文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

手賀沼の下流域のコブハクチョウの集団を調査

2008-02-23 20:59:56 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
 2008/2/20
 我孫子市手賀沼の下流域、利根川への合流点の近くの河川域の一部に、なぜかコブハクチョウの大群が定着している。その数は50羽に及ぶ。
 さらに、そこに傷病のコハクチョうが紛れ込んでいて、しかも混血の個体がいる様だとの地域の方からの情報を得て、急遽調査に伺いました。
 たしかに丁度50羽のコブハクチョウが居ました。また、たしかにふたまわりは小さい個体のコハクチョウも1羽がコブハクチョウの群れ内にとけこんだ状態で観察できました。
 幸いにも、見たところ混血を疑わせる個体は見出せませんでした。ほっとしました。

 現在、コブハクチョウは、本来日本には迷鳥として、そして沖縄方面では不定期に渡来している記録もありますが、外来種として位置付けするのが正しいのか、大いに迷うところです。したがって、2007年度だけでも、手賀沼周辺域で7番が、茨城県牛久沼でも5番い程度が、霞ヶ浦周辺でも3番程度の繁殖がなされたと考えられています。
 利根川下流域では、各地に分散し、だんだんと個体数が増えだし、そろそろネズミ算的に増えだす前に対策を講じるべきではないかとの声も多いと聞いています。
 でも同時にコブハクチョウがいることを喜び、とても大事に考える方々も多く、そこが外来種として排除などでは、一筋縄ではいかないところでしょう。

 このまま放置してよいものなのか、関係者が頭を抱える状況です。
 

千葉県印旛郡栄町の白鳥群です

2008-02-23 20:42:08 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
2008/2/20
千葉県印旛郡栄町四谷地区から五右衛門沼にかけての40haにも及ぶ田んぼに
2ケ所に分散して、600羽ほどのコハクチョウ、2フアミリーのオオハクチョウがのんびりと休眠し、採餌もしていました。たっぷりと水が張られています。
 聞きますと100羽ほどは、本埜村へ戻ったとのことです。やれやれ
 上流側の田んぼでは、白鳥群にさすがに2番穂が食べつくされていました。湿った田んぼで、脚で2番穂を踏みつけて、嘴で稲の上部をきれいにしごいて、食べます。
 でも、20日現在、下流域にはまだまだたっぷりと残っています。今期は豊作ということもあって、結局、飛来した白鳥には十分に餌が確保されていたことになります。

 ご一緒した「ふゆみずたんぼ・不耕起栽培」農家の新海さんは、ぽつんと、今年はいろいろとありすぎた、この秋の渡来はかなり減るのではないかとの心配げでした。

 2-23 現在、一気に北帰が始まった模様で、激減したとのことです。例年2月の中旬には東北天北海道を経て繁殖地のツンドラ地帯へ戻り始めていますので、例年通りのごとくです