文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

生物多様性COP10開催に向けて意見交換会

2008-10-26 00:39:50 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
2008-10-23
 18:00より20:00まで、東京渋谷の環境パートナーシップオフイス会議室で120名ほどが
全国から駆けつけて、行われました。
2010年に日本の名古屋で開催されることが決まっている。
cop10が開催される2010年は「2010年目標」の目標年として、国連が定めた「国際生物多様年」として節目
 COP10に向かっての取り組み等に関する話題提供を環境省自然環境局の「生物多様性地球戦略企画室」のメンバーが中心になって説明
 次いで参画、連携、仕組み作り、そして意見交換が行われました。

 そして、「日本における里山、里海のサブ・グローバル評価(里山里海SGA)」の概要も
報告され、特別に里山の重要性が強調されました。





 

シギチドリの問題の本質

2008-10-26 00:14:25 | 水質浄化:東京湾、船上からの報告
2008-10-24
 シギチドリの問題は、一過性の災害ではなく、もっと本質的な個所にあるという意見がとても多く印象的でした。
 それは、私なりに理解すると以下になります。

 シギチドリ類の渡りは、過去10年以上どんどん減っているという認識です。
今年はとくにそれが強く表に出てきた。つまり限界以上に渡来数が減ってしまった。
 ほとんどのシギチドリが、右下がりのカーブで、まさに絶滅曲線と呼ばれているカーブにはまっていることが理由。
 
 でも今回本当に驚いたのは、これだけシギチドリの研究家がたくさんいながら、どこのだれもが、今年のシギチドリのことを話せる人が皆無であることでした。
 行政は年単位での情報を整理して、公表することが主な仕事。

 業務改善のためには双方向性での情報センターがなければ現状を掌握できません。
誰も実態が把握できず、対処ができませ。シギ地の悲劇は責任者不在のまま、ただただ先億入りされた問題がおおきて、結果とし湿地の改善がすすまず、ますます絶滅に近いという恥ずかしい結果が露呈してきた証ではないかとの情報です

 





 日本野鳥の会では、東京港野鳥公園からの情報を入手するという回答。何の情報も持っていない。
 千葉県庁自然保護課は全く何もわからない。昨年度の環境庁の情報だけ、と淡々としたものでした
 一番詳しいはずの「谷津干潟情報センター」では、現在の調査情報がわかるのは来年5月でストの回答。
 詳しい人は、谷津干潟は「指定管理者制度」になって、入札に負けて全員が引き揚げて
とのこと。環境庁の管理下、非主義務もあって外部公開ができなくなった結果だろうと

 

東京湾での関心事は、10万羽といわれるスズガモの存在から(3)

2008-10-26 00:02:51 | 水質浄化:東京湾、船上からの報告
2008-10-24
 三番瀬フオーラムの主催者のひとりでもある、小埜尾さんの意見では、現在三番瀬ではスズガモの採餌行動はほとんど見られなくなったとのことです。
 原因は本来の主食のホトトギスカイがほとんど見られなくなったことにあるという意見でした。あさりの殻は固すぎてスズガモには食べ切れない、もうひとつバカガイが大事となりますが、今回のように壊滅すると最低1年以上は復活にかかる。
 でも、この5年ほどになって、スズガモの採餌行動は、幕張沖や遠く富津岬沖に分散して塒化してるから影響は少ないのではないかとの意見でした。

渡り鳥への影響は

2008-10-25 23:54:05 | 水質浄化:東京湾、船上からの報告
2008-10-24
 この秋は、東京湾沿岸域および利根川下流部などの内陸部でも、異常なほどシギ・チドリ類のトライが少ない。ということが非公式な話題になっています。
 ちょうど秋の渡りが始まる直前に、青潮、赤潮、真水の流入、土砂による被覆、人間の排せつ物の大量流入などが重なって、
 三番瀬でもほとんどシギチドリが姿を現さず、谷津干潟でも極端に少なく、また内陸部でもほとんど観察数が少ない。などの情報が重なっています。
 
 関係する方々からは、皆さまが異常事態だと話されます。
でも本質的なところでよくわからない部分が多すぎます。
 本当に三番瀬や谷津干潟でのシギチドリの減少は、異常気象によるゲリラ豪雨の発生と青潮、赤潮の発生が遠因なのかと、
 そこにいろいろな問題があり、課題が浮かびあがってきているのではないでしょうか。

東京湾の下水処理能力が試される日々(1)

2008-10-25 23:44:05 | 水質浄化:東京湾、船上からの報告
2008-10-24
2008年の夏は、何度も何度も、通称"ゲリラ豪雨"と呼ばれるような、猛烈な集中豪雨に何度も襲われました。
 今まで経験をしたことのない短時間で狭いまさに限定された地区での大雨です。1時間に100MMを超すような状況も発生しました。都内でも文京区や千代田区でも何度も洪水警報が発令されました。
 都内で下水本管のメンテナンスを行っていた会社の社員が一度に5人も、あっという間に下水管にあふれた雨水で流され死亡ということもありました。

 このままではただでは済まないと感じていましたが、まさにこの8月末から9月にかけては、東京湾への、大量の真水、分流式下水管からの、何もかもいっしょくたの汚濁物が
排水能力もあって、みしょりのまま東京湾へ。何度も何度も。

 人間の作った下水処理場では対応ができなくてそのまま東京湾を下水処理場にする
まさに恥ずかしくて、誰にも話せない事態が大規模におこってしまっています。

 この10月半ばになって、ようやっと東京湾、特に三番瀬等で少しは落ち着いてきたようですが。
 まこちらでは別の角度で、まさに1985年以降最悪の事態を招いています。
それは昨年度1回、そして本年度は、この8月末に「江戸川放水路の解放」がなされた結果です。
 真水と江戸川に蓄積していたヘドロ状の土砂と、未処理の家庭用下水が何もかも一緒になって三番瀬にも流入し、そこの生態系を破壊してしまった。
 アサリやバカガイ、ホトトギスガイなどの2枚貝、エビやカニなどの甲殻類、そしてゴカイやアナジャコなどが壊滅的な被害で姿を消してしまいました。
 さらに、その結果、人様によるリン分の流入もあってか、それでなくても近年最悪の青塩が覆いつくしていた上に、赤潮が並行して発生して、ダブルパンチになってしまったそうです。
 この10月末になって、すこし水の状態は回復がされてきたようとのことですが。

トヨタの人事も、まさにかんばん方式。ジャストインタイム

2008-10-13 16:45:24 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
2008/10/12
 トヨタのかんばん方式が、人事にそのまま反映して、これから生産調整によって季節工の契約解除などが、ばんばん実行されていく流れしょう。
 そこで、注意しなければならないポイントは、季節工などへのトヨタの考え方です。

 生産調整手段として、季節工を6月にやめさせ、新たに12月に採用しなおす。
トヨタの関連会社では、当たり前に行われ出しているようです。

 まさに、人事策として、これ以上の究極のかんばん方式は考えられません。
たった数か月を、人件費を節約するために、首切りを平然と行う。
社会情勢から、先行きがわからない、工場を建て直すからやめてくれということであれば、経済合理性の観点からも、納得できる部分もあるのですが、生産調整のためにやめてくれ、でも12月には、別途採用するということがいかがなものでしょうか。

東京湾の危機が意外に先鋒化 1

2008-10-13 16:35:48 | 水質浄化:東京湾、船上からの報告
 昨晩の「宇宙船地球号」のTVで、東京湾の危機が特集されました。
この春まで、魚介類が豊富であった箇所も軒並み、分厚いヘドロに覆われてしまっています。
 お台場前の開水面は、遠浅で、2枚貝も十分に回復しているようでしたが、同じく。

 何が原因か。
それは、この夏のまるで熱帯性スコールのような、1時間に100mmを超すような猛烈で局地的な集中豪雨が立て続けに関東、特に都内を襲ったことに、直接の原因がありそうです。
 はっきりといって、以下の問題を解消しない限り、将来の東京でのオリンピックはありえないと思います。理由はトイレのことであり、あまりに恥ずかしいからです。

1 都内の分流式下水道を解消するには、最低2兆円を要するといわれています。
 なにせ、都内および近県の下水道のほとんどが分流式であるために、少しの雨でも
大規模な下水処理場は、流入してくる下水を全く処理を放棄して、そのまま東京湾に流してしまう仕組みです。
 東京都で、その回数が年間30回に近いと聞いて驚きました(未確認情報ですが)。

2 分流式の理屈は、下水管がW構造で、普段は雨水系と人の排せつ物等が分流されているのが、ちょっと雨が増えると、Wの上があいているために一緒になって下水処理場に流れ込む、という仕組みです。
 原則、当たり前のことですが世界の都市のほとんどが2本による分離式です。
日本では予算が安くできるということだけが理由だそうです。

3 だから大雨の後は、お台場の美しい浜辺でもテイッシュがぷかぷかという信じられないことが起こります。
 ひとつは河川や下水処理場から真水と一緒に、泥を主体とした汚泥が底を分厚く覆ってしまって、その2つで、底棲の2枚貝のアサリやホトトギス貝やゴカイ、カニやシャコなどもいっしょくたに死滅すること。
 さらになにせ、人の排泄したうんちからの"リン"が、東京湾内では極端に過剰になっていて、それもあって、プランクトンが異常にわき(赤潮の原因)、海面を覆って日があたらない真っ暗になってしまうこと、それで植物性の生き物の死滅する、それらの死骸もどんどん浅瀬にたまって、いろいろな原因で、一気に海の底がヘドロに覆われてしまうなる仕組みです。
 
4 東京湾内の有力な生息地が、魚介類が生息できる環境ではなくなってきていることを物語っています。
 早く、下水道の分流式を取りやめ、下水処理場での無制限な解放行為を、ぎりぎりまで
回数を減らし、また積極的に資源としての有用性が叫ばれている、”リン分”の回収策を講じていただきたいと思います

5 これでは横浜沖から、金沢八景沖の、中の瀬もヘドロに埋まり、東京湾江戸前のシャコが全滅するだけです。
 これからがさらに心配です



 

  



白鳥の渡来、今年は餌付け問題が課題に

2008-10-12 11:54:45 | 冬期湛水不耕起栽培の現状とこれからの課題
2008/10/12
 今年は、全国的に一斉に近く餌付けが行われなくなる傾向が一斉に出てきています。
その背景には、よくその正体がわからないまま「鳥インフル」への対策がちらつきます。
 最上川河口での「白鳥の餌付け餌付け」個所でも、今年から打ち切りということが新聞記事に掲載されています。
 千葉県でも、まだ渡ってきていませんが、印旛郡栄町の新海さんの渡来地では
今年は、今までのわずかな餌付けもやめてしまうという話です。
 
 やはり、いろいろと質問を受けるようで、困惑されています。でもこの箇所は
昨年度も最大800羽の渡来越冬を見ていますが、ほとんど餌付には依存しない、自立した個体群ですので、結構かと思います。
 
 「鳥インフル」問題はほとんど心配ないとの見解が各所から生じています。
あまりに野生動物と異常に接近した生活スタイルは、それなりに問題でしたので、これから正常化していくと、考えています。


秋の白鳥群の渡りがはじまりました。

2008-10-12 11:41:04 | 日本で越冬するガン・ハクチョウ類の生態
2008/10/11
 毎年、白鳥群(主体はオオハクチョウとコハクチョウ)の渡りがいじまります。
毎年、10月15日ころから20日にかけて、全国で一斉に渡来情報がなされます。
 すでに、山形県の最上川河口(酒田市)や猪苗代湖にも飛来情報がなされています。
これから一斉に情報が入ってきますので、楽しみな季節です

 イメージとしては、シベリアカラ約2,000KMを一気に飛びぬけ、北海道の北端をかすめて本州上空に飛来し、それ尾から青森、秋田、山形、宮崎、福島、そして関東へ、さらに新潟や滋賀県琵琶湖まで、同日あさに一斉に出現し出しています。
 本州上空で、大好きな越冬地へ一目散で、一気に飛びぬける。

 群れは比較的小さく家族群(親、雛、若鳥で構成された同じ家族)で、2羽~16羽で
構成されます。
 その家族群が次から次へと、上空を飛びぬける状況です。

 

 でも、このような傾向はここ5年ほど顕著になってきています。 

トヨタのことだから(2)

2008-10-12 10:16:02 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
 考えられる最大の理由は
 あれだけ一世を風靡したビッツ、及びその派生車が、今あの時の勢いを失ってしまって
ことに原因が。ビッツが健全に発展していたら今の混迷はなかったと思われます。
 何があったのでしょうか、原因はどこに?
 
 明らかなことは、派生車であるイストやBBが国内でとてもよく売れ、米国でもサイオンブランドで着実に売れていたわけで、
1 サイオン向けの若者者を、米国サイズで作り直したことにあるのではないか。
2 小型車戦略をダイハツに任せた?
 
 考えられない失敗は、事実としたら驚きですが、日本の3ナンバーサイズにしてしまったことにあると考えますが、いかがでしょうか
 デザインはさえらに、サイオン好みというか、日本人離れした独創的なもの。
結果として、売れない、大きな穴があく、次世代ビッツもわけがわからないことに

 現在のトヨタの混迷はこの信じられない、経営判断から生じたこともい大きな原因であると考えられます。
 小型車の巻き返しに、トヨタは本体でなく、またまたダイハツを使ってということらしいのですが、だんだんGMとおなじ、中型車以上しかトヨタそのものは作れなくなりかねない。これは、まさにGMの失敗とおなじ路線で轍を踏みかねないと感じます。
 BRICS諸国などでの、小型車戦略がどうなるのか、トヨタの再生は、そこでの成功にかかっていると感じていますが、いかがでしょうか。

 次世代ビッツ、電気自動車戦略が、成功するか否か、子会社に任せていられる状況にはないと考えますが。
 

トヨタのことだから 対策はあっという間? コンパクトカー市場

2008-10-11 13:28:44 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
2008/10/11
 
 株価暴落が続く流れの中で、車社会が根源的に流れが変わってきている現状。
キーワードは2つ。
 コンパクト化、そして電気自動車や水素で走る車、まさに新たな産業革命の前夜を思わせます。
 この中で、世界のトヨタのことだから、それらにも素早く対応して、あっという間に、新たな流れに乗れるでしょうね。
 これがすでに、バブルを排除して正常化へ向かう段階で、さらに強まると、一般的なマネジメントベースで、日本ではまさに正しい判断でしょうね。
 昨晩、インドでの自動車市場への在り方で、トヨタのポジションが夜11時からの番組に、トヨタの社長が出演して、実質的に、トヨタがどう考えて、対応するのかを主体に特集が組まれていました。
 社長が自身で出演してですので、お互いにその発言を市民や関係先にキチンと説明責任を果たす必要性に迫られていると強く感じました。
 その中で、社長から「あまりに社会の変動が速いので、対応しきれていない」との発言がありました。
 問題はインドでの事例紹介です。社長は2010年をめどに小型車戦略を進めると発言。しかしインドではたとえば、トヨタはインドでシエア3%。販売品目はカローラとその関連するバンタイプの2車種が主体で、地域では
1 カローラクラスは値段が高い
2 販売できる小型車がない という切実な発言が現地の販売店主からありました。

 翻って、国内ではホンダのフイット及びその派生者であるフリードが売れに売れています。
国内でも、コンパクトカーに関して、トヨタからは決定的な製品は出ていないと思います。
 トヨタからはダイハツをはじめ、似たり寄ったりで個性の感じられない多数の車種が、これでもかこれでもかと、多種類販売されています。でもどれもがインパクトが薄く、開発意図が薄く、何でという感じと、新しい名前ばかりで歴史を消去することばかりで、顧客から見たブランドイメージはゼロに近いのではないか危惧します。
 あげく、イストやBBなどの売れ筋を、どう考えても売れないとわかる、米国かぶれの
新型に切り替えてしまって、
 どうして、このようなトヨタになってしまったのでしょうか。ここが最大の謎です。
 一つは、トヨタの小型機種戦略が、ダイハツの軽自動車→コンパクト車戦略と真っ向からぶつかってしまって、ダイハツに譲ってしまったのではないかとの観測が根強くあります。
 トータルなトヨタ戦略には考えられない路線転換です。でも、サイオン戦略と根っこは共通だなのではないかとも思えます。
 あくまでも個人的な意見に過ぎませんので、勘弁してください。以下
 まあ、トヨタグループ全体での、団結をするための妥協策ですか。
このような場当たり的な、思想性に乏しいことでは、本来のかんばん方式の根本的な理念から、どんどんずれて、肝心の働く人までも、フリータを集めて、ジャストインタイムの考え方を発明するように、生かざるを得ないかのしれません。
 ということが、豊田家への大政奉還の目論見までを必要とする本質かもしれませんね

 

ガンカモ類の外来種情報 1 コブハクチョう

2008-10-08 19:18:39 | 日本で越冬するガン・ハクチョウ類の生態
2008/10/7
 コブハクチョウは、ガンカモ類の外来種として、日本各地で繁殖し、管れ日から暖かい地域への渡りも行われている状況となっています。
 過日、調査しましたが、過去20年間で着実に個体数は増加し、従事拡大の傾向に
生息地域は小規模な個体群が全国に拡散しています。

 調査上わかってきたポイント
1 主要な生息地では、1ヶ所で100羽前後が最多で、そこから急速に減少に向かい
 20羽前後で安定をする
  ここで、元気のいい若いつがいを導入すると、目に見えて個体数が復活して行く。
 これは、コブハクチョウ独自か不明ですが、老齢化と、明らかに近親交配で繁殖成功率 が、がた落ちすることが統計上に

2 将来、DNA鑑定等で確認しなkればならないが、現在日本に生息している個体群のルー ツは、複数個所に限定され、すべて海外から持ち込まれた個体であること

3 安定的な、コブハクチョうの個体提供先として、山口県宇部市常盤湖であることが
 判明しています。ここにはなんと、200歯を超すコブハクチョウが翼を切られて管理下 で、現状でも200羽前後が生息中

4 個体群の拡散が日常的に生じていると考えられる個所は
 鹿児島県
 長崎県
 兵庫県
 山梨県
 千葉県
 茨城県
 青森県
 北海道
  などの各地に及ぶ。

5 特に
 鹿児島県の事例は、ラムサール指定湖沼でもあり、厄介です。
 茨城県、千葉県も監視が必要な状況と理解

自動車産業の混迷が、露呈した。2-1

2008-10-08 18:15:09 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
2008-10-8
 自動車産業はまさに、例えれば100年に一度の大変革の時代を迎えている。
その中で次世代での覇権を握れる会社はどこかと考えると、
国産メーカでは、1位にトヨタ自動車になるかと思う。
 しかし、ダントツではない。大いなる死角があるからです。それは
1 自動車の社会的なニーズへの対応で、電機系のモーター及び電池技術が死命を制する ことになってきたこと。
   財閥系が発祥のメーカで、これから要求される特に電機系の技術対応に強いか
 三菱系、日産系が強い。 

2 自動車を文明で摂らえるか、文化的な視線で見れるか
 たとえば日産自動車は、フランス人経営者を介して、日本とフランス両国のの文化的な 背景に強いイメージ。

3 一つの企業にイメージが統一できているか
 それには販売代理店の子会社化を含め、全世界的に統一的な製品戦略が組めていけるか
 肝心な統一的なコンセプトを実現できるか

4 製品計画、そして販売計画に一貫性が認められるか
 世界戦略として、国内市場を重視、その製品群をどんどん回していかなければならない 宿命を負う。関係部署は、国内、国外に大量で継続的に新型車を開発して、適時供給す る義務を負っている関係にあります。

 

「合流式下水道」の改善が進んでいます

2008-10-07 21:23:02 | 水質浄化:東京湾、船上からの報告
2008-10-7
東京湾の水質に決定的に影響を与えてきていた、東京都などの「合流式下水道」の解消策が、全国的な規模で、かなり計画より遅れながらも進捗していることがわかってきました。この問題は今後とも追跡をしていきます。


日本経済新聞 2008-9-6
旧式下水道の切り替え  4割で計画遅れ
国交省調査
 雨水と汚水を同じ管で流し、海や川の汚染につながる恐れのある「合流式下水道」の改善を検討している全国百九十一の市や町などのうち、約四割で計画が予定通り進んでいないことが五日、国土交通省の調査で分かった。
 合流式下水道は旧式の下水道に多く、下水管がいっぱいになると海や川に未処理の汚水が一部流れてしまう。このため法令が改正され、東京や大阪など大都市では二〇二三年、中小都市は一三年までに汚染の少ない下水管に切り替えるなどの対策が義務づけられた。
 「計画達成が困難」と判断されたのは、大阪府岸和田市や埼玉県戸田市など七市。「やや困難」と判断されたのは六十九の市や区などで、合計で全体の約四割を占める。

「千葉の貝塚群を世界遺産に」シンポジュームに参加して(4)

2008-10-07 21:16:27 | 里山に託す私たちの未来-再生策を探る
 1 改めて考えると、現在の、里山保全を考えたときに、里山だけでは、社会経済的にも、文化的な側面からもはっきりとしたイメージが描ききれません。
 千葉の里山を考えたときに、何かもやもやしています。それは、歴史的な遺産であるという観点があまりに薄く、表に出てこないからではないでしょうか

2 言ってみれば、里山の所有者の89%は私有地であり、その多くは農家の方々が、細かく所有しています。
 いま、おこっている里山の「残土産廃」「表土」などの問題の根底には、それぞれの農家が、祖先から何百年と継続してきた、里山への、宗教的な、そしてなりわい(生業)としての生産現場への感謝の気持ち、それをも含めて価値観が一気に崩れて来ていることにあるかと思います。
 精神面での自己崩壊です。 
  はっきり言えば、里山の所有者のアイデンティティ(他者や社会によって承認される、社会的な身元を喪失)が消えかかっている、根なし草になってしまっている。
その現実が引き起こしている、社会崩壊の一環として見做してもよろしいのかと

3 今、私どもが生きている日本国は、表向き近代的な法治国家としての日本を形成しています。 
 しかし、特に農林水産業関係では、あらゆる面で、江戸時代そのままと疑いたくなるような商法、民法のもとで、そのまま現代の社会が形成されているのも事実です。
 このためもあって、里山を含む第一次産業が、商売の観点から、がんじがらめになって
 現在の厳しい状況においこまれたという意見も 
 その辺りから、生きた江戸時代の、生活実態への解析と学習が、改めて欠かせないと感じています。