ったカラー写真の契約期限ぎれ
などなど、今までの日本では常識的に許容されていたと考えられる事項で、経営者が国から訴訟され、会社がバラバラに切り刻まれる事態が立て続けです。いずれも、経営者そのものが掌握していたか、さえもわかりません。
 現場の責任者の勝手な判断で行われている部分もたしかにあるのでしょう。でも、いま、それでも、それでは経営者や役員等は許されません。
 
4 経営者が、現場の業務の隅々まで報告を受けて、直ちにアクションを興さなければならない時代の到来です。
 誰も彼もが、深く考える事無く行為したことで、後刻訴訟されます。HPやメールでやりとりした記録は、一切消せません。裁判の証拠となります

5 今はその様な時代の始まりです。   
 東京、神奈川、埼玉県は道州制につっぱしている模様です。まず、東京都から始まって、工業簿記で、どんどん詳細がわかる、何処までも追跡出来る単品管理の世界に、4~5年前から入っています。
 ご存知ですか?
 NPOでも指定管理者制度下では、一貫企業と同様な簿記レベルを要求され出していて、鉛筆1本レベルまで、領収書が必要となってきています。専門家の養成が求められています。
 大学や学校の先生方、行政職の方々などの支払いは、交通実費で平均1,000円程度となりました。 

6 千葉県はどうでしょうか。千葉県全体が明らかに異端としてはじかれていると考えた方が 正解だと考えています。
 あまりに全般での、IT技術が弱すぎて、国の施策方針に沿った政策起案が作成出来ないし、その履行が担保出来ない状況と見られているようです。
 明らかに、ほかの県との格差が、ますます大きくなってきています

7 最大の隘路は
 情報開示のレベルが、あまりに低すぎ、市民や大学や行政、そして国とのコミュニケーションが貧弱すぎると考えられます。
 グローバリズムに対してのローカリズムがあっても宜しいと考えますが、あまりにギャップが拡大しすぎています。
 そこが、まず問題です

 情報提供者
 株式会社 トータルメディア研究所
 荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp


なりわいとは生産業のある一つの形態(1) 

2007-02-18 21:27:14 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
生業(なりわい)とは、最近さかんに聞くようになった言葉です。

 現在の経済情勢の中で、日本の社会の中でも、今後ますます議論の対象となりましょう。 それは、「生物多様性」「循環型社会の形成」とは切り離せられない内容を有するからです。特に、千葉県で言えば、里山を考えることと、一体であるとまで言えると考えています。
 今回、里山シンポジウム実行委員会が次のテーマとして、なりわいを取りあげて考えることは、とても重要な課題となってきています
生業(なりわい)の本質は、一言で言えば主に家族単位による生産者社会の構造です。
 参考に、その対極にあるのが、日本の現代社会です。
 今の日本は徹底した消費者社会の構造に落ち込んでいます。
家族による生産者社会に代わって、大企業や巨大に膨れ上がった官僚組織による、管理社会。格差社会となるのでしょう。
 生業(なりわい)とは、 特に形の無いものからあるものを産み出せる業種ということで、いま盛んに謂われ出している循環型社会を形成する仕組みの中核でもあります。
 ありていにたとえて言えば、会社と言うより、科学的な管理手法が対象とする分野よりの生態学的な世界、動物や植物を利用して、共生して一緒に生活を組み立てる社会。
 一つのことを徹底的に掘り下げて、永続的な技術として高め、職能的な訓練によって形成され、子孫にまで継承可能な技術体系と定義出来ると思います。
 最も有益な創造的な価値を生み出せるしくみとまで言われています。私どもが学習してきた「冬期湛水・不耕起栽培」での農法は、まさに生業(なりわい)の分野であると最近分かってきました
 この農法一つをとっても、この内容を理解し、ものに出来る農家の方々は、農家としての長い歴史と経験を蓄積出来ている、かっての地主や庄屋さんであることが多いことも分かってきています
もともと、生業(なりわい)とは、その成立する背景として
 個人や家族経営を主体としています、また、従業員4名以下の個人や有限会社等の会社組織であっても、社会保険の対象外にあるものとして、イメージされます。
 はっきりと定義すれば、国民健康保険の対象となっているものと言い替えられます。
 主体は、家族単位、あるいは身内の方々で一緒になって生活を行い、働く単位でもあります。主に農業・林業・漁業従事者、職人さん、町の商店主、飲食業など、独立自営業者の皆様の働き方を介して言われる言葉とも理解しています。
 生業(なりわい)と言われるごとく、江戸時代は90%、戦前は60%、高度経済成長開始時で40%を占めた農林水産業に従事する方々の仕事のあり方と言っても過言ではありません。
 江戸時代の鎖国下、日本人の生活はまさに資源を含めて社会全体が有限な資源を徹底的に使いまわし、無駄を出さない、今考えればもっとも理想的な「循環型社会」のモデルを形成してきたとまで言われる昨今です。
 江戸時代、日本中で殆ど全員が生業(なりわい)の中で生きていたわけです
 200年の期間中人口もほとんど増えず、士農工商という身分にとらわれた社会であり。もちろん、それなりの大きな問題を抱えていたことはわかりますが。 
 
報告者
株式会社 トータルメディア研究所
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp

㈱モリサワ製組版エンジンMCB2の今後の動向

2007-02-11 23:31:09 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-2-10

㈱モリサワ製組版エンジンでフルバッチシステムのMCB2は、大手から中堅の印刷企業まで着実に市場を拡大しつつ伸張していますが、次期バージョンアップに関しては、現在出荷中は2006-11デリバリ開始のV4.2バージョンです。
2007年6月頃v4.3、あるいはV5となる内容と理解できそうです
(1) MXPの販売開始 自動組版様データベース変換ソフトウェア
(2) ビスタ対応(字体変更でのフオント対応、追加記号等)
(3) 各種機能の強化版など
 新しいメイリオに準拠したツルータイプフオントの販売開始が想定されます。


Windows Vista対応に関して

2007-02-11 23:29:42 | 組版プロの思考からXMLを考える
(1) アドべのCIDフオントAJ1-6は、2007-6月頃より販売を開始する予定であるが、Windows Vistaの影響によって、市場への対応から、早急にAJ1-7を検討するとの話しも聞いています。
また、Windows VistaがJIS90対応版もリリースするとのことから、AJ1-5及びAJ1-5N(JIS90対応版)の出荷も検討するとの話しも聞いています。
(2) 各フオントベンダーは様子見であったが、今回モリサワの積極的な取り組みを見て、急遽全体として急速に取り組んでいくことになりそうです。
(3) うわさとして、写研のフオントを、A社が購入していく計画があるそうです
(4) PAGEへの㈱写研の不参加は前からですが、今回はモトヤも参加していませんでした。
 モトヤ製品の製造を担当してきた、㈱九州松下が、製造を打ち切ったとの話です。
 


Windows Vista対応に関する㈱モリサワからのアナウンス

2007-02-11 18:53:51 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-2-10
日本のフオントメーカトップである㈱モリサワが、page2007の会場で発表した内容の抜粋。
JIS X0213:2004対応策と、microsoft社Windows Vista メイリオ準拠フオントの件

メイリオ対応フオントの販売 2007/6月末を予定する
仕様
 フオントフオーマット ツルータイプ
 書体構成 :「リュウミン L/R/M、新ゴ L/M/B、ゴシックMB101R」合計7書体
 文字セット:メイリオ準拠
 対応OS  :Windows Vista
* メイリオに掲載された文字フオント・記号類にすべて対応するとのこと
 
 
 

microsoft社の新office搭載 JIS X0213:2004

2007-02-11 18:41:21 | 組版プロの思考からXMLを考える
 字体の異なる文字一覧としてmicrosoft社からは122文字(モリサワ調査でも粗の資料を基に作成していますから
付表:WindowsVista(JlS2004)とWindowsXP(JIS90)で字体が異なる文字一覧

辻辿迂迄迦逗這逢逼遁遜遡鄭簡錆鎚鑓鞠鞘飴餅餌饗騙鯖鰯鱒鵜鵠笈延箭箸篇筆簾粉翫翰腿芦茨葛蓬蔑蔽薩薯藷蛸蝕襖訝註詮諺謎謬豹賭楢榊榔槌樋樽櫛歎汲淫溢溺漣猷甑痺瞥祁祇禰秤穿祀禰秤書淫倦僅儲冤卿厩叛哨喩嘲噂噌噂堵屑屠巷庖廟徽恢愈扁捗捲揃摺撰擢晦杓

※上表の122文字について、Windows VistaとWindows XPでは字体が異なることとなります。
※JIS90からJIS2004への移行に際して、「倶・剥・叱・呑・嘘・射・屏・井・痩・繋」の10文字が追加されています。これらの文字についてはWindows XPの標準文字セットでは入力できません。
 出典:モリサワ調査結果
※ TMLでは、上記を精査の結果、さらに20文字以上について字体がかなり変更されていると考えています。従って140文字程度の字種変更と考えています
 microsoft社では166字との発表もありますが、36文字はすでに共通の文字としてJIS90錠で既に改訂済みであったものと聞いています。
 いずれにせよ、湖の異体字調査が終わらない限り、パルナ/WIN-B2でも、市場対応が遅れます。
 従って、この部分の改訂版を出荷するのが、1ヶ月ほど遅れる見込みとなりました。ご容赦をよろしくお願いいたします。

 なお、adobe社が発表している、CIDフオントでは、逆に  
AJ1-4 15,444文字
AJ1-5 20,317文字
AJ1-6 23,058文字
 AJ1-6が十分二出荷されてからの話しですが、AJ1-6になってはじめて、日本国の工業規格で定めたJIS X0213:2004に登録された文字を全て搭載したことになります。
 でも、microsoft社のがWindows Vistaで搭載すべく拡張した文字種はサポートされていません。その為、早くもそれをサポートすべく、AJ1-7バージョンの話しが出始めています。