文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

社会保険庁の問題を考える①

2007-08-14 21:29:24 | 組版プロの思考からXMLを考える
 2007/8/14
 いま、行政の在り方をめぐって、マグマのようにたまりにたまった問題点が一気に噴き出しています。今回の参議院の選挙でも、行政不信が影の主役でした。
 この問題の本質は、日本の歴史的文化的な経過から、行政組織に文書管理に関する法令整備ががほとんどされておらず、現在でも日本国の各省庁、都道府県、各市町村ごとに、しかも各省庁の行政組織ごとにほとんど統一された文書管理手法が確立されていないかのごとき状況とみなされています。それおぞれの行政目的に沿って分社が勝手きままに運用されているごとき事実があります。それは野放し状態ともいえます。この様な文書管理のための法令不備があって、それを背景にしてこそ
5000万件に及ぶ不明情報の発生が結果として明らかにされたわけでしょう。
 社会保険庁でも、各都道府県に業務を委託していた経過があり、そこから上がってくる各種の書式、そして記入方法も含めて統一されていないがため、情報の統合化を意図してもまとめきれません。しかも法律的な裏付けがないために、書式の統一ま果たせず、情報統合のための手段さえも見出せないこともあったと聞いています。
 しかも、大手のNやFのごとき大企業がほぼ独占的に業務開発の委託を受けて進めてきたといっても、実質は行政側に専門家が育成されておらず、対等に渡り合えないまま、ソフトメーカの思惟のまっまに動かされて来たのが実情でしょう。
 今になって、急にまとめろと言われても、ここまでばらばらであるとしたら、はじめから情報の再度の入力をすることが最も早いと思われます。
 いずれも、誰が行っても同様な問題を引き起こしたと考えられます。根本は文書管理に関する法規定がほとんど存在しないという、恐るべき状況に起因っしていますのでとてもとても根の深い問題です。
 ちなみに、社会保険庁の問題は厚生労働省に限ったことではなく全省庁で共通な事態と考えられます。
 ある人は、国も都道府県もおしなべて、かっての解体された国鉄の末期の労使を連想するとのことです。
 
 同時に、この問題は印刷会社と出版業界との関係性でも、ほぼ同じ様な問題を抱えていて、相互に協力せねばならない現在のせっぱつまった状況でも、協調できない大きな壁となって存在しています。

 それは、業務を発注する側の当事者としての認識のスタンスの問題と理解しています。


これから欲しいもの。 自動車には夢を託せるなら軽キャンピングカー?

2007-08-14 16:25:14 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
 2007/8/14

いま、真に欲しいもの。この年になって感じることから
1 軽自動車ベースのキャンピングカー 将来はもし実現するとしたら、もちろん電気自動車をベースにした、しかも価格が200万円程度のもの。 
 軽自動車をベースにしたキャンピングカーは国内でも売れ出しているとのレポートをTVで見て、これだと膝を打ちました。
 これで全国を、妻と2人で道の駅をねぐらにしてあちこちと費用をかけずに、ぶらぶらと旅行してみたい。

2 車はさんざ乗りましたからもういいです。代わりにかっての都電のごとく路面を走る電車を、都内でも再度走らせてもらいたい。
 バスはいただけません。乗り心地が悪く、しかも運行時間がとても不正確です。
 モノレールは都心の景観を壊します。また設備費用もとても高いと聞いています。
 地下鉄は、特に年をとると、深く潜るための階段が苦痛です。年寄りにはとてもつらい乗り物です。でもおかげで都心部では車の必要性はほとんどありません。

3 欲しいもの
 水をたっぷりと張られた田んぼ 生き物をどんどん生み出してくれます。水を張ると、年間での管理コストは最低で済みます。いろいろと問題がありますが、最も環境保全に貢献できる農法です


自動車が売れなくなって3年以上。白物家電のたどった二の舞か

2007-08-14 16:21:48 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
 ここ数年の自動車の国内販売の低迷は、とても深刻です。
まず、あきらかに自動車は台数的に飽和しています。
 ついで、都会地、特に東京圏では利用価値がどんどん落ち込んでいませんか。
さらに各種の税金支払や高速料金の高さ、駐車場の不足など、自動車を所有することのコストに耐え切れなくなってきています。特に若者が。そこへガソリンの高騰もあります。
 自動車の所有はステータスにはなりにくく、厄介な問題を引き起こすネガテイブな商品というイメージも広がっています。どうしても必要としても軽自動車。
 自動車がもたらす諸問題は、市民生活では投資対効果がどんどん落ち込む、しかも地球温暖化等にもよる、抱え切れない構造的な問題になってきています。

 それもこれもあって、いま売れるのは軽自動車や小型車ばかりという状況に陥ってしまっているようです。
 白物家電と同じで、ある年数まで売れない状態が続くと思います。
トヨタの戦略は売れないから焦って、これでもかこれでもかと、新製品・新分野を
目指しますが、しょせん自動車屋の考える範疇であって、市民が欲しいと考えるであるとの先取りばかりを行って、どんどん欲求をつぶしてくれているという感じでしょうか。市民は逆に、欲しいものが何なのかわからなくされている感じです。

 その点で、日産の再生を願っています。GT-Rへのこだわりは半端ではないし、スポーツ性への突っ込みも見事。カルロスゴーンの影響から少し距離がおかれて、面白いものをどんどん出していけば、自ずから。
 ゴーン氏のハイブリットは部品でよい‥‥は、これから正解かもしれません。
でもそれは電気自動車を前提にしたことで。

 2050年、地球温暖化対策で、日本は電気自動車の普及と原子力エネルギーと、
膨大な世界有数の資源である水田の再活性化と、森林の保全力によって、乗り切れるかもしれません。

電気自動車のこれから、このパラドックスが凄い

2007-08-14 15:47:55 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
 三菱自動車㈱製の電気自動車が09年度にも販売開始かと言われています。何が凄いと言って160km程度の走行距離が可能で、家庭内での100v、8時間での電気料金が30円程度。で走行費用がほぼタダに近くなるということでしょう。家庭用の電源で充電OKということは、どこでも制限できない状況で充電使用できるということ。
 性能は複数の評論家曰く、まったく問題がなく、ガソリン車よりもはるかに良い
 今のガソリンスタンドなど石油系での膨大なインフラが不要になりかねません。それはまるでパソコンのGoogleやYafooみたいな利用料無償のパブリック製品の一つになりかねません。実はここが最も大きな問題点だと言われています。
 ハイブリットによる節電ならぬ節油レベルでは、とても太刀打ちできない、革新的な社会変革をもたらします。
 これからの地球温暖化対策の切り札は、この電気自動車の普及(大歓迎)と原子力発電なのかもしれません。水素燃料は自動車というより、各家庭に据え付ける
装置として広がるかもしれません。

 トヨタ自動車が、ハイブリットのプリウスに電気の充電機能を付加するとの話ですが、三菱の電気自動車の1/10以下しか充電しても走れない仕組みだそうです。
 基本的に2つの動力源は不要だと考えられますので、電気自動車への布石では
現状、圧倒的に三菱自動車側に軍配があがります。
 でも、販売開始できるかは、現在のインフラをどうするのか。ガソリン不要なことやアナログのモータ系統ををどうするのか、何よりも石油産業をはじめ業界の決定的な再編成を伴う事態を招くでしょうから、戦略的にどうなるのかが不安です。
 電池でもリチウム電池のでき具合でしょうから、電気自動車で決定的に先行する三菱自動車だけでなく、リチウム技術等の技術開発能力で、先行しているとされる日産自動車等にも再度のチャンスがおとづれるかもしれません。
 かねてから2つの動力源を必要とするハイブリット技術は、水素あるいは電気自動車へのつなぎにすぎないとの意見とのことです。
 
 とても楽しみが増えてきています