2009-12-22
指定管理者制度も、NPO法人も、基盤となる官庁は、経済産業省ではありません。
そこであれば、経済合理性が理解されますし、ここまで市民をコケにした組織を
作ることはできないと考えています。
総務省です。もともと内務省であって、都道府県の、地方の行政職との関係の深い
官庁です。そこが、欧米のNGOを参考にして、総務省版として作り出した組織がルーツ
です。
当然ですが欧米のNGOとは、似ていても、とても多くの個所が異なるものがあります。
指定管理者制度ですが、あちこちで関わった方々の悲鳴と落胆と憤慨の声を数多く
聞くようになってきています。
もちろんうまくいっている個所も多いので、これからの事例は解釈によって成功例と
評価されるかもしれませんが、どうなのでしょうか。ね
「指定管理者制度」とは、元々100%、行政の事業目的のために、特に施設の運用管理
に特化した組織であります。
元々、「取り込んでみたい仕事」として、何人かでチームを組んで、かつ入札に
応じた市民が、100%行政の予算の中で仕事を請け負うわけですから、市民活動でもなん
でもありません。人材派遣型の請け負いをする仕組みです。
従って、無思想性の仕事で、空いてしまった寮や、貸しホールの運営管理、
一部博物館もどきのイベント制作関与までの部分など、では、それなりに機能を
しているようです。
でも、一般企業とは異なり、毎年入札を前提にしていますので、関わりのある
グループも、人の教育や創造性の発揮、経営感覚でのチャレンジ等とは、
ほぼに近く無縁の世界だと理解しています。
事業の内容に面白みを感じて、NPOのつもりで参加をすると、大やけどを負いかね
ないという問題です。
特に、これが累計パターンの仕事であれば、毎年の入札でどんどん価格が安く
なってしまって、いきづまるケースがとても多いと聞いています。
さらに問題は、これは安易な行政職の天下り先になっていってしまうケースです。
圧倒的にこちらでしょうか。
総務省が、これを立ち上がる時の狙いは、新たな、しかも必然性の高い定年後の
大量に発生する、しかも毎年新たな方々を、安くても受け入れられる先の確保として
準備した内容でしょうか。
毎年更新される形で、定年退職した下級の行政職の方々が、指定管理者制度で立ち
上がった組織の中に入ってきて、実際に業務の中心の方々が、年間20万円だ、40万円
だという程度の所得した手に入れられない中で、毎月30万円以上で、土日休みで
(法律の定めもあります)のうのうと過ごす方々を目の前にして、モラール崩壊を
引き起こすというパターンが、とても多いと感じています。
NPO法人は、それでも独立自営の形ですので、監督指導を受ける必要が建前上
あっても、それは形式的なものでしょう。
しかし、間違っても「指定管理者制度」とは、100%行政のものあって、かつそれも
人事的な総務省の管轄ですので、結果として、「下級官僚」のための天下り先確保の
ために考え出された組織。
と割り切っておかないと、たぶんとても簡単に抜け出すこともできない悪性の病気
にかかった状態になりかねません。
たぶん、このブログで、「指定管理者制度」に関してアクセスが一番増えたという
ことは、悩む人が多く、それはNPOと同じようなものと勘違いをした結果、とても
困っている方々が多いという反映ではないかと考えています。
指定管理者制度も、NPO法人も、基盤となる官庁は、経済産業省ではありません。
そこであれば、経済合理性が理解されますし、ここまで市民をコケにした組織を
作ることはできないと考えています。
総務省です。もともと内務省であって、都道府県の、地方の行政職との関係の深い
官庁です。そこが、欧米のNGOを参考にして、総務省版として作り出した組織がルーツ
です。
当然ですが欧米のNGOとは、似ていても、とても多くの個所が異なるものがあります。
指定管理者制度ですが、あちこちで関わった方々の悲鳴と落胆と憤慨の声を数多く
聞くようになってきています。
もちろんうまくいっている個所も多いので、これからの事例は解釈によって成功例と
評価されるかもしれませんが、どうなのでしょうか。ね
「指定管理者制度」とは、元々100%、行政の事業目的のために、特に施設の運用管理
に特化した組織であります。
元々、「取り込んでみたい仕事」として、何人かでチームを組んで、かつ入札に
応じた市民が、100%行政の予算の中で仕事を請け負うわけですから、市民活動でもなん
でもありません。人材派遣型の請け負いをする仕組みです。
従って、無思想性の仕事で、空いてしまった寮や、貸しホールの運営管理、
一部博物館もどきのイベント制作関与までの部分など、では、それなりに機能を
しているようです。
でも、一般企業とは異なり、毎年入札を前提にしていますので、関わりのある
グループも、人の教育や創造性の発揮、経営感覚でのチャレンジ等とは、
ほぼに近く無縁の世界だと理解しています。
事業の内容に面白みを感じて、NPOのつもりで参加をすると、大やけどを負いかね
ないという問題です。
特に、これが累計パターンの仕事であれば、毎年の入札でどんどん価格が安く
なってしまって、いきづまるケースがとても多いと聞いています。
さらに問題は、これは安易な行政職の天下り先になっていってしまうケースです。
圧倒的にこちらでしょうか。
総務省が、これを立ち上がる時の狙いは、新たな、しかも必然性の高い定年後の
大量に発生する、しかも毎年新たな方々を、安くても受け入れられる先の確保として
準備した内容でしょうか。
毎年更新される形で、定年退職した下級の行政職の方々が、指定管理者制度で立ち
上がった組織の中に入ってきて、実際に業務の中心の方々が、年間20万円だ、40万円
だという程度の所得した手に入れられない中で、毎月30万円以上で、土日休みで
(法律の定めもあります)のうのうと過ごす方々を目の前にして、モラール崩壊を
引き起こすというパターンが、とても多いと感じています。
NPO法人は、それでも独立自営の形ですので、監督指導を受ける必要が建前上
あっても、それは形式的なものでしょう。
しかし、間違っても「指定管理者制度」とは、100%行政のものあって、かつそれも
人事的な総務省の管轄ですので、結果として、「下級官僚」のための天下り先確保の
ために考え出された組織。
と割り切っておかないと、たぶんとても簡単に抜け出すこともできない悪性の病気
にかかった状態になりかねません。
たぶん、このブログで、「指定管理者制度」に関してアクセスが一番増えたという
ことは、悩む人が多く、それはNPOと同じようなものと勘違いをした結果、とても
困っている方々が多いという反映ではないかと考えています。