文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

パルナ/WIN-mcb2 ビスタ登場(3)でのテーブル検証

2006-12-19 11:27:35 | 組版プロの思考からXMLを考える
 パルナ/WIN-mcb2の環境では、確認を取りましたが
①モリサワでは、MCB2へのWORD文書取り込み用として、すでにWord2007対応外字を用意してあること。
②Wordの文書を、変換ツールで印刷企業対応の文字コードに作り替えて取り込めるようにしてあるとのことでした。
 
(4) 上記の混乱を招きかねないと言うことは、
①マイクロソフト社が、新しいフオントを以前と同じ名前で通したことで、新Word2007に替えた途端、相当数の文字の形が、様々なレベルで異なってしまう事態が避けられないからです。
②もっと困った事は、Word2007では新フオント(Aフオント)がプログラムと一緒にインストールされます。それだけなら考えやすいのですが(大変なことですが)、何と、新フオントを削除してBフオント(従来のフオント系のまま)をWEB上からダウンローして、Aタイプと同一内容で、フオントのみ過去のままというフオントがインストール出来てしまうことです。でも、名前は同じであり、区別が出来ません 
③複数の著作者が、WORDで同時に作業をするとAなのかBなのか不明(システムで判定出来ない) 事態を招いてしまったことです。
 印刷業界の実態を知っているメーカであれば、必ず新しい名前のフオントにするはずです。
 でも、マイクロソフト社では、多くの顧客がフオント名を指定しないままWord等を利用している現在、名前を変えるという発想は出せなかった模様です。

ここにも、文字種は国際的に見て一つというunicodeの世界と、流通しているあらゆる漢字を用意して、顧客に対処しようとする印刷業界の常識との差が大きく出ていると考えられます

マイクロソフト社ビスタを考えるキーワード 日本語フオント

2006-12-16 18:52:29 | 組版プロの思考からXMLを考える
 マイクロソフト社の新OSビスタの販売開始と同時に、OFFICE2007が販売開始となります。そのなかで、Wordなどのフオント内容が今回大きく変化することが発表されています。
 当然、当方もその変更内容に関してもアンテナを張っていないわけではありませんが情報が乏しく、ようやっとその輪郭が分かってきました。
 その内容は、日本が制定したJIS工業規格で言うところの「jis2004」に準拠して新たに1200文字以上を追加したこと。2文字を削除したこと。150文字程度をかなり大幅に字種内変更をしたことが主体です。
 最終的には、「JIS第三水準、第四水準と補助漢字」を含んだ12,156文字を搭載しています。
 この中で字種内の変更を公式に行ってしまったことで、販売開始2007-1-31日以降、WORDやExcel等を業務に使う現場でもすこし、印刷現場ではかなりの混乱を招く可能性が指摘されています。
 もっとも、殆ど混乱もないだろうという声もあります。

 はっきりしたことは、
(1)ADOBE社(日本のフオント会社を含む)が提唱する文字コード系は、今までの流れに沿って、印刷業界の成り立つ立場にあって、現場で使われる可能性のある文字を全部登録する。例えば渡邉の辺などは32通りも準備する考え方。かっての写研や現在のモリサワ、adobeなどが代表格で、adobe社でも現在はAJ1-5が代表格で、近々AJ1-6も販売開始の検討中の考え方です(今回のmicrosoft社の動向との関連は調査中)。でも、今回のmicrosoft社の動向を知って、急遽どのフオントメーカでも対応を急いでいるとのことです。

(2)マイクロソフト社のスタンス 
 日本語JIS2004の考え方に沿っています。
 文字毎の字種を包括して、多様な文字をも同一文字と見なす。工業製品のパーツに近い考え方であります。渡辺の辺は、正字、略字の2つしかあり得ないという考え方。同時に基本文字コードはあくまで一つです。(あるいは正字、略字で2つ)。 今回はマイクロソフト社が、jis2004に準拠したデファクトな考え方として打ち出してきています。マイクロソフト社も加盟するunicodeで代表される考え方も同様で、例えば漢字は日本でも中国でも字母は一つであるという原則で、同一コードをふられる考え方です。
 現在、多くの日本の出版社でも賛同者が増えていて、マイクロソフト社のワンマン対応ではないところがポイントのようです。
 より明白に、国家戦略として、unicode対応化として鮮明になってきてます。
またトピックスとしては、jis2004からアイヌ文字に対応する環境も搭載されています


新しいOS、ビスタへの関心と、見事な陳腐化戦略に

2006-12-12 12:57:30 | 組版プロの思考からXMLを考える
2006/12/11
 本日、マイクロソフト社新OSである、ビスタに関して調査中です。
驚きました。
 要求スペックでは、CPUは2ヶ。メモリーは1GB、高速グラフイック環境等が必須とあります。 当社内にあるハードウエアでは、対応出来ない機能のようです。
困りました。同時に地上デジタル対応で、ハイビジョン、動画対応のためと聞いて
現在販売が始まった、各所のゲーム用ハードウエアと同格の機器構成を要求hしてきたなと感じました。個人向けのエンターテイメント重視の路線です。
 結局、ベスタと現在の最新ゲームソフトは、同根であると言うことの様です。
 新たな投資を要求されるがごときで困ったものです。

機器はDELLから一括して購入していますが、早速価格を調べましたところ、3年ほど前に、一括して機器購入した、と同様な価格で一切が購入出来そうだと分かってホットすると同時に、メーカによる陳腐化戦略に見事にはめ込まれていることで、がくっときました。

 ちなみに、ソニーのプレイステーションの機器販売価格では、現状では1台当たり25,000.-以上の赤字が避けられないとのことで。未来に時間経過と台数累積によって生じるコストダウンを計算に入れて、将来に採算が取れる、エンターテイメントビジネスの、まるでゲームみたいな商法だったとしても、何というビジネスなのだと…… 
 

冬の使者、愛らしいメジロが集まって来ました

2006-12-12 12:44:48 | 東京の街角からモニタリングでわかること
2006/12/11
 本駒込4丁目の自宅のあるマンションの大通りに、高さ2.5m程度の1本のサザンカがこじんまりと植えられています。
 いま丁度満開を過ぎて、赤い花がぱらぱらと道路に散りだしている、まさにその状態です。
 本日朝、仕事で出掛ける途中で、複数のメジロの地鳴きを聞きました。どこからということなく、2~3羽のメジロがまさに、このサザンカから鳴きながら飛びだしてきましたので、分かりました。近づくとさらに5羽が飛びだしました。
 都会地に、冬期にメジロがとても増えたのは実感しています。
一部は春まで残って、とても良いさえずりを聞かせてくれます。困るのは飼育された個体なのか、野生なのかの判別がつかないことです。
 なお、ここの動坂公園では、最低1番以上が夏にも観察出来ています。どうも繁殖もしているようです。現在調査中です。

事業主体のNPOのあり方の典型例(1)都会地での事例(2)

2006-12-12 12:33:38 | NPOの現状と指定管理者制度の問題点
2006/12/10
 都内で開催された中堅NPOの会合に参加しました。30名(内女性が4割)のメンバーとの意見交換という催しでした。 このNPOは、当初から事業主体で、行政と市民による協働をうたい文句にして、3年目を経過。そろそろ、大きな脱皮を遂げげなけれならない段階に至っていることは明白。
 表面的には行政側と、幾つもの部課別にそれぞれ委託事業費を頂いて、活動を展開しています。予算も規模も順次拡大され、表面的には良い話しに聞こえるのですが、課題は、会議の中で聞いていくと、結構いろいろと大変そうです。
(1) まず、それぞれの事業単位では、参加者が極端に減って、事業を言いだした2~3人が悲鳴を上げている。それはいろいろな事情があっても、行政の都合の良い下請であり、おこずかいに毛がはえた程度の人件費で人を集めることがとても至難な状況になってしまったこと。
 なかには本格事業レベルに育ったらどうするのだとの声もあります。しかし、入札等により年度別に受注出来るか不明な状態では、経営的にはとても不安定です。従って事務所開設、専任者採用等、腰を据えた対応が必要な事項では、とても無理との話でした
 これでは、NPOの奉仕の精神で入会した方々も、委託を取れた、取れないで一喜一憂している状況に違和感も。

(1) その対策として、国が定めた最低賃金、1時間当たり700~800円を確保しようと言う話しも。
(2) 対話の不足を強く感じました。
 今回の話しも、事務局や理事長の皆様が、理事会等にて話し合いの場を設けても2,3人しか参加しない。
 定員割れで理事の改選、業務の打ち合わせも出来ない事への危機感からと聞きました。
また、委託業務は、複数の理事がそれぞれ、まるごと抱え込んで報告も十分にできあっていないとの話しも。
(3) さらに安定した事務所の確保が出来ておらず、物品を置く場所すら確保出来ないで、高額な貸しトランクルームを使用している現状を何とかしたいとの切迫感でした。 
 揚げ句、発足時の理事の何名かは辞めたくとも、なにか規約上から後任を決めないと辞めることも出来ないという話しもあって、唖然としました
(4) それでなくとも、この区では、そのものが都市公園を潰して統廃合した小学校の新築しようという問題などで、行政のとんでもない暴走行為として、全国的なNEWSとなって話題を振りまいています。
 それ以外にも行政側からの不快な話しが聞こえてきています。
(5) 発足以来、この期間までにとてもすばらしい企画が幾つも(男性会員からも、特に女性会員から)生まれ、それらは着実に成長しつつあります。
 しかし、事業主体の、このNPOのスタンスはすこし違うのでないのかなと、この会議での話しあいの中で強く感じ取りました。
(6) 当然のこととして、事務局が、NPO創業時の参加者に改めて意見を聞こうというのも、良く分かります。
 脱皮出来るか否か、創業時の老人達の意向を聞いていくのか、それとも女性陣や若手の意見を取り入れて、方向性を変えていくのか
(7) このNPOでも、ロマンも共通の問題意識の共有も十分ではないと感じました。このNPOが目指す者は何かがはっきりしないまま、何をやるにも、その為にはまず金だ、仕事だと突っ走ってきた事だと思います。

 まず、社会への参加方法を探りながら、自立した立場で、組織を固めていこうというNPO組織ではなさそうです。区からの事業を下請として受け止めるための受け皿としてのNPOなのだということに、一部の理事や会員達が感じだしているというところに問題の根がありそうです。そこをはっきりとさせる必要がありそうです。

 しかし、そのために、NPOでありながら、行政からの委託受注に気を配ってばかりいるような組織では誰も、低賃金の行政の下請労働者のごとき扱いをする所には参加する人はいなくなる事例の、見本のように聞きました。
 
(8) 最後に、収入の面からは、総収入のたった4%が、会費であること。その方々の無償労働によって得られた価値(最低時間単価×労働時間……年間の賃金総額で200万円以上)でこの会が維持されていることが報告されました。

(9) 会議の中での発言として、いみじくも
 ・自立した市民が、この区にはここにいる方々だけだという発言も。
 ・区議の方もいましたが、全てはこのNPOがうまく脱皮出来るのか?様子見の段階と聞きました。
 ・区の方でも同様でしょうか

 このようなNPOは全国にごまんとあって、体の良い便利屋さんとして、行政の使い走りとして、行政側のその組織の延命策にも利用されてしまう恐れを強く感じました。結果としてかえって市町村の行政組織の再構築が遅れてしまうことにならなければよいがなと考えました。 

千葉県へ渡来したコウノトリのその後(2)

2006-12-10 21:24:20 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
2006/12/10
旭市にコウノトリが1羽飛来して、早くも10日以上経過しました
 昨日も確認されましたが、旭市の地域のとても大事なシンボルとして、
イメージとしても固まって来ています。
これからも、千葉県には各地にコウノトリが飛来する可能性があります。
ご注意の程、よろしくお願いいたします。

ところでこの秋、都内での複数の農業関係でのシンポジウムでは、
コウノトリの話は話題性は抜群でした。
その中心は豊岡市であり、市には、「コウノトリ共生課」という名前で、
組織横断的な役割を担う箇所が誕生しています。
あらゆる分野が参加をしており、特に農政絡みの方々の参加意欲がとても強くて、驚きです

千葉県の各市町村と何が違うのでしょうか?
1 農政課の積極的な関与がまずあります
 国への借金も完済し、土地改良区の役割が完了して、消滅状態にあること
 土地改良区の役割完了で、農家と行政が直接的な関係にある
2 全国の研究家の参加、県や国の役割と市の立場が明確で、自立心がとても強いこと。



今後の課題として考えられること
1 コウノトリ、トキ等の放鳥出来る箇所の候補地としての地域として如何か、見直しをして貰う
 自然MAP 特に重要な非ほ場整備地MAP、天然のため池、湧き水地点、
餌動物の所在地MAP、有機、ゆみずたんぼ(冬期湛水・不耕起栽培MAP)等の作成 
2 地形的な観点で
(1) 総武大地から、九十九里の平野への波状の場所で、ほ場整備されていない、
かつ湧き水やため池があって天然の餌が十分に供給可能な、生態系が保全されている箇所。
同時に田んぼの生き物が豊富な箇所であること
(2) 豊岡では山地から突然、氾濫源とも言うべき湿地帯に飛びだす。
 その山と田んぼの境目では、複雑に入り組んだ谷津が存在し、そこに1KM程度の距離をおいて、
点々とコウノトリの営巣地がありました。旭市では、どうでしょうか
3 自然再生事業等が組織的な対応がなされている箇所
 ゆみずたんぼ(冬期湛水・不耕起栽培)等の営農箇所の存在と、地域にリーダーが存在するかです
 自立した営農地域が担保されている箇所であることも条件です。



パルナ/WIN-mcb2 インデザインへの一つの意見(10-2)

2006-12-10 16:43:11 | 組版プロの思考からXMLを考える
2006-12-10

 いろいろと意見のある中で、InDesignをどのように考えるか

1 InDesignに限りませんが、DTP系はすべて短時間で一定のレベルに到達出来る特徴があります。
 1ヶ月という人もいれば、3ヶ月はかかると言う人。でも、そこではたと進歩が止まってしまいます。逆に注意散漫によるトラブルが急増し、効率も段々下がってしまいます。
 何が原因でしょうか。 簡単です。厭きてしまうのです。
ここまで覚えたら仕事になった。後は何も覚えることがない。なんだチョロいじゃないか……。とまあ、こういうかは分かりませんが、ここでその若者の進歩は止まって仕舞います。これは最悪です。結果として、InDezignでは、出来高でお金を貰うだけの飽き飽きした仕事になってしまいます。
 InDesignの生産性は、皆様と意見交換する必要はありません。
この画面タッチ型、手作りマシンと呼んでも良いでしょう。

 MCB2では、かっての写研のsp313との類似した構造で再度構築されています。
論理的な外部からの、100%フルバッチです。
 出来上がった文芸書を、今回は3日間でまとめた。次回の機会には2日で完結させる方法を、寝ずに考える。3回目は1日で、4回目には自動組版で実行してみようと、フローチャートを頭の中で組み立てる。
 このワクワクするような仕事の楽しい世界へ、若者を引きこんで、その奥の深さをとことん味合わせてたいと考えています。
 windows対応環境だけでも、何十年やってきても、ほんの一部分が理解出来ただけ。いつまでたっても一人前になった気分がしない。従って物事に謙虚になる。
 仕事ではなく、mcb2を介したxmlの世界は、探求の世界です。
 少し分かるとたまらなく楽しい世界です。
また、論理の世界ですから、ドキュメントプログラムの世界でもあります。
 将来は、mcb2技術をベースにして、個人認証、サーバー管理、データベース構築等に取り組んで頂けるスタッフとして、印刷会社であれば最も重要な機能を担うことになります。









パルナ/WIN-mcb2 インデザインへの一つの意見(10-1)

2006-12-10 16:25:00 | 組版プロの思考からXMLを考える
2006-12-10
 「パルナ/WIN-mcb2」を介しての組版関連業務への取組。特にモリサワ「MCB2」との、関連性に関して、いままでお付き合いの深い方々からの質問は
「InDesign」との関連性や、あるいはどう考えているのかへの質問と確認です。
 これは、印刷人としての自己確認の瞬間でもあります。ものすごく真剣です。従って、よく考えながら、お相手の方の目の奥を探りながらゆっくりと言葉を選ばざるを得ません。

InDesignとMCB2は日米というだけでなく、あらゆる部分で対照的です。意外に類似しているのは、組版言語がいずれも写研の言葉をそのまま持って来ていることが多いと言うことです。写研に取り組んできた方々からは、とてもなじみやすいと言葉
 まず、10年後の印刷業界内での市場シエアですが、この2つで対比すると

InDesign系統が 70%を占めるでしょう。
 現状で言われるMAC系の仕事、そしてチラシなども
 特に、一過性の仕事 情報誌やチラシ、高級美術印刷分野などデザイン分野でも
今以上に利用は広がると考えています。クオークやマック系統がこちらへ移行して行くとも思われます。



mc-b2系統は30%程度 XML関連での仕事はこちらに移行すると考えられます  
 文芸書系統や、データベース組版、WEB系統やマニュアル、XML関連等
ワンソースマルチメディア関連の使い回しと呼ばれる分野では、じわじわとMCB2
が強くなると確信しています。根拠があります。
 一般企業や行政等の業務目的での、印刷エンジンとしては、之までもなかったし、今後も出現することはありません。一方のデファクトとなります。
 注意すべきは、だからといって、この分野が現在の印刷産業内に留まってうて
仕事として成立しているかは不明です。

 それは全体としてのシステム構築の、その一部として位置付けされているからと
考えます
 




事業主体のNPOのあり方の典型例(2) 里山の管理

2006-12-10 15:56:59 | NPOの現状と指定管理者制度の問題点
 2006/12/10 
 里山とは、都市生活の場、に対応した田舎と言うことであり、日本で2,000年以上続いてきた連続性のある、農業主体の生活の場として考えられていると解釈しています。あるいは、大企業的な発想の場に対して、なりわい(生業)の場と言い換えられるかも知れません。

 千葉県でもいま、里山の荒廃に神経を尖らせています。
そこで、堂本知事の提唱によって、千葉県は「里山条例」を締結しました

 現在、県の監督下で任意団体が形成されています。そこでは、地権者たる農家の皆様へ、NPOのメンバーが荒廃した里山の手入れをさせる目的で、地権者とNPOが手を結ぶ仲人を県が行いましょうという趣旨で制定されました「里山条例」を基本として、NPO会員、行政、地権者間の協約を根拠として活動されています
 しかし現状としては、本来の地権者がほったらかしにしている里山を、市町村の予算で、協約を結んで、市民やNPOが手入れをする。それを地権者が「ああしてくれ、こうしてくれ」勝手な要求をする。森林の(千葉県は斜面林が多く、特に斜面での危険性が高いという)手入れを行いながら、何故、地主のために、私有財産の価値向上のために、この様なことをサービスしなければならないのかが分からなくなった。といいながら、折角のNPO志願者が次々と立ち去ってしまう現実が生じています。はじめ20名のメンバーではじめたNPOが1年後は、たった4人に。
 それも、NPOの責任者や理事等が、行政からの補助を受けているので、金銭的にも責任が生じてしまい、必死になって対応する。
 このあたりの機微を理解出来ない行政担当者が、市民やNPOに対して、叱咤激励をすればするほど、白けた感覚になって、意欲が低下する。
 
 NPO側が、危険防除のための勉強会へ、県の専門職を招いて講習を受ける。
子ども達の勉強の場として「里山」に学校単位で来て貰う。そのための講師派遣を依頼すると、高額な(NPOから見て)派遣費を請求されて驚く。学校側に予算を請求することが当然でしょうとの意見が飛びだします。
 NPOや任意団体として、人件費を稼ぐことは急務であり、ただでは派遣出来ないとの意見は、ある面でもっともなことです。でも、行政職の方がその肩書きのままで、任意団体に天下っていルのも事実。そのあたりが、なまじ独立した組織としてでありながら、行政介入型NPOでの機能の限界になって来つつあると感じています。
 

 





東大、正門から三四郎池へ イチョウの黄葉がすごかった

2006-12-10 14:27:50 | 東京の街角からモニタリングでわかること
2006/12/9
東大の中で、文京の大手と言われるNPOの大事な会議に出席を要請されて出掛けた。正門を入って、正面の銀杏並木の黄葉振りは、見事の一言。
 でも、とても寒い1日であった。東京を取り巻く山々では雪になったとのことです。午後1時、出掛ける前にはちらちらと雪になった時間帯もありました。

 この銀杏並木、秋には一面が例の「ぎんなん」の臭いに包まれてしまいます。
貴重な実を拾う人も少なく、ぎんなんの実を踏みつぶしながら、歩く時は「何と贅沢な」という感を否めません。

 

マイクロソフト社ビスタを考えるキーワード

2006-12-09 02:21:57 | 組版プロの思考からXMLを考える
マイクロソフト社のWord2007の出荷開始が、2007年1月末に一斉に開始されます。
待ち遠しいですが、以下の予想です
1 今までtxtベースでwordのファイルを外部抽出しますと、2003以降のxmlでも
 バイナリー部分が残って、利用の制限要素となっていました。
 今回は全てXMLと言うことで、TXTベースでの完全公開となると予想されます。

2 当然、内部構造がどんどん変わってしまっていると考えられます。再度の内部 解析調査が必須です。このXML化によって、最大の課題は校正行為を含めて、XMLで逆に書き込まれたファイルをWORDに流して校正をする、と言うような行為が要望されだすと想定されます。
 ビスタ以降搭載されるword2007では、外部出力ファイルが、バイナリーの存在しないXML形式ファイルとなりますので、各社の組版ソフトでは生成した組版結果をXMLを介してworに貼り付けることなどが、かなり行われる可能性が高くなってきました。WORDからのxmlタグ取り込みと言うことも、xhtmlを介した方法でも考えられます

3 このあたりでの、プロ仕様関連ソフトメーカ間での競争的な開発が既に始まっていると予想されています。

パルナ/WIN-mcb2 ビスタ搭乗での変換テーブル検証(8)

2006-12-09 02:11:24 | 組版プロの思考からXMLを考える
 マイクロソフト社が2007-1-末に一斉に販売を開始する、windows-XPからビスタへの移行は、日本語組版業界へのとても大きな業務変更と、大きな混乱をもをもたらすだろう可能性がますます高くなってきました。
(1) 文字フオントが、ビスタ経搭載されるMS明朝、MSゴシック、そして新たな3種類目のフオント 「メイリオ」の搭載と、JIS2004に準拠した文字対応でしょう。

 文字種が、今までの12,000文字から、14,000文字ほどに増加しています。
現在市場に流通しているadobeのaj1-4が約15,000文字、aj1-5になって22,000文字になっています。
 今回はjis2004を、ちなみにadobeでは、この環境をaj1-6として位置付けしているとのことです。

 ビスタ販売と同時に、14,000文字種がwindows対応上で利用出来ることになります。問題の入力環境では、かな漢字変換用のフロントプロセサとして、IME及び一太郎のATOKの2系統で、利用可能となりそうです。

 この部分では、印刷業界とは相変わらず異なった文字環境が継承されます。でも3書体となって、いままでよりも幅広くフオントを利用出来る環境が、マイクロソフト社から提供されることになります
 既にモリサワでも対応中とのことです。

 問題は、2文字の削除を含む、かなり大幅なフオントの改変がなされています。
一部の専門家の言い方としては、文字化けではなく、字体化けだそうです。

 この話は、今後連載します 
 

WORDからXMLにスタイルシートを任意にカスタマイズ可能に

2006-12-09 01:51:30 | 組版プロの思考からXMLを考える
 本日、㈱モリサワ製B2-WORDXMLをベースにした、スタイルシートの任意加工が可能なようなプログラム環境の開発が一段落をしました
 社内テストでは、極めて有効なことが確認されました
 印刷会社、特にword上からXMLのスタイルシートを取りだす部分では、Word上での多様な環境に対して、任意にスタイルをあてはめることが可能となります。Wordからの多様なXMLデータ取り込みの支援技術として、極めて有望な技術と思われます。
 WORDXMLCONBと命名します。
 当社がかねてから開発してきた「コンバートXML」という、xml開発ツールの公開という側面があります。

 皆様、ご期待をください。

パルナ/WIN-mcb2 写研GRAFバイナリーからの変換(9)

2006-12-06 13:00:12 | 組版プロの思考からXMLを考える
2006/12/6 
 パルナ/WIN-mcb2上では、写研GRAFデータ(具体的にはページ16/72等のファイル)からの変換環境からの取り込みが要望されています。
 この度、従来の変換では写研テキスト引きはがしプロによって、写研txt化されたフアイルからの変換に依存していましたが、shfto-jisの制約から文字の変換レベルに課題がありました。
 そこでこの度、写研のテキスト引きはがし後のgrafバイナリーデータから、直接変換出来るプログラムを開発しました。
 これにより、変換データの正確性が改めて担保されました。

 次の、パルナ/WIN-mcb2のバージョンアップに反映させる予定です。

パルナ/WIN-mcb2によるXMLの世界へ(7)お問い合わせ

2006-12-03 17:06:36 | 組版プロの思考からXMLを考える
2006/12/2
「パルナ/WIN-mcb2によるXMLの世界へ」として、今回、7項目でこのブログ上への書き込み登録を致しました。
 そこで、具体的に変換テスト等をご相談させていただきます。

■1 写研製電算写植機器 関連での変換テストや情報
(1)旧8インチ版テーブルデータFD。ビジネスとしても変換サービスも1枚いくらという費用で、いくらでも変換は可能です。お問い合わせ下さい。
 対象は、オリジナル及びフアイナルFD(ソート済みは不可)であること。但し、8インチレベルでも「ページ16形式」は不可です。

(2)旧3.5インチFD、グラフET等はテストでも実務でも変換対象となります。但しグラフページ16では、写研テキスト引きはがし済みが前提です。バイナリーでも結構です。

(3)MOを介して、サイバートPやシンギス、サンプラス等の写研txtデータを変換いたします(ページ16は写研txtを引きはがした内容で)
(4) 現状では、数式、学産等の写研データは原則として対象外です

(1)(2)(3)(4)とも、変換サービスとしてもご利用下さい



■2 TEXの医学書等数式の入力されたフアイルを変換対象としてテスト変換を受けております。
 まずTEXから、wordへの変換を行います(正当なTEXデータでは実用的な変換可能な様です)。Word上では、mathtypeの形式に、数式は変換されています
 そこで、原則Word上で入力フオーマットされたmathtypeデータを、㈱モリサワ製MC-B2にほぼ1:1出変換を致します。
 そのテストを引き受けております。
印刷見本及びtex、あるいはWORDデータを添付フアイル等で送信下さい


 株式会社 トータルメディア研究所
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp
 開発部
まで、よろしくお願いいたします。
〒113-0021 東京都文京区本駒込4-38-1 富士ビル
TEL:03-3824-6071 FAX:03-3824-5980
E-mail:tmlarao@tml.co.jp HP:http://www.tml.co.jp