午後2時ころ、皇居大手町門から庭園見学に妻と2人で、入口の手前でここの名物となったアオサギが1羽、羽を休めている。ここ数年来るたびにここにいて出迎えて?くれる。居着きのアオサギ。皇居の堀の周辺には、ほかにもダイサギも、コサギも単独のまま何年も同じ個体が観察されている。都会地のサギ類ではよくあるケースだ。
多くはペアになるべき相手もおらず、数年から5,6年以上。
そしていつか消えてしまう運命を背負う。
もちろん後継者もいない。
午後2時ころ、皇居大手町門から庭園見学に妻と2人で、入口の手前でここの名物となったアオサギが1羽、羽を休めている。ここ数年来るたびにここにいて出迎えて?くれる。居着きのアオサギ。皇居の堀の周辺には、ほかにもダイサギも、コサギも単独のまま何年も同じ個体が観察されている。都会地のサギ類ではよくあるケースだ。
多くはペアになるべき相手もおらず、数年から5,6年以上。
そしていつか消えてしまう運命を背負う。
もちろん後継者もいない。
皇居・竹橋門側に梅林があって、やや色づいている。片隅に1本のグミ。赤く熟した実が一杯。漢方に使うらしい。一粒つまんだがおいしいともまずいとも言い難いが、漢方薬としては良いのだろうと考えてみた。
妻は、グミの葉の色が変色しておかしい、農薬のせいかとも。ヒヨドリなどがまだ食べていないのも変だとも言う。
しかし、そういえば東庭園の雑木林でもヒヨドリも、その他の小鳥をまるで見ていないことも気にかかる。という難解な話にも。単純では生きていけない現状である。異常なほどの小鳥の減少をいろいろな方々から聞かされ、実際に肌で感じる昨今。ほんわりした気分が一気に割れてしまった。
2014-11-23
再度皇居東庭園に散策で行きました。竹橋寄りの早川口から入門し、帰路は大手門。出ましたところで先日はアオサギでしたが、今回はこれも何年も顔なじみの(アオサギもオオサギも個体識別ができないので、多分同一個体だろうと勝手な推測です)オオサギに遭遇しました。頭の上から何十人もの観客が興味津々で見下ろしている真下で、小魚狙いです。失敗の連続。その横を巨大なマゴイが泳ぎ、これも居着いたままの寝呆けたカルガモ一家が,オオサギの歩く道をのける。
皇居東庭園。まだ少し早いかなと感じました。入園者が多数、半分程度は海外からのお客様のようでした。
武蔵野の雑木林をそのままの散策路は、すでに落ち葉がみっしりと落ちだしていました。快晴のとても気分の良い秋の日長。
11月末、妻と2人での久しぶりの散策でした。
この場所はどこでしょうか。地下鉄銀座線で銀座駅から乗り込み神田駅で下車。須田町側の改札から出たところで遭遇。改札口から須田町口まで約150mの地下道。人がいない。何もない地下通路。神田で生まれ育っているので、ここも60年以上、何百回も通り過ぎてきている。かってはささやかでも10軒ほどの店舗(床屋、金物屋、雑貨屋、靴屋)などが出店して結構にぎやかだった箇所。シャッタ地下道の典型。
12月初めでありながら、ここ数日の北陸・新潟方面での大豪雪によって、新潟市内でも60cmにも達する大雪が降った。
この時期の大豪雪は2005年末に類似してようです。写真のごとく阿賀野川の下流部には6,000羽に近いコハクチョウの大群がねぐらとしている。餌場とする水田が分厚く雪に覆われ、餌が取れない状態とのことです。コハクチョウは皮下脂肪がほとんどなく、餌なしにて我慢できるのは3日間くらいとされ、すでにここをねぐらとするコハクチョウの群れの一部が耐え切れずに移動を開始した模様です。
その一部は信濃川をさかのぼて安曇野へ大挙120羽が一気に渡来したとのことです。 写真は阿賀川のコハクチョウ群です。
この折に、一部は千曲川をさかのぼり、関東地方へも渡来してきます。日本海側から太平洋側にはほぼ200km。5~6時間で移動してしまいます。
2014年4月4日の朝
千葉市谷当町で、里山の再生する目的で設立されたNPO団体の研修会に参加をした。東京では強風一閃、満開のソメイヨシノは一気に葉桜と化したが、ここではヤマザクラのソメイヨシノも、それぞれの場所で満開であった。
千葉県の里山は、1年中で今が一番美しく、清々として気持ちが良い。
参加された方々の晴れ晴れとした気持ちに合わせて、研修会も盛り上がった。
京王と小田急が乗り入れる多摩中央センター駅から歩いてたった5分。ここに一山の雑木林を管理するグループを知りました。通称”どんぐり山”と呼ばれているそうです。中央駅からURが管理する団地群に通じる回廊として存在する斜面林の一部と、まるまる一山を一括して管理を受託して20年以上になるとのことです。
雑木林の主にクヌギとコナラが主体で、エノキやクリの木も少しある。いろいろと手入れをする方々のチームが形成されて定期的に山に入っているとのこと。
毎年20年以上経過した木を順番に伐採して、なるべく古典的な、農家が畑の一部として利用していた雑木林のイメージに合わせて管理しているとのことでした。
たしかに若木が多く、ひこばえが見られ、何よりも日射がよく届くすぐれた林でした。最近、小型の鷹で"ツミ”が繁殖したとの箇所もあり、そして落ち葉も倒木もそのままにして土に返し、もちろん無農薬無肥料のままということであり、かってのこの山の所有者からのアドバイスを聞きながら、市側からの支援も受けながらも、その継続的な活動に感動しました。何度も伺いたい場所です。写真はご案内いただきました東京・千代田区神田小学校の同級生鈴木さんです。ここから歩いて2分の所に住まいがあり、庭のような感覚で接しておられました。
私も来年1年に何回か伺って、主に生息する小鳥とゼフイルス(ミドリシジミ)などの発生状況や植樹移植などを確認し協力しようと思っています。
ユリカモメに往復乗りました。かって13年ほど前、この写真の「有明13万坪」の埋め立て反対運動に参画していたことがあって、新聞社の方々と運動参加の釣り船やの船で上陸して堤防林?というかに立ちいって一帯を探索したこともありました。
オオタカの巣があるはずだということで、結果カラスの巣が2ヶ所で見出しましたが、発見できませんでした。
この折には片面は運河で「東京ガス」でガス製造拠点であ会った箇所です。当時は厳しく管理され警戒厳重でとても立ちれられるような個所ではありませんでした。その後、そこは「築地市場」の移転先となりましたが、多くの箇所で有害物質の汚染が大問題になって、工事の遅延でいまに至るまで話題を撒いている箇所です。
右面は、13万坪と呼ばれていた広大な浅瀬でした。夏の間に特に大量に各種小魚がここで湧き出していて、江戸前全域への養魚の供給センターのごとき役割を担って異体字と聞いています。特に湾奥地区のマハゼをはじめとして稚魚などの一大生育箇所でした。今もこの堤防林は全く昔のままの様です。周辺は変化はまさに今昔の感覚です。
千葉県・印旛郡栄町四谷地区に蝟集するハクチョウ類です。この箇所は本埜地区のねぐらから北報告3kmほどの、100haほどもある水田地帯です。本埜地区で十数年年以上越冬しているハクチョウ類の半数以上が毎年毎年ここの地域に渡来して採餌しています。
ご覧のようにこの地域では、今ではほとんど耕起しなくなっています。2番穂がたっぷりあって、しかもその多くは実入りです。農家の方々もいまは一切干渉をしません。写真は水田でも低地で水がたまった個所ではハクチョウ類は水と一緒に餌を取ります。餌が食べやすいこともあって、群れも横に長く帯状になって、一生懸命、2番穂を嘴でしごいてたべます。水の流れに沿って帯になって採餌中の風景です。
毎日朝にここに飛来して午後3時過ぎになると、逐次ファミリー単位で本埜地区のねぐらに戻ります。ちょっと数えて300羽以上をカウント。幼鳥比率は17%程度。
栄養状態も良いので、早期にシベリアへ北帰して、体力もありますから繁殖成功率も高く、幸せな群れといえます。
「コウノトリと生きる豊岡市」もごとく、県単位、市町村単位での出展ブースもとても多く、しかしその温度差は想像以上。多くがありきたりのパネルで済ませている中で、ますますというか「豊岡市」のコーナは秀でていた。顔見知りの皆様を含め、いくつかの名産品をテーマごとにきれいに並べて、豊岡市+コウノトリ+地域の名産品による相乗効果を狙っていて、それは会場でも抜群の効果を醸し出していると思いました。「コウノトリはゆるキャラだ」と誰かが呟いていた。
柴川第一調整池(4)
ここは、今後関東地方における大型水鳥たちの一大生息圏として、居間から注目をしていく価値があります。
そのために本格的な基礎調査から、継続的なモニタリングが出来ていける仕組みの構築も必要となります。
出来れば、地域の方々と一緒になって、全域での地道な生態系保全活動を考えたい。池内さんなどの参加もいただいて、改めて継続的な行動スケジュールを
ところでいくつかの調査しておくべき課題がある。
1 なぜ、ここにウミネコが、観察しただけで6羽が。
まず、このウミネコであるが、本来この時期に、このような場所に飛来する鳥ではないと思う。
そこで考えられるのは上野不忍池の周辺で、かれこれ15年前ごろから前から繁殖をはじめたウミネコ個体群の一部ではないかという仮説。上野動物園で放鳥して野生化したいわくつきのウミネコがある。周辺の小型のビルの屋上で間で繁殖を繰り返している問題の個体群だ)
かってのカワウ野放鳥→関東圏への拡散の現場であるに次いで、2例目と揶揄されるゆえんもある。いずれにせよカワウとセットになっているように感じられ、ここではすでにかなりのカワウも繁殖しているということから、ウミネコの繁殖開始(すでに始まっている可能性も)が危惧される。
2 同時にユリカモメも飛来していた。したがって、カワウ、ウミネコ、ユリカモメと並べると、明らかにここの南東に位置する上野不忍池との親和性を考慮しておく必要性が高いと思う。
毎年恒例の「エコプロダクト2014」が12月11,12,13日に東京・ビッグサイトで開催された。相変わらずすごい人の波で、特に学校単位での小学生の参加者が群を抜いて多い感じで、どこでもその対応に追われている感じがしていました。それもスタンプラリーのごとくで、まともな展示会とは思えない状態の部分も。
同時に今年のNPO・NGOコーナではお米の販売に特化した出展が、特に棚田関連では目立ちました。
総じて環境、特に生物多様性に関わる出展者の意見としては、生物多様性という言葉のわかりにくさ、そして理解が進まないことへのいら立ちを聞かされた。逆に、農業関連、梨郷関連の実業に近ければ近いほど、参観者の関心が高いということを強く感じ取れた。
エコプロダクトでも、全体として啓発から実践へという流れで、地域ごとにしっかりと活動を固めている団体が、しかも自信をもって参画している姿が多かった印象です。
本日(12/9)、友人2人と一緒に埼玉県の柴川第一調整池の現地調査に1日をかけて調査に行きました。見沼田んぼの最も南にあり、見沼代用水東縁、西縁に挟まれた、今まで工事中で立ち入れなかった未知の調整池と認識しています。
JR浦和駅を下車して東口よりバス「01系」で20分ほど。念仏橋下車。そこから10分程度を1級河川柴川沿いに歩くと、ありました。幸いにも好天で風もなく、寒くもなく幸いでした。
ほぼ完成した柴川調整池。約90haの大きさで500万トンの水を収容できる規模です。3人で3時間ほどをかけて1周できるコースを一回りしました。各種現地調査と聞き取りを行いました。いろいろな課題を抱え、大きな成果を感じ取って帰宅しました。今後何度かの訪問観察が必要な個所と認識しました。
まずそのレポートとして掲載します。この巨大さをご覧ください。
柴川第一調整池(5)
ガン類、ハクチョウ類、カモ類に関する情報として、聞き取り情報です。
1 ガン類はマガンが数年前に一度11月頃に飛来した(新聞記事もあり)
2 ハクチョウ類は3.11大震災前までは、2月~3月頃にかけて、コハクチョウが
毎年飛来して定着していた。3.11当日、20羽ほどが驚いて舞い上がりそのまま
北帰。以降翌年から半減。10羽如何に減少しているが、昨年も渡来していた。
オオハクチョウは昨年4羽ほどが一時期渡来していた。いずれも中心部のあたり で、ホップアップして採餌をしていた。
3 今年は、現在のところ昨年同時期と比較して水面を80cmほど高くなっている
理由は、葦の花粉が、この周辺のマンションの住民の皆様から気になるというクレームが生じていて、その対策として葦の繁茂を押さえるために、今年は水面を高くしたらしいとの意見が地域の方々から指摘された。
これに関しては、同行した環境コンサルタントの方からは、水面下に隠れた堤防が構築されている。これでは葦は育たないとの指摘。たしかに布団かごなどの土木工事の所在がありあり。(裸地に丸いふくらみがあり、それが隠れ堤防の現場)
4 ガン類、ハクチョウ類、カモ類の主食となるのはマコモであります。ここの中心部の浅瀬にはマコモの若干繁殖の可能性がるが、それも意図的に水面を80cmも上げたらコハクチョウやオオハクチョウも採餌ができない可能性が高い。
マコモは上から葦(ヨシ)、ガマ、そして順番に沖に向かってマコモが繁茂する箇所はやや深いところとなる。
これからガン類、ハクチョウ類、カモ類を増やしたいのであれば、まずマコモの増殖に力を入れ、同時に水面の高さ管理が大切と話題。また葦の花粉に関しての対策は秋に葦狩りを工夫することによって、市民活動によってできるとの話も。
要は、地域全体で、ここの価値を共有して、協力し合える関係が築いていけるのか、また土地の整備構築に行政側との連携がどこまで実現できるかに関わる。
5 また、ダイサギ、アオサギの特にダイサギの個体数の多さから、かって見沼田んぼのシンボルであった鷺山のことについても、議論を交わした。