文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

舎人モノレールに乗って(2) 終点の見沼台で「手長川」を見る

2008-08-12 10:08:43 | 東京の街角からモニタリングでわかること
 舎人モノレール終点の「見沼台」を下車したところで、「手長緑道」の看板がありました。それに沿って緑道wに入ると、突然周辺の喧騒に混じって、複数のセミの鳴き声。
うるさいぐらい。その道はたった100mで、「手長川」にぶつかり、猪突に終わりました
 この川は、かっては利根川につながった生活用水として大いに活用されたとのことです
 橋の上から見ると、下流域にあって、河川両側は鋼版を川に打ち込んだまま、未整備のまま放置されています。
 でも底生の各種の藻が、ゆらゆらとたなびき、よく見るとヒゴイやマゴイが見られ、トンボも何種類か観察されました。200mくらいの距離を保ってカルガモがペアで生息しています。中には大きくなった雛を連れやカルガモも。
 横の道には、周辺の住宅地とはかけ離れて、たくさんのアブラゼミやミンミンが鳴き、結果としてこの緑地ベルトに集まってしまっていることを明らかに
 新築住宅と公団住宅、そして縦横が平板でびっしりと家の並んだ住宅の群れ。典型的な郊外住宅(ただし公園も緑も見当あたりません。
 とても無機質な、ひいて言えば、連なった炭鉱住宅を連想するような住宅街が続きます。迷いこんだらどこまでも四角四面な道路に迷い込んで出られなくなるような恐れさえ感じました。
 対岸の10軒ほどの新しい家のガレージには、すべてワンボックスの同じレベルの車がズラーっと並んで。これも驚きでした。たしかにセダンではなくワンボックスがよく売れる理由がわかったような気がしました。なるほどです。
 すべて横並びで、軒先並びというか

 

舎人公園までの道 日暮里からのモノレールに乗って

2008-08-12 07:16:03 | 東京の街角からモニタリングでわかること
2008-8-12
舎人公園までの道

 日暮里からのモノレールで、終点まで妻と出掛けた。
 予備知識なしでの乗車でした。
 結果として終点の見沼台駅は、幹線道路のどまんなかにある何の変哲もない場所でした、周辺には期待した農地や畑、ひろい空間など何もない場所、正直期待外れでした。

 帰りに気がついたのですが、何もPRされていないこともあって知らなかっただけで、終点の手前の舎人公園が行くべき場所であったとわかりました。
 
 緑地等がないわけではなく、かっての用水路に沿って、幅10M程度の緑地が延々と住宅地を貫いていることがわかりました。
 都下の玉川上水を連想できますが、最低でも100mの幅と、しっかりとした用水がふたをされずに流れている箇所とは、幅も奥行きも違います。
 ある面で、都会地の文京区のほうがよっぽど緑が大切にされて、整備されている感じ。

 でも、モノレールの中からよく見ると、舎人公園も、まだ整備中でごちゃごちゃ乱雑なイメージの部分と、造成をし、植えたばかりのまばらな幼木群を見ていると、それ全体がまだ公園として整備中で、落ち着くには最低10年ほどはかかるだろうと感じました
 
 モノレールは結構なこみ具合でした。
荒川をまたぐ箇所では、昔通りのゴルフの練習所があって、盛況のようでした。
朝晩の通勤時間の込み具合と対比して昼ははガラガラとのことでしたが、結構乗降客は多く、万遍無く各駅で乗り降りが多く、また乳母車での乗車が多いのには驚きでした。
 今までになく家族単位での利用が増えてきている感じで、ちょうど車離れのタイミングで、この舎人線が立ち上がったことはとてもよかったことなのだと考えました。
 今後沿線での利用が進み、特に舎人公園の整備がすすめば、昼間のお客が増えて、適正な運用になるかと思います
 通勤時間帯は5分ごと、昼間は10分ごとということですが、すでに通勤時間はかなり混むとのことです。
 まずは舎人線は、モノレールとして成功と言えると思います

トヨタが本質的な部分で混迷しています。 それは理念のゆらぎから

2008-08-12 07:03:36 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
2008-8-12
 トヨタが一気に多面的な困難に直面しています
問題点が重層化していますので、とてもこれからが心配になってきました

1 経営的な情報
 全域的な縮小均衡の道か、それとも多面的な商品展開を進めるつもりなのか
 
2 販売チャネルでの再編成が とても遅れています
 結果として、6つにも7つにもなる販売チャンネル。絶えずそこへの商品の提供にこだわって、トヨタの全域的な面で、社員の過酷な勤務が続く。
 それでも、今後は特に国内での販売台数縮小とコンパクト化が止まらない
 
3 中核になるトヨタ自動車そのものが、あまりに保守的に過ぎて、情報発信もままなら ない、市民への情報提供がとても少なくなってきている.

4 戦術的な観点での製品価格が高くなりすぎ、GMはじめ米国の大手3社と類似した経営 戦略に落ち込んで、国内でも同一レベルでの製品が100万円も高いと揶揄される機種も。レクサス系での高価格品の販売にも苦戦し始めている。というかはじめから計画通りにはいけていない。
 
5 技術的な観点で、自前主義が行き過ぎてしまって、全世界的に広がりだしている根幹 部品の共通採用に、やや後れをとりだしている。
 ショックアブソーバー部品など、日産の最新機種が採用したヨーロッパの特定メーカ製品(例:エクストレイル)など、とても評価が高い。
 また、国内でもショーワ新製品採用で日産が先行したり、結果クラウンよりも乗りこごちが良いと評価され、「おもてなし」ブランドの日産テイアナの評価は高くなっている。
 
6 製造面では、労務対策としての、カンバン方式のゆがみが顕在化
 リスクを取りきれない危険性が前から指摘されてきているが、最近は国内製造面で、たった6ケ月を耐えきれなくて、1,000人を超すフリータの大量解雇。そして6け月を置いて12月に再雇用。国の失業手当を悪用しているのではないかと勘繰られても仕方がない。
 それよりも、企業イメージの悪化によって、これからの肝心の若者のトヨタ離れを誘発し、さらに落ち込む。

7 自動車産業は覇権がどんどん切り替わる
 従来型の製造方式による限り、すでに最先端産業ではないという現実
 自動車産業はけん引してきた日本のこれからは、そろそろバトンタッチを迎えるのではないかと考えられる時代に。

8 市民特に若者の離反
 秋葉原 関東自動車での人事上でのトラブルが大きな原因に 若者たちの購買力喪失を強く引き起こす。秋葉原殺傷事件と、トヨタ系自動車組立会社のフリータであったことはブログで、若者たちが横断的情報で、すでに広く知らされている事実。
 
9 官僚化した組織。かっての日産よりも
 感覚が古すぎる親会社と、何とか生き残ろうとする関連会社間の軋轢が表面化する。労務問題で社会に公知されかけている、実は本質的な理念の欠如の問題。大企業の病理
 それを防ぐ策として、トヨタは、俗にいう大政奉還で豊田家への回帰と、それを核として、意思の疎通と現状の打破を目指す動きとしたら、それだけではなかなか、これだけ巨大化すると、会社の意思がますます顧客から離れて、さらに意思統一が大変になる結果、会社全体が、まさに揺らぎだす事態に。
 日本国内では自動車販売の現場で、市場の縮小がこれだけ続き、さらに悪化の気配です販売網を形成する会社が、それぞれ異なる意志をもって、トヨタ自動車にいろいろと要求をぶつけ出す段階に至った時に、どうなるのでしょうか