文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

タクシー会社 燕の集団繁殖17番確認。しかし今季で取壊し

2008-06-30 12:26:47 | 東京の街角からモニタリングでわかること
2008-6-20
 一度報告した文京区本駒込5丁目の燕の巣。何と17個も繁殖中。訪問時にもタクシー会社の目の電線には5羽の巣立ち直後の燕の雛がずらりと並んで、親からの餌を待っていました。ひっきりなしに室内に飛び込んでくるのを、非番の運転手の皆様が温かく観察。
 巣の下にはフン除けのための板が取り付けてあって。
すばらしい

 しかし、この風景も今年限りとなりそうです。
マンション建設の計画があって、この冬には取り壊されるとのことです。
やっぱりなという感じです。周辺を見回しても、今期はともかく来季からの繁殖は
おぼつか無いことになってます




東京湾での鰺釣り(2) 小柴の蝦蛄(しゃこ)のこと

2008-06-30 12:07:47 | 水質浄化:東京湾、船上からの報告
2008-6-28
 小柴沖合の水質は良くない感じでした
漁港を出てすぐ、結構大きな赤潮を横切りました。
釣り場では、どこでも底泥があるようで鰺の仕掛けを落とし込むと、一回泥に埋まる感じでした。

 乗船前に船頭さんに聞きますと、今年初めて2日間だけの蝦蛄の試し漁業を行ってみたが、最悪期を脱して少し取れたがとても漁にならないので、休止のままとのこと。
 とても資源が復活するようには考えられないし、休業をいいことに他の漁港からの船が乗り込んで荒らしまわっているのでと、不安そうな顔が

 昨年も、その前の年も、冬の「スミイカ」釣りに使う蝦蛄(シャコ)は、東京湾内で調達できないで、名古屋まで2回にわたって買い出しに行ってきたとのことを聞かされました
 かって、はやぶさ丸でも、前の店では蝦蛄が取れすぎいて、ドラム缶で煮た蝦蛄を頂いて自宅で妻と子どもと、はさみをちょきちょきしながら食べた味が忘れられません。
 
 現実は、この始末だそうです。小柴沖もかろうじて今年は蝦蛄が少しは沸いたようですが、秋の大雨しだいで、また全滅の悲劇が起こりかねません。

 とても荒れてしまった環境が、簡単に復活できるとは思えません
 
10年前には、文京区でも料理屋で簡単に食べられた「青柳のぬた」なども、最近は入荷しないということで、メニユーからも消えて久しい昨今です。 




金沢八景沖での久しぶりの鰺釣りから(1)

2008-06-30 11:42:11 | 水質浄化:東京湾、船上からの報告
2008-6-28
 早朝4時28分のJR田端始発で横浜経由金沢文庫着、小柴漁港の「ハヤブサ丸」で東京湾へ。2艙だしで大型船に16人は、とても快適。7時30分から3時まで。
 観音崎と第2海堡を結ぶ真ん中で釣りがスタート。午後はかっての第3海堡後の個所とおぼしき箇所で。
 東京湾への上り下りの貨物船の膨大さには驚嘆。ちょうど200m程度の距離間で大中小の貨物船が列を作って。
 釣り場が、その上下線のど真ん中で平然と釣ることになって驚きでした。
写真の距離です。
 釣りの結果は、20cm×15、25cm×8、30cm以上×2.シコイワシに先に餌を食われて、なかなか釣りにならなかった。小型のサメも。
 

日本の携帯電話の現状とこれから(3)

2008-06-25 12:01:22 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-6-25
 日本の閉ざされた携帯市場に風穴、どころか暴風雨。
IPhone」と「smartPhone」の登場 

 米国のアップル社の携帯電話機「IPhone」が7月中旬に、日本でも発売される。
同じように、フインランドのノキア社製を中心した、「Smart phone」がいずれもがソフトバンクから販売されていきます

 日本の携帯電話は、気がついたら規格的に世界の孤児となってしまっています。
その原因は、かって昭和55年頃から専用ワードプロセサ(WP)が辿ったとまったく同じ
過ちを繰り返しているからです。
 メーカの東芝(JW)や富士通(oasys)、シャープ(書院)等の専用WPは開発を独占したメーカが、少しづつ機能を追加しながら古い機種をまさに切り捨て、常に新たに買わせる方式で販売を伸ばしてきました。
 結果日本のパソコンの健全な発展を大きく阻害し、機種間での情報交流を阻害した結果もあって、現在の情報縦割り社会を形成したといわれます。
 特に独自のキーボードに染まった世代は、oasysキーボードなどASKIIとの汎用性が完全でないために、専用WPからのパソコンへの移行で、とても苦労され、また誤ったメーカの考え方もあって、本来自立して何もかも個人が負うべきパソコン運用上での責任を、メーカが背負うという形で、甘やかされた結果もあって、なかなかパソコンとの自立した関係を構築できない方々をたくさん排出してしまっています

 ところが専用WPは、ご存じの如くマイクロソフト社のWindowsの出現と、WORDやEXCELの機能強化とあいまって一切を失い、実質消滅しまっています。
 キーワードは、井の中のかわずか、大海を泳ぐか。という違いでしょうか

 今の携帯電話は、かっての専用WPが落ち込んだ、間違いをさらに大きく繰り返しています。

 携帯音楽プレーヤーの「IPod(アイポッド)」に通話・通信機能を付けただけが「IPhone」ではありません。その汎用性がインパクトなのです
 汎用ソフトにより顧客側で使い勝手の良いソフトを作れる点が決定的に違います。
まさに専用WPと、Windowsの相違点の繰り返しとなっていきます。
 あっという間に、日本の女の子、子供向けの特殊な「癒し系携帯電話」は、かっての専用WPと同様にして、駆逐されかねません

 先行して販売されている「スマートホン」となると、ミニパソコンとしての使い方が主流でしょう。
 各種多様な開発環境を駆使して、まさにラップトップを更に小さく、持ち運べる機器としての位置でしょう。 

 

日本の携帯電話の現状と課題(2)

2008-06-25 11:54:38 | 組版プロの思考からXMLを考える
 ここのところ、親子関係、子供同士、そして携帯電話キーワードになるようなおかしな事件が続発しているのでしょうか。その背景を、いくつかの切り口で検証してみます。

日本の独自製品。 携帯電話のもたらすこと

1 フインランドの国際企業、携帯関連では断トツのノキア、そのノキア系統が中心になって、欧米系の携帯電話が全世界のシエア90%を占めるようになってきています。
  そのなかでも急速に伸びているのが、ビジネス対応で、テンキー方式でなく、アスキーのパソコンのキーボードに類したものになっています。 
 かって欧米の大学生に爆発的に広がったPDAの、その携帯電話版ともいわれます

2 何が問題か
(1) 携帯電話等のIT機器は、本来日本が最も得意とする、マイクロ製品(超小型)での分野であり、相当な世界シエアがとれるはずです。ところが逆に世界の孤児に。
 
(2) それは、日本では若い女性の利用ニードに引きずられてか、過剰機能で、ほとんどの方々が、その機能の一部しか使えない代物に。しかも、パソコンとおなじアスキ-キーボードではないということは、ビジネスユースをまったく考えていないあかし 
(3) したがって、世界的な流れが、パソコンから携帯電話への移行が進む中
 日本だけがビジネス分野ではほとんど携帯が、パソコンとして使用できないことになっています。逆に子供たちがパソコンに興味をいだかない。HP関連のみ
 携帯のテンキー方式入力しか興味がわかない、とてもこまった中途半端な人間に育ってしまって、ITを使ったトータルな物づくりの分野から、どんどん離れて遊びの世界でしか携帯電話も使えないことになってきています
(4) ビジネス市場が育たない
 携帯を使って、多面的なパソコン利用が広がるはずのところ、分断されてしまって、子供たちがビジネスを行うための、社会訓練に役立たず、逆に情緒的な面でしか社会を認識できない、情報面からどんどんはなれてしまう怖れを感じる。
(5) 最近の、携帯電をがキーワードとして登場するおぞましい事件を見ていると、将来がとても心配になってきている   


2 なぜ、そのようなことは生じたのか
 (1) やはり経済産業省が、ノキア等の外資からの参入を例の如く合法的に排除して、
  NTTドコモやAUを育てるという大義名分で、なかなか輸入を許さなかったことに大きな原因が存在すると言われている

 (2) さらに、IT機器を小出しにしながら、市民に買わせるための家電品戦略が背景にちらちらしているように感じています
 でも、そんなことよりも、国がものつくりを大企業だけに、情報管理を官僚組織にまかせて、市民は単なる消費者としておとなしく生きて行けという、おそましい狙いを、肌身に感じる昨今です。
 その一環として、意図的にこのような都合のよい仕組みにしてきているように感じてしまうのはいかがなものでしょうか 


株式会社 トータルメディア研究所
荒尾稔 minoruarao@tml.co.jp

日本の携帯電話のおかれている現状は (1)

2008-06-25 11:46:36 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-6-25
 昨日、ソフトバンクの携帯電話の販売拠点に伺って、いろいろと聞いてきました。
まず、IPodoはまだ店頭にも置いていません。
スマートホンは複数機種がDEMOできるようで、実際に触ってもみました。
でも、窓口のだれもがこの気象の販売には慣れていず、説明もできません。
 
 まず驚いたのは、外部からword、Excel、パワーポイント、PDFファイルのやり取りができる様ですが、異常なほどパケット料金が高い。業務には使えません。月刊の固定契約費用で9,500円とは何事ですか。
 電話と併用したら15,000円以上となりそうです。

 キーボードは小さすぎて使いにくそうですが、ASKIIですので何とか。テンキー方式よりは決定的に楽です。
 使い方としては、携帯型のパソコンとしての利用が可能そうです。

 でも、日本ではなぜ普及しなのでしょうか
なぜ、日本の女の子をベースとして市場で、しかも癒し的な使い方に特化した携帯電話ばかりが普及してしまったのでしょうか。
 日本の常識は世界の非常識という言葉がありますが、携帯電話の世界は、明らかイに日本のだけの異常な市場を形成して、世界市場から完全に遊離して、全世界的にはたった数パーセントの市場しか取れない現状があります。
 また、携帯に係る、若者文化から噴き出すような、あまりに異様な事件が続出しています。

 なぜなのでしょうか。
 

上野不忍池での餌付け禁止「メタボリック鴨」騒動は、とても危険な行為?

2008-06-23 23:27:58 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
2008-6-23
 都内の忍ばずの池の「メタボリック鴨」騒動では、東京都の環境担当部署によるかなり強引で独善的な餌付け禁止の処置が取られ話題となりました。
 これは、それに先立って秋田県で始まった餌付け禁止の動きに触発されたと考えられます。またその背景には「鳥インフル」恐しがあったと考えられています。
 そのような表面的には言っていませんが「鳥インフル」恐しのための予防的な施策が、かえって結果として鳥インフルを招き入れるような鴨群の衰弱個体を多数作りだしてしまったことは、結果として都民をも鳥インフルへの感染を招きかねない危険に陥りかねない政策だったと、改めて強く感じています。
 特に上野忍ばずの池でも、2月に調査に行った時も、野生状態ではマシジミ等が主な餌である、キンクロハジロの大群が、自然状態ではどこにも餌がなく、餌ももらえない状態で、昼間から忍ばずのボート池から隣の動物園分園の蓮群のなかに移動して大群で、くちばしを羽に突っ込んで眠っていました。明らかに異常な状態と観察しました
 この秋以降の施策が改めて問われます。
 オナガガモのごとき、水面採餌型の賀茂は移動がかなり可能ですが、不器用で、餌付け
以外に餌の取り方を知らないキンクロハジロ等は、これから数年間は面倒を見て、段々と数を減らして行くような施策を考えておく必要があるかと思います 。

秋田県でのオオハクチョウの鳥インフル感染 原因の推測?

2008-06-23 23:19:30 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
2008-6-23
 5月に秋田県十和田湖での鳥インフルエンザに侵されたオオハクチョウ群に関しての
分析です。
 秋田県十和田湖は、秋田県でのとても高地にある、国内有数の大きな湖沼です。
特に青森県側からは、有名は奥入瀬渓谷での渓谷美を味わい、その上で十和田湖個班を散策するコースが観光客の通常のルートになっています。
 そこで突然この2008年5月にオオハクチョウが、複数羽死亡し、鳥インフルと判定されて大騒ぎとなってしまいました。
 さらに青森県側でも、数羽が死亡して発見され、簡易検査で、当初は陰性とされながら、環境省側での再検査で、鳥インフルと判定されています。
 何が起きたのでしょうか
 本来秋田県のしかも高地であって、冬の期間に、どこもかしこも凍結していて白鳥類のえさ場はどこにも見出されません。
 秋田県側の坂下町にも200羽以上が越冬していました。十和田湖町でも。いずれも餌つけ100%。人の餌付けで越冬してきた個体群と思われます。
 ところが秋田県ではどこからか、昨年秋より、鳥インフルを警戒して、餌付けを禁止ししてしまった市町村が複数以上あります。秋田県坂下町もその一つ。
 昨年11月の渡来初期から餌付けを中止してきたそうです。
 結果として、餌をほとんど断たれた白鳥群の一部の生き残りが、衰弱して北帰もできないまま十和田湖畔で観光客からの餌、そして湖畔の草花の新芽などをあさりながらいたところへ、南から北へ渡る鴨(オナガガモなどか?)から、鳥インフルをうつされたと考えるのがひとつの可能性です。
 周辺域では、鶏舎の鶏にも野生の生き物でも。まったく鳥インフルに感染がありませんでした。
 それだけでなく、秋田県ではほかの地域でも5月の半ばに7羽単位で衰弱したオオハクチョウが発見されています。
 通常は3月下旬から4月上旬には北海道東部の根室の風蓮湖や別海村の野付崎、そしてサロマ湖へ移動します。それらも4月の中旬までには渡帰します。 
 したがって、サロマ湖や野付での鳥インフル個体が5月に見いだされたのも異常であり
私個人としては、十和田湖の個体群の片割れがふらふらと北へ帰ろうとしてたどりついて
たのではないかと想像しています
 白鳥やカモなどは、皮下脂肪を持たず、餌不足等で体力が落ちると、感染症に極端に弱くなり、アスペルギルスという肺にカビの生える病気で、結果として餓死します。
 同じ感染症で鳥インフルに集団で感染したと考えることが最も自然のようです。

 餌を与えなければ、羽があるのだから勝手に飛び去るだろうと考えてのことのようですが、この地域の白鳥は頭から人が餌をくれると、それが人の義務だと思い込んでいる居着きの個体であり、犬とおなじペット状態ですので、餌を与えなければ死ぬしかない状態の個体群と考えるべきでした。

 複数年をかけて、えさ場を確保しえ自立させるしか方法はありません。それまでは我慢してえさを与え続けなければならない、対象だと考えるべきです。

 

燕の最新の繁殖箇所を探る。ここも共通性が 根津神社前にも 

2008-06-23 22:50:18 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
2008-6-23
 燕の新たな繁殖地の傾向が見えてきました。
文京区の根津神社の近くでも、一つがいだけですが、営巣中でした。
ここもガソリンスタンドがあって、その一角に。
共通点:
 一般住宅ではなく、24時間オープン環境でありながら、特に明るいうちは必ず人が
張り付いている箇所であること。
 1KM以内に、庭園や植物園など、大きな開いた水面があって、多種多様な虫が集まるところがあること。
 まさに、ここでも根津神社があり、複数の生き物一杯の池が存在しています。

 どうも、一般住宅はどこでもそうであるように、燕が1つがいで繁殖する適地がほとんどありません。
 同時に天敵であるカラスがはびこっています。そのためには、集団での繁殖化が避けられないかもしれません。
 前2ケ所とも、入口から正面側の巣はいずれも壊されていました。
 カラスの仕業と、そこで働いているタクシーの会社の方。 

 これからも調査を継続していきます

新たな燕の集団繁殖地を発見 日産の大きな販売店に

2008-06-12 20:55:33 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
2008-6-12
 本駒込から少し外れますが、文京区の小石川植物園に近い忍ばず通りに拠点を構える自動車販売会社の屋内に、最低3つがい以上の繁殖中を確認できました。本駒込5丁目のタクシー会社に次ぐ2番目です。
 さかんに出這入りをして雛に餌を与えていました。2か所とも共通点は、近隣に自然環境が残った庭園や植物園があって、燕の好む虫が大量に発生している箇所の近くだということ。
 そして、昼間は常に開きっぱなしであり、人や車の出入りがあって、天敵のカラスが
入り込みにくい場所という共通点があります。
 さらに、社員の方々がいずれもが燕の産座などを、作ってくれていて、ツバメたちも喜んでそれを利用しているという点でも共通点が。

 でも入口の所の、外から見えるツバメの巣はいずれも壊されているのも共通です。