文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

楽天のKoboへ、電子書籍出版用データの取り込みは

2012-09-02 13:50:21 | 電子出版はEPUB3が標準規格に

先日、楽天から、電子書籍出版専用の端末である、「kobo」タブレットが販売を開始しました。

さっそ1台購入してテスト評価を行っています。

複数の中堅の出版社からIndesignから作成出版された文芸書の一部を、KOBO対応に変換作成してくれとの要望です。実際何十冊かつくり込みをしてみて、実際に取り組んでみて、この流れは制作のフローが、 これは大変だという実感です。

まず、作成手順ですが、Indesignデータをmorisawa製品である MCBookに取り込みます。そして編集加工制作をして完了です。EPUB3以降からのkobo対応部分は、明らかに出版社側の業務範疇として出版社側のスタッフが取り組んでいるようです。

morisawaも当然,電子書籍出版関連ソフトとして、MCBookを出版社への売り込みを行っていると思います。

まともな組版ができる,MORISAWAのしっかりとしてフオントを組み込めるという範囲では、ではMCBook以外に該当する対象機種がないようです。それでMCBook側にもKobo側にも対応等で若干のバグらしいこともあって、最終的には結構いろいろとあって大変です。

電子書籍出版データ作成とは、Indesignからでは特に、まともにはいかないものだという強い感覚を生じました。


日産の戦略に関心。-昔からの私のスタンスです。ダウンサイジング

2012-09-02 11:13:39 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ

 2012年9月3日 新しい「NOTE」の販売が始まる。どれだけ売れるかが関心の的。「テイーダ」を国内販売をやめて。「NOTE」に統合するという戦略にも関心がある。日産では久しぶりの新型でもあり国内生産ということもあって、その成功を希望する。

 一つ一つの製品は世界的な販売チャネルに適合できるか否かが、大事なことが改めてよくわかる。またカルロスゴーンの経営スタイルがすみずみまでいかに浸透をしているかが垣間見える。よほど深く製品計画の段階から世界戦略に組み込まれた主体製品として開発されたことがよくわかる。

 でもその製品計画が日本というへそ曲がりの棲む国でどこまで通用するかは、販売を開始して間もなく結果が物語る。

 ポイントは2つ。一つは「ガラパゴスと呼ばれる独自の国内規格」の壁。せっかくの評価高いティーダを米国と中国販売が主役と、拡大したことで国内販売がうまくできないという判断。これはスバル自動車製の最新のレガシィでも生じたこと。3ナンバーで一回り大きいということが、それが国内規格では税制面で不利という障害を生み出す。それだけではなく自宅に駐車できない、立体駐車場に車を置けないなどなど駐車時の不利を招き

 2つ目は、国内規格でもたとえば年間で12万台以上という生産規模を追及するスタンス。このためには複数車種を一緒にするという戦略を日産では好むようだ。「NOTE」としての国内生産を12万台とすることで、九州の日産の工場では、メインの別車種を九州から韓国へ移行する。ルノーが経営権を握る関係先へと玉突きを生じる。これがすごいところだ

 でも結果をしょうがないと思う。国内規格が簡単には排除できないことは、ガラパゴス化の事例とされる携帯電話などで実証済である。

 


アゲハチョウの飼育を継続して、野生のままに

2012-09-02 10:55:04 | 東京の街角からモニタリングでわかること

本駒込4丁目 アゲハチョウの野生のままの飼育 1 2012年8月31日

種から育ったミカンの若い木、2本。この2年で約30匹ほどのアゲハチョウが巣立っていった。

いまも、ミカンの若芽を見つけて次々とアゲハチョウのメスが飛来してくる。

幼虫は1令から4令までは、まるで鳥の糞とかわからない保護色ですので生存率は比較的に高いと。しかし5令幼虫になった途端に、見せびらかすがごとく華やかない格好となって、またミカンの葉を食べ散らかしますので、目立ちます・。結果として脱皮したとたんにあらゆる災難が幼虫に襲い掛かる様です。

一つは近所の子供たちが採集していく。中には幼稚園児までが

2つ目は、スズメの餌に。5月から6月にかけてアゲハチョウが春型から夏型に変わる時期にかけてはスズメが雛の格好の餌として持ち去るために、とても被害が大きかった。

最近では、アシナガ蜂にいいように殺され、丸く肉団子にされてしまうケースが発生している。毎日通って次から次に。2匹の蜂が入れ代わり立ち代わりにきて。さすがに我慢できなくてそのうちの1匹を捕らえる補虫網でとらえて処分した。

昨年は大失敗をしてしまった。小さな小さな寄生蜂にやられてしまうので、最後の手段として、10匹ほどを「かんれいしゃ」を購入してきて、ミカン全体を覆ってみたが、あるとき覆った中に寄生蜂が複数、隙間から入って5令幼虫や蛹にたかっているのを見て愕然。結局1匹しか羽化せずの結果を招いた。

いま、初めてクロアゲハのサナギが羽化するか見守っている。成熟したところでマンションの自転車置き場に完熟した5例幼虫を放して蛹にさせている。この方法が最も安定的に羽化させるには最適と分かったから。

 このクロアゲハを含めて、現在蛹になっている複数が、年内に羽化するか、来春にまで越冬するか、それが問題だ。

 


指定管理もNPO法人活動もどこもかしこも金欠病に

2012-09-01 21:59:26 | NPOの現状と指定管理者制度の問題点

このカテゴリーでの発言はまさに数年ぶりとなります。

指定管理者制度も、NPO法人を立ち上げている市民団体でも、本年度のそしてこれからを考えると、残念ながら明るい部分は感じ取れません。NPO法人でも、その理事等に就任された方々から、いくつもの、参ったというつぶやくばかりを聞かされています。

それは、311以降とても顕著になってきたことで、災害普及に多額の費用が費やされるという背景があって、そちらへ予算が回されるということと、ささやかな予算でも目の色を変えて予算獲得に走る方々が増えていることと、関係性が高いからです。

 それと予算配分に、行政等からの重点配分という形で、事前の審査が入りだしてきたことも関係があります。予算配分のための説明会でもあちこちですでに配分先が決まっているのだという影の声がささやかれ、それではこの説明会は名目的なものかという驚きとあきらめの声が聞こえてきます。これではすでにNPO活動等をまじめに取り組める雰囲気ではすでにありません。

1 国の予算、県や市町村の行政組織等からの受託に依存している組織は、本年度本当の意味において予算がゼロになるか、大幅に削減されてしまって参っているようです。特に特定のテーマ別ですが、「普及啓発」活動にかかわる部分の活動は、一方的に削減されています。従来使い勝手が悪くほとんんど応募がなかったような○○○○基金などで、この春は予算枠を3倍も超える申請額と、また応募数が10倍にも膨れがってしまった事例など、そういった話を聞かされました。

2 ここ数年、毎年予算枠を削られ、それでも複数年生き延びてきたNPO法人でも、活動資金を打ち切られて立ち往生があちこちで聞かされます。理事の方々は、参加して登録された結果として、勝手に廃業もやめるわけにもいかないことが隘路となっています。

3 結果として活動を実質中断する先が多いのも事実です。たまに行政なり、企業枠での募集があると殺到することになります。

4 普及啓発は、委託をする側も受託側も、その案件に関して最終的に責任を負わなければならないことがありません。それが大きな弊害となっています。委託する側は、1年間の活動を報告書の形でまとまった資料を受領し、それをロッカーに格納して終わりです。俗にいう「ロッカーのこやし」です。

5 これらの資料が行政にとって利用価値があれば、自分たちの新たな活動分野が開けたと感じると、ある段階でさっと利用して、自分たちの仕事として継続をさせます。

 でもそれはほんの一部であって、大学や研究所の方々が審議会等を経てまとめたもの以外にはほとんど利用されません。というか無視されます。そのおりの枕詞が、論文として公式に報告された俗称「科学的な知見」があるか否かということです」。

6 環境系での特に顕著な傾向として、311以降、今まで市民や研究者や大学、博物館等の学者や研究員と比較的フランクに付き合いあえてきた関係性が、しっかりと壊れたと考えています。予算枠がどんどんでぃぼられる中で、東京大学の環境系の学者を主体にして、環境省が作り上げた[生物多様性センター]を囲む形で、「原子力村」と変わらない構造による村社会ができてしまっています。

 当然祖国所属するそれを継続するということが学者や研究者には欠かせないこととなって、途端に始まったのが色分け、そして「科学的な知見」と称する論文の量と質を問われる仕組みです。

 いろいろと環境にかかわる批判をやり取りすることが困難な状況の陥ってしまって、結果として批判するエネルギーがどこからも聞こえなくなりました。

7 さらに、「普及啓発」の時代は終わった。これからは「実践活動」fだという声が聞こえてきます。