文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

千葉県へ渡来し旭市に定着したコウノトリの写真です

2006-11-30 19:02:52 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
2006/11/30 旭市秘書広報課より、ご送付をいただきました。

「千葉県旭市三川の水田に飛来したコウノトリの写真 撮影者 旭市秘書広報課」
と銘記頂ければ、自由にご使用下さいとのことでした。

日本雁を保護する会
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp

東京都・多摩川流域での鴨の減少を考えるシンポ

2006-11-29 06:27:55 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
2006/11/28 日本野鳥の会東京支部主催によるシンポジウムに参加してきました。
東京支部の鴨の減少原因を考えるシンポジウムは、昨年に次いで2回目とのことでした。出精貴社が100名以上で、講堂が満員の盛況。3人のパネリストの方々が下流域、中流、上流と分担して話されました。課題は上流域、特に浅川本流域が壊滅的な状況にあって、その原因が不明である点がクローズアップされたことです。
 当方も2回たって発言しましたが、関東圏での状況を1都6県で対比しなければ
さらに全国的に対比しなければ増減すらも確認出来ないと言うことになりました。
(1) 地球温暖化で東北等で越冬出来るようになって、南下しないケース
(2) オナガガモのごとくハクチョウの餌付けで、営業的な箇所に張り付いているのではと言う話しも
(3) 調査手法が悪いという意見も(ガンカモの全国調査そのものの批判)
(4) ハンターの減少で、撃たれることが減って、鴨が分散化したという意見
(5) 鷲鷹類、特にオオタカとハヤブサの増加によって、鴨がいなくなった(多摩川上流部では可能性も)という意見も
 並行して、シギチ等の激減も報告された。
 総論として、東京支部に限らず、調査データが整理されたという話しを聞いていなくて、まず、そこから立て直しが必要という意見が多かった。

 次年度から、東京支部、神奈川支部が合同して多摩川流域での調査を開始するとの発表があり、その参加者は半端ではなさそうでした。
 調査方法に生活振りを加えたいとの意見も
 



環境省インターネット自然研究所「全国ガンカモ渡来調査」データ検索

2006-11-27 22:17:05 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
最近、大変、ご質問が多いので本年度の白鳥群の渡来状況を全国的に検証する方法として、 2000年度から、2003年度までの全国・県別コハクチョウの渡来状況を、 10月1日~11月15日間だけに絞って抽出する方法を記載しますまず、環境省インターネット自然研究所「全国ガンカモ渡来調査」 にて、 検索・抽出を実行する期間を指定します  (1)2000  (2)2003 と入力してください  これで全年度を一括して指定しました。  (3) には、10/1 (月内での期間限定) (4) には、11/15 (月内での  〃 )  これで10/1より11/15までの期間 (5) には、選択項目で、コハクチョウを選んでください全国一括では、最下段の検索実行で、検索開始 (289件) 絞り込みで (10) 宮城県だけ → 検索開始(60件)   福島県だけ → 検索開始(15件)    
① 一覧表でご欄下さい → 詳細で個別調査データ別に 
② MAPで 全国(日本白地図上に出力)  福島(福島県白地図上に出力)  
③ htmlで これにて、必要十分なデータ及びMAPを抽出してみて下さい。  
抽出されたhtmlフアイルはそのままexcelに貼り付け可能です。   
全国ガンカモ渡来調査からのデータ抽出技術等に関して
お問い合わせ ご質問等は
株式会社 トータルメディア研究所
TEL:03-3824-6071 FAX:03-3824-5980
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp
あるいは日本雁を保護する会会長呉地正行宛 
son_goose@mva.biglobe.ne.jp に、
お問い合わせ下さい。よろしくお願いいたします。 

千葉県へ渡来したコウノトリのその後

2006-11-27 22:09:57 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
 千葉県に飛来した野生のコウノトリは、まず北印旛沼地域の・甚平沼東岸にある印東公民館周辺に飛来し、餌場のなった田んぼは、印旛沼土地改良区でも環境担当役員として、意欲的に組り組まれている方の田んぼも含まれていたそうです。この方は、まさにこの夏ハクチョウの里となった栄町の新海秀次さん共々、豊岡の「コウノトリの里」を調査され、その内容を先日の印旛沼水循環健全化会議「わいわい会議」では、豊岡のコウノトリをシンボルとして取組を報告された方です、まさにその本人の田んぼに飛来したとのことです。挨拶に立ち寄ってくれたみたいでとても不思議な縁を感じています。

(4) でも、数日後旭市に移動して、現在定着する模様と聞いています
 コウノトリに詳しい関係者が言うことは、餌場の田んぼで生きものの餌が足りなくて移動したのだろうということです。印旛沼周辺に定着をしてくれたら、とても良い事になったと思うと、残念でなりません。

(5) 一昨年千葉県には2羽が渡来して、無事越冬しました。餌もなんとか足りた模様です。なにせ大食いな鳥ですので、再度飛来するには餌が十分かがキーワードの一つです。この時は12月の末頃でしたから、これからも大陸から西風に乗って飛来する可能性は、とても高いと思います。
 越冬地たる、中国南部の湿地帯が次々と環境悪化に見舞われています。そのため、若い鳥が適地を求めて日本等へ移動する可能性も指摘されだしています。


「生物多様性と農業」東大店弥生講堂でシンポジウム

2006-11-27 22:00:31 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
2006/11/25 東京大学農学部COE「生物多様性・生態系保全」研究拠点シンポジウムとして、上記課題でのシンポジウムが開催されました。
 先年も同時期に開催され、「生物多様性とは人間文化の多様性にほかならない」という課題で議論がなされたと記憶しています。
 呉地正行氏がメインとなった形で、本人はスペインでの調査完了後、成田からその足で会場へ駆けつけた形です。
 シンポジウム完了後、呉地正行様の引きもあって、そのままささやかな懇談会に参加させていただきました。
 農地・水・環境保全対策の直接の担当官や環境省の生物多様性専門官とも歓談できました。
 兵庫県豊岡市の皆様の話が中心となって、ラムサール登録指定地との関連性などに話が発展しました。

第3回田んぼの生き物調査プロジェクト 発表会

2006-11-27 21:37:26 | 冬期湛水不耕起栽培の現状とこれからの課題
 2006/11/26 午前10時より、東京・大手町・全農会館ホールで250名ほどが集まってのシンポジウムが開催されました。
 はじめに、農水省、パルシステム、全農の専務理事等の挨拶後、基調講演を環境考古学者として名前が売れて生きた「安田喜憲」氏の話がありました。出だし、べらんめい調の乱暴な話しで、聞いていてはらはら。しかし中盤から本調子になって、さすがとうなりました。グローバリズムの危険性を、世界史的な観点で環境破壊という結果を招いた事例として紹介。それに対する日本の縄文時代からの生き様を比較して検証。最悪の事例として、水源地での家畜による糞による下流域への汚染を冷静に話しながら、全農を意識して日本での結果を飛ばしたのにはまいりましたが、とても勉強になりました。
 会場では、新海さんやその仲間達、金丸 弘美さんなども見えておりました。
しかし、3,000円も取られたその資料のお粗末さには、へどもど。どうかしてしまった感じです。
 12時半には失礼してしまいました。


香取地域の美しい水と緑の創造をテーマに 6番目です

2006-11-27 21:18:44 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
 2006/11/26 千葉県香取市佐原中央公民館の1室で開催されました。東京を午後1時の総武快速で2回乗り換え、午後3時半でまもなく終わる時間で、何とか間に合いました。小学校の教室くらいで、そこに60代を中心に50名の参加。熱気むんむんでした。主催者の城の内さんの人柄でしょうか。
(1)環境配慮型米作り、(2) 里山づくりと教育、(3)栗山川の鮭遡上の3つ報告の後にKJ法による5グループでの検討会、そして代表の発表と流れ、最後に千葉県立中央博物館の中村副館長からの挨拶があって閉幕。成功裡におわりました。
 ほぼ100点に及ぶメモと要望書。千葉県の堂本知事への熱い気持ちが噴き出してきた感じです。
 ほとこと、これは凄い。特に栗山川の鮭遡上には、河口堰の改良から始まり、日本で唯一、鮭を本尊とする神社があって、そこまでの河川の何カ所にも鮭が遡上出来る魚道を作りあげる運動が実ってきて、源流部の近くまで到達したということで
地域の神さまですので、何か感情が爆発した感じまでもしています。
 大昔、遡上してくる鮭に助けられた皆様が神に祭った地域ですので、これを機会に「香取の川には鮭をどんどん上らせよう」と宣言する人までもいました。

「手賀沼での導水開始の経過と現状を考える」タウンミーティング

2006-11-14 17:40:07 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
11/9日に開催された「わいわい会議 in 成田」 では午後5時に会議終了後、同じ場所でタウンミーティングを開催しました
主催:手賀沼・印旛沼生物多様性保全・再生実行委員会」代表者 荒尾 稔 
主題:「手賀沼での 導水開始の経過と現状を考える」
開催日時 : 11月9日(木)午後17時~18時 まで
場所 : 成田国際文化会館

17:00 「生物多様性In千葉」趣旨説明 千葉県環境生活部生物多様性グループ
  資料配付と、短時間で的確に、趣旨を述べて頂きます(期待しています)
17:10 「導水」に係わるタウンミーティングの趣旨説明 荒尾稔
 加藤賢三氏が主催されたシンポジウムの席上で、日大の岩下先生(助教授)が、
話された内容とそのPPデータによりランドサットからのデータを解析して見せてくれた三番瀬の写真と、印旛沼の写真。とても衝撃的な写真で、頭にこびりついております。 
 印旛沼の水門を開くと、花見川沖合に広大な扇子状に広がった巨大な汚濁物の塊の出現。これは何か?
 現在も、手賀沼導水で下流域での漁業被害の話しを聞く度に、このままで良いのか、と考えています。また、今回国土交通省で印旛沼の放水路化計画の存在を知りました。 
 一度、良い機会ですので、いろいろな市民や研究者、行政担当者等の皆様から、実情報告、研究データ等をなるべくお話を頂ければ幸いです。
17:15 会場からの発言(ひとり5分以内、自由に)
 手賀沼導水の結果として、今も利根川下流域では、汽水域のヤマトシジミの漁業等で大きな影響が出ていると報告されています。
 印旛沼でも、国土交通省から将来案として、印旛沼放水路化の議論が出ています。導水の開始に伴って、手賀沼や、下流域の利根川等で生じたこと事を、どんどん、ご報をお願い致します。
特に、関係する漁業者や市民や研究家など皆様から意見を、ご発言下さいますようよろしくお願いいたします。
現状分析を積み重ねていくためには、皆さま方からの報告をお願いいたします。
17.40~18:00 まで、意見の交換とさせていただきます。
今回、委員会組織が必要ということで、急遽やむおえず
を立ち上げることとしました。
皆さま方のご支援をよろしくお願いいたします。
現在はタウンミーティングのための任意組織と考えています

JR田端駅の東口が大きく変身中 仮の階段が出現

2006-11-14 07:44:37 | 東京の街角からモニタリングでわかること
2006-11-13 千葉市内での海外の終了後、真夜中(11時30分)田端駅に下車したとき、おっと、驚きました。突然いままでの会談が閉鎖されて、その手前に鉄骨製の会談が出現。
 会談を上がると、今まで見たことのない空間が広がり、ショップも含めて、いつの間にか大きな空間が準備されていました。出口はタクシー乗り場の前。
 大きなテント幕に覆われて一切中が見えていなかったので、大きな変身ぶりです。今後も数年がかりの改築と聞いていますので、その変身ぶりが楽しみとなってきました。

手賀・印旛沼をラムサール登録指定地に(2)

2006-11-13 12:23:32 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
現在は、情報の発信レベルでしょうから、まず大変に厳しい事態とは覚悟した上で、「印旛沼・手賀沼」を候補地に上げていったらどうかと考えています。

「手賀沼・印旛沼」におけるラムサール登録湿地へのチャレンジをその窓口的な役割を担うことにやぶさかではありません。
 
 基本的には、かっての東京湾江戸前の、海の一大湿地帯、そして利根川中流・下流域の氾濫源で縄文海侵では、かっては海の中になっていた箇所です。
 世界最大級の、アジアの冬の渡り鳥の越冬拠点であった箇所の再現をロマンとして100ヶ年計画での再生計画ではいかがでしょうか
 まず近未来での目標設定では「関東地方に第2の雁・鴨・白鳥の越冬拠点の再生」を目指していく、こちらは50ヶ年計画と考えています。
 根拠として、日本の大河川の中流域の氾濫源は3ヶ所
(1)が、北上川の中流域の真水の大氾濫源、そこに残された三日月湖
 まさにラムサール指定地である、伊豆沼や蕪栗沼がその場所です

(2)は、日本最大の流域を持つ河川、利根川の中流・下流域です。
印旛沼、手賀沼、霞ヶ浦ともに大氾濫源のど真ん中に形成された自然湖。(1)との共通性。東京湾江戸前にある三番瀬の箇所は、かっての利根川の流入先の近隣地域であります

(3) 岐阜県、愛知県流域の長良川の中流域がそれにあたります。
この地域が、現在どうかは、まだ勉強していませんのでわかりません。
 
 地政学的な観点で、かっての湿地のあり方と、現状を対比しながら考えていく事が重要との認識です。
かつ
1 千葉県での「手賀・印旛自然公園」として設定されていた箇所を中心に
2 三番瀬・盤洲と手を携えて、3ヶ所同時指定を狙ったらどうかと考えています
3 さらに、利根川中流域の「渡良瀬遊水池」、そして、霞ヶ浦をも一緒に
 広域での共同歩調を考えていく。
4 相互にネットワークを組んで、共同調査などによる問題点整理、過去の情報の
 統合的な整理とデータベース構築、
5 各種勉強会、シンポジウムの開催など

荒尾 稔
 tmlarao@tml.co.jp
  


手賀・印旛沼をラムサール登録指定地へ(1)

2006-11-13 12:20:18 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
 霞ヶ浦のラムサール登録地推薦に賛同します。
当方も応援させて頂きますので、よろしくお願いいたします。
 なお、印旛沼、手賀沼を同時に霞ヶ浦と一緒に登録地に指定する事が妥当なのか、別に分けた方が良いか、関係する皆様方と話し合っています。

 共通項
(1) 利根川下流域にあって、かって縄文海侵の時期に海水面下にあった。
 周辺は巨大な湿地帯に囲まれた自然湖沼であった。その箇所を殆ど干拓して田んぼを造成し、しかも一体を乾田化しています。
(2) 3湖とも自然湖沼を、ある時期に農業用水対策も目的の一つとしてダム化しています。ダム化宣言によって、ほとんどGDP上で貢献してこなかった箇所が、水資源1トンなんぼと貨幣価値で換算されるようになって、一気に利権化された。
(3) 行政との対応上では、農業用水、工業用水、飲用水の3つの供給源のいずれかにも絡み、それこそ錯綜した利害関係が絡むこと。

 問題点での異なる点は
(1) 手賀沼 手賀沼では導水事業により、閉鎖系としての湖沼と言うより、利根川の分流とのいうべき河川化が進んでいる状況であります。
 最新の情報では、ワースト4にまで一気に水質悪化。(資料参照)
 これは利根川の夏の期間に渇水によって、利根川からの導水が一時期減少した結果水質が極端に悪化した時期を生じ、年間のデータに波及したと聞いています。
(CODが、渇水で導水が減った時に、7~8程度から、一気に22とかで、信じられない悪化)点滴が切れたら、一気に病状悪化との意見があります

(2) 印旛沼では、短期的には千葉県による(2)つの巨大事業が開始されます
① 成田高速鉄道 東京から成田国際空港まで、最短30分程度で結ぶ構想です
② 県道成田線、成田高速鉄道と併存される県道の工事です。こちらは巨大な道路構想です。印旛沼を直角に横断する形で、いずれも施工がすでに決定し、まもなく工事開始です。

(3) 最新情報として、印旛沼は湖沼のワースト5位から、3位に2段階上がってしまいました。この悪化の原因が確認できていません。複合要因としか言い切れませんが、その原因は上げていったら実は枚挙がありません。ただ、農業絡みの部分が大きいもと言われています。

(4) さらに、印旛沼周辺域では、この春に国土交通省の利根川利水・治水に関する長期方針として、長期的(30年以内)には、利根川→印旛沼(を遊水池として指定して)→花見川→ 東京湾として、仮称「印旛沼放水路」構想が、国土交通省より発表されています。

 
荒尾 稔
113-0021 東京都文京区本駒込4-38-1-505
TEL:03-3824-6071 FAX:03-3824-5980
e-mail:tmlarao@tml.co.jp
HP:

朝のNHKで、大分県中津平野「中津干潟」を放映。ここは?

2006-11-13 12:09:11 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
 2006/11/12
 本日朝のNHK(8.00~)で、大分県中津平野の「中津干潟」を放映しました。
海岸10km、沖合3kmの規模がある干潟との紹介でした
オオバンソリハシシギやダイシャクシギ、そしてズグロカモメなどが
 さらに
カブトガニ、ナメクジウオ、シマヘタナリ、オカミミガイ、センベイアワモチなど
稀少種も紹介されました。
 とてもすばらしい干潟だなと見ましたが、いかがな位置付けにある箇所
なのでしょうか。ご教示下されば幸いです。


 (見解)
残念ながら、中津干潟のご担当者が,NPO法人を作り多忙です.
中津では,漁業者や行政,市民にラムサール条約に関する広報ができていないので,今回のリストアップは見送るということになっています(事務局見解)




業者が建設を断念 緑区小山町の産廃処分場計画

2006-11-13 11:52:53 | 里山に託す私たちの未来-再生策を探る
千葉県日報 2006/11/8 
業者が建設を断念 緑区小山町の産廃処分場計画

市の指導で申請取り下げ
「業者が産廃処分場建設を断念した緑区小山町の山林」(昨年4月撮影)


地権者「ひと安心、涵養林に」 昨年、市職員の情報漏えいが問題になり、
地元住民の間で反対運動も起きていた緑区小山町の産廃処分場計画について、
業者が正式に建設を断念したことが七日、分かった。
取り下げを求める市の指導に業者が応じた珍しいケース。
処分場が建設される可能性は完全に消えた。
反対する地元土地改良区が公売で計画地を落札するなど、事業実現が困難と判断したとみられる。
 計画地は同町の山林約二万二千平方㍍。一昨年六月、川崎市の業者が産廃案終処分場

の設置許可を市に申請したが、環境悪化を理由に地元住民らが反発。昨年四月には、
市職員が反対派住民の個人情報を業者に漏らし問題になった。
 計画地を縦断する赤道が無許可で敷設変えされていたことも判明。市は建設や
赤道変更へ地元住民の同意が得られない限り、事業を認めない姿勢を示した。
 業者は赤道の売却を市に求めたが、昨年九月に断わられて事業の実現性が薄れ、
市は業者へ申請取り下げを指導。今年九月には、地元地権者に借りていた計画地が
東京国税局の公売にかかり、計画に反対していた土地改良区が落札したことで計画は
絶望祝されていた。
 市は計画地の所有者移転を確認したうえで先月二十日、業者に「事業計画の前提が
崩れている」(市産廃指導課)点などを指摘し、許可申請を取り下げるよう文書で行政指導。
業者から二十七日、市の指導に従って許可申請を取り下げる-とする文書が郵送されてきた。
市が産廃処分場計画の取り下げを行政指導し、それに業者が応じたケースは
「かつて記憶にない」(同)という。
 計画断念で、今後は保全へ向けた動きが注目される。懸案の赤道については、
緑土木事務所と、問題の発端となる掘削を行った市内の土砂採取業者が機能回復の
実施を前提にした協議を先月開始。業者は地権者側との協議にも応じる姿勢を示している。
 市の調査では計画地は貴重な動植物が多数確認され、市内河川の源流ともされる。
計画地を落札して地権者となった板倉・大椎土地改良区の小高守正理事長は
「(計画断念と聞いて)ひと安心。木を植えて涵養林にし、いい水が流れるようにしたい」と話した。
計画を断念した業者は、「社長がおらず話せない」とした。


千葉県「生物多様性ちば戦略」四街道タウンミーティング part1

2006-11-13 11:50:34 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
講演会 21世紀も人間は動物である

千葉県「生物多様性ちば戦略」四街道タウンミーティング part1
演題 持続可能な社会のために
「スウェ-デンに学ぶ緑の福祉国家の手法」
講師=小澤徳太郎氏(環境問題スペシャリスト・
元スウェーデン大使館環境保護オブザーバー)
地球温暖化など、環境問題は避けて通れない課題です。
このままではますます深刻になるでしょう。環境・福祉の先進国の
スウェーデンでは、どのような環境政策をとっているのでしょうか
経済成長を第一とする日本と違い、なぜそのような政策が行えたのか、
その考え方・手法を、福祉問題も含めて明らかにします。

日時=11月26日(日)13:00開場
   13:30開始/16:30終了
場所=四街道市文化センター301会議室(JR四街道駅下車徒歩10分)
参加責=無料
参加対象=自然・環境問題に関心のある方

お問合せ先:任海(とうみ)043-432-8701
S_tohmi@ybb.ne.Jp
メダカの会
後援:四街道市 四街道市教育委員会





千葉県「生物多様性ちば戦略」四街道タウンミーティング part2

2006-11-13 11:48:33 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
千葉県「生物多様性ちば戦略」四街道タウンミーティング part2
講演会 「生物多様性の重要性について」
    12月10日(日)13時30分より 四街道市文化センター301室
講師  中村俊彦氏(千葉県中央博物館副館長)
千葉県では、来春の「環境基本計画」の見直し、「生物多様性ちば県戦略」の
策定等に向けて、広く県民の声を聞くタウンミーティングを実施しています。
生物多様性は、開発の圧力、農村を中心とした生活様式の変化、
外来生物侵入で危機的な状況になっていると指摘されています。
四街道では、四街道市みどりの市民協議会が中心になり、生物多様性が
なぜ必要なのかをともに考えることを中心にタウンミーティングを企画しました。
講演の後、市内の自然・環境の問題についても報告・討論を予定しています。
主催 タウンミーティング四街道実行委員会
  (四街道市みどりの市民協議会、四街道自然同好会、
NPO法人四街道メダカの会で構成)
参加費無料     part2についての問い合わせは
市川清忠(043-432-5677)まで