文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

本年度の希少雁類の渡来 2009/1現在

2009-01-29 23:00:08 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
2009/1/29
 関東地方では、千葉県印旛郡内に、今年も亜種ヒシクイ×4羽の渡来越冬が確認されました。この4羽はこれで6年連続となり、ともかく定着していることは確実です。
 昼間の観察が主体です。夜間のねぐらは不明ですが、可能性としては茨城県菅生沼近在も考えておく必要があります。
 先年度は、この4羽にさらに1派の「はぐれ亜種オオヒシクイ」がいりこんで5羽で行動をしていました。
 今年はどうでしょうか。
 この報告は、インターネットの検索で以下のBLOGを見出しました。
珍しい鳥2008年12月30日 (火曜日)
 珍しい冬の大型野鳥を見ようと車を県内のとある場所まで車を走らせました。珍しい野鳥とは、「ヒシクイ」です。(このヒシクイは、亜種オオヒシクイです。保護のため場所はお知らせできません。ご免なさい) 江戸時代には、沢山のヒシクイが県内にも渡って来たと言いますが、今ではほとんど来ることはありません。 定期的に来てくれるとうれしいのですが、今の環境ではなかなか難しいことなのでしょうか?
 との記載で、ばっちりと写真が掲載されていました。

 なお改めて申し上げますが、このヒシクイは4羽とも、亜種オオヒシクイではなく、亜種ヒシクイです。


 

餌付けを排除された、北東北に、居残ったハクチョウ群の今後

2009-01-29 10:32:50 | 日本で越冬するガン・ハクチョウ類の生態
2009/1/28
 北東北に居残ったハクチョウ群の今後が心配。しかし、このまま経過を見守らなければなりません。
 でも、極寒の今の時期からは、居残りの白鳥に、救餌は必須な行為と考えています。
 
■青森県では、越冬個体数はかなり減少したとのことですが、あちこちに少数づつ。
 多くの渡来地で、1/10レベルまで渡来数が減少しています。

■岩手県では、北上川中流域の北上市大堤に900羽程度が、まだ残留しているとのことです。
 2009年1月以降は、この群れには、餌付けではなく、救餌が必要となると思います
なんとか餌をつないで体力が落ちないように。そして全羽無事にシベリアへ旅立つように励む。

■秋田県が最も難しいことになりそうです。
 昨年もそうでしたが、ハクチョウ群はとても頭のよい鳥ですので、餌をやれない、出てってくれという、それなりの明確なメッセージを与えれば、「ああもう餌はもらえないか、じゃあ仕方がないから自分でえさを探すか!」となるのですが、どっちつかずだと
甘えて、餌を待ち続けて、いつの間にか衰弱して、インフルエンザに捕まる。それが鳥インフルというのが昨年4月、5月の秋田県十和田湖でのトラブルの背景と考えています。
 これは少数意見ですが、その危険性を強く感じていることを申し上げます。
 
 秋田県の坂下町が、餌が余ったからと、あいまいな状態でえさを与え続けて、突然全廃したことが誤り。
 極寒の時期に、急にえさを切られた個体群が、衰弱のまま、仲間の北帰についていけないまま居残ってしまったのが、坂下町の近くにある十和田湖周辺のオオハクチョウの群れ。それらが、北へ渡り中のカモと接触したか、あるいは繁殖地で潜在的に汚染されていたものが、体力低下で発症したものと考えられるからです

■ 山形県では、最上川河口域で、現在オオハクチョウ主体に9,000羽。なんと例年と変わらない渡来数字とのことです。この地域では、庄内平野全域が、多分温暖化の影響もあって、凍りつかない田んぼが、田んぼが雪等で湿気ったままの個所が多数あって、餌付けにはすでに、依存しない、自立しています。
  今回の餌付け禁止は、それに依存することいも少なくほとんど影響がない様です。
単なるねぐらにすぎないということでしょう。
 でも、山形県も内陸部での状況はつかめていません。どうなのでしょうか。

 いずれにせよ、現在問題の3県に関しては、改めて餌付けから救餌として切り替えて対処すべきと提案いたします

 写真は新潟県瓢湖のコハクチョウ群です。瓢湖周辺の田んぼで昼間中、おいしいコシヒカリを食べたいだけ食べています。現在瓢湖でも餌付けは中止されていますが、その前からコハクチョウ自体が、餌付け離れを起こしていて、4,500羽の内の98%以上。ほとんどが自立済みです。


 
 

上野忍ばずの池 キンクロハジロばかり! なぜ

2009-01-29 09:56:53 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
2009/1/29
 上野動物園分園内や、ボート池には、例年と変わらないほどのキンクロハジロが終結していました。しかも、ボート池のはずれにです。
 見てきた人が、オナガガモやほかのカモが一切いないけどどうしたのかという話になって、餌が足りなければ移動できるタイプのカモはほとんど移動してしまった。
 しかし、キンクロハジロだけは移動できないタイプ。しかも
ひそかに誰かが餌をあ立てている可能性が高いと思うよと回答しました。が、そういいながら、とても気になって、早速調査に行きました。
 結果はその話の通りでした。
 オナガガモ(圧倒的多数)、カルガモ、(少数)マガモ(20以下)、ハシビロガモ(100+)、ヒドリガモ(少数)は、少数のオナガガモを除いて全く見ることができませんでした。
 上野不忍池は、結構カモの個体数だけでなく、多様性に富んでいて、フイールド博物館としても意味がありましたが、
 蓮池側にはそれでも、オナガガモが最盛期の1/10程度の個体がのこって、キンクロハジロと一緒にいましたが。
 とても心配なことは、これから春の渡りのときなどに、餌不足で体力が落ちたままで、鳥インフルに汚染されたカモなどが、渡来してそれらと移動中に触れたりしたら。かえってインフルエンザによりかかりやすい状態であれば、かかりやすいのではないかと思います。
 その結果として、東京都等の環境対策課などが、観念的に鳥インフルが怖いということでとった対策が、逆に最悪の結果を招いてしまうことにならなければいいがなと思います。まさかそのようなことはないと念じつついます。

 でも、幸いなことに、ボート池でも早朝などにキチンと餌を与えてくれる方々が存在するようです。蓮池でも同様にして、最小限の餌の供給はされているようです。

 

CBD-2010 歓談会の席上では、

2009-01-28 10:25:24 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
2008-1-25
 生物多様性市民ネットワークの設立総会が、無事完了した後、近くの居酒屋で懇談会が開かれました。
 出席者の半数に近い方々多数が参加し、懇談をいたしました。
 私の周りに座られた方々と名刺の交換をしましたが、帰宅後名刺の肩書を見て、びっくりしました。
 なんと、全員が関西の大学の教授の方々ばかりでした。それだけ、このネットワークの立ち上がりには深い関心がはらわれているということを知りました。
 愛知県岡崎からみえたのNPOの代表の方からは、今回の大不況到来としての派遣切りを招いた、通称トヨタショックによって、結果として、愛知県の里山の一部をトヨタが自動車のテストコースにするという話が、反故にされそうだということでした。
 2010年、生物多様性COP10会議の行われるおひざ元で、里山の消滅がおこなわれなくなったことが、地域にとってどのような意味があるか、良い面と悪い面があるとのことでした。

 今回は名古屋に伺って、地域のNPOや市民や、大学の先生方との話の中で、いろいろな意味で、里山保全にかかわって、その可能性と困難さを痛感した次第です。
 
 

トヨタショックという言葉に込められた、 派遣切りのイメージが

2009-01-26 23:40:09 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
2009/1/26
 米国のサブプライムの問題から、あっという間に金融大問題から → 実業である自動車製造の大幅な落ち込みにつながり、そのあまりの急激な変動の結果として、トヨタ上層部の周到狼狽 → 各工場側の独自の危機管理策発動 → 一斉に派遣労働者の期限前首切り/宿舎追い出し へと波及していったことと思います。
 問題は、本社直轄、関連会社にせよ、各製造工場任せのためか?、この派遣切に関しても、トップがよく考えていなくて、現場の判断に任せて報告を受けていなかったことが、大きく裏目に出たものかと思います。典型的な大企業病でしょう。
 たかだか数十億円の節約のために、日本にとって最も宗教的も大切な年末のぎりぎりに
労働者を首切り、あろことか宿舎から放り出し、さらに当面の生活費さえも保証しない。
 このトヨタ(だけではないのですが)の行った行為が、20代の若者に与えた恐怖感は
まず一生消えないだろうと、識者はいいます。

私自身が実感として感じたことですが、これは阪神大震災が生じたときの、朝起きてTVをつけた時の大地震の現場TV中継を見て「なんだこれは」と驚いた時に匹敵する驚愕です。
 
 国民にとっては、まさに考えたこともない事態が突然に、しかもそれがトヨタやキャノンで、という背筋が凍りつく恐怖感です。
 でも、そのあとも、トヨタからは何のコメントも出ないまま、時間が経過しました。

 それもあってか、企業への高感度調査で、トヨタは一気にひとケタから40位に、ホンダは20番代から70位まで一気にランクを落としました。
 トヨタは、たった何十億円を削減するために、パブリシティ上での何千億円に相当する
信用喪失を負ったのではないでしょうか。しかも将来までを、長年続く不信感をばらまいて。
 一歩、もっと人を部品と考えないで、冷静に足元を見て、行動いただければ、国民に事後でもキチンと語りかけてくれていれば、ここまで悪化しなかったと思います。
 ちょうど2008/6月の秋葉原大量殺傷事件が、トヨタ系での派遣切りが大きな原因の背景にあるのではとの、若者主体にBLOGが沸騰していた時期もありました。
 そのことに対してもトヨタ側は何もコメントすら出さず、今回の件で、原因の背景にはやはりこの問題があったか!、という確信を、若者たちに与えてしまったことが残念を通り越して、驚愕です。
 だから阪神大震災並みの事態とまで、言われ出している背景があります。

 キチンと肉声で、コメントを出す。ただそれだけで、かなり変わったと思います。
 さらに、最新調査で、20代の女性の最大の考え方で、ほぼ100%が、今に時代に恐怖を覚え、今までの「消費は美徳、自己実現」という考え方を否定しているそうです。

 自分の身を守るためにはまず金だ!!。そのためにはせっせと貯蓄して不要なものは買わない、さらに自動車などは乗らない(免許は必要ないとまでいうひとも)という感覚がどんどん広がり出していると思います。

 良くも悪くも自立をしなければならないと、一部の若者たちは考え出しているようです。 

 

生物多様性市民ネットワーク(略称CBD-2010)が発足。

2009-01-26 23:01:29 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
2009-2-25
名古屋の会場で125名を集めて、発足の総会が開催され、活発で明るい雰囲気で、設立総会が開催され、無事発足ができました。
 設立総会は、非常に民主的にていないなやり取りが行われ、参加した市民やNPOの代表の方々も、安心感を持って、これならば参加できると、かなり前向きな反応と思いました。最後に大きな拍手で、とてもよい発足を迎えられたなと、この組織の発展を願わずにいられません。
 でも、なぜ1/25までに総会を開いて、と、横で見ていてもかなりバタバタしていましたが、実は本日(1/26)まで受け付けている地球環境基金への締め切りがあり、助成金申請にかろうじて間に合ったはず(書類に不備がなければ)です。
 それらを含め、初年度は年間約40,000千円の予算規模を予定しているとのこと。
 関東からは江戸川大学の吉田正人教授が、関西からは三重大学の高山進教授の2人による共同代表で立ち上がりました。
 役員は30人以下ということで、当初は発起人が中心になって14名。なるべく早く若手の専任者を3人ほど確保したい意向。事務所は当初、名古屋のNPO事務所内で間借りとのこと。
 
 具体的には何をもって立ち上がるのかがまだ何も決まっていないということではないかと思います。 その話し合いを積み上げるつもりでしょうが、東京都名古屋の2極体制では会議を持つのも大変で、心配されます。

 とりあえず、5月から2ケ月ごとに関西と関東で交互にシンポジューム開催を持とうということだけは、予定として発表されました。

 NPOや市民からの自発的で、自己負担によるイベント企画をどんどん提案してほしいとの趣旨かなと感じました。、

 

 

ワンソースで駆動させることのできる統合ソフト製品です(4)

2009-01-23 21:26:36 | 組版プロの思考からXMLを考える
2009/1/23
 今回の、Page2009で展示するソフトウエアは基本的に2つです。

 一つは、ワンソースで駆動させることのできる、業界用語でいえば「自動組版」系統の統合ソフト製品です。と、言いましても動作を理解して使いこなせる方々はとても限定されるだろうと考えています。従って、これは私どもから見てワンソースでのサポートするための環境ということも可能です。
 当社では、モリサワのMC-B2/MDS-B2製品を基本として提案していきます。
 基本的にプログラムがわかって、書けて、しかも複数のプログラム言語が操れる必要があるからです。
 仕事単位に、ワンソースの運用環境で、多様な業務用のソフトをも組み込み、テーブルを合わせます。そのための統一的な運用ソフトを提示します
 モリサワのMC-B2/MDS-B2の系統の組み版ソフトウエア及びアンテナハウス系統、そして当社の製品を組み込んでいます。
 運用環境としては、強力なマクロ機能の使えるTXTエディターをベースにします。
 この運用条件としては、印刷の組版がかなり分かり、組版そのものの機能に精通し、また後工程の製版技術を一応理解していること。が必須です。まあ、印刷の現場経験者ということでしょう。
 この環境はことごとくTEXTで扱われますので、少なくとも感性よりも理性。技術系統の方々が求められます。

 さらに効率化と新人にも使いやすい環境として、画面表示による運用上では、モリサワ製の、画像のごとき動作フローチャートを組み込みますとさらに効果的です。


 
 

日本語の根源は、コンバート言語。同時に日本の文化の中心

2009-01-23 21:10:43 | 組版プロの思考からXMLを考える
2009/1/23
 この部分を、もう一度考え直す時期にきています。
欧米人と異なり、日本人、そして韓国や中国まで、感じでものを考えて表現する文化圏です。そのなかで韓国はハングルというやや異質な系統に進化してしまいましたが、日本では漢字そのものを、そのまま使ってきていて、今後とも変わらないと思います。
 というか、さらにのめりこんで使っていくのではないかとすら考えられます。

 日本の緻密な「おたく文化」の発展形の中で、漢字のもつデザイン的な感性に気がつき出している若者が増えてきているからです。
 TVのバライテイ番組でも、陰々滅滅(いんいんめつめつ)などをどのように読むかなどの、一時代前の「全部英語にしてしまえ」というような乱暴な議論がなされなくなって、読める、意味のわかる人を尊敬する風潮さえも。

 日本では漢字は表意文字であり、表音文字であるという複雑な使い方をされてきています。また、漢字が中国からの輸入であり、母国語になり切っていないために、漢字をデザインとみなして異体字を大量に作り出して流通させてきてしまった経緯があります。
 日本の法務省が、それを公式に人名、地名に認めてしまっていることもあって、ある面で、言語記号のグローバル化を推し進める、Unicode系統だけでは、受け付けられない大きな部分ができてしまっています。

 今の今まで、最も頭の痛い最大の案件は、日本の、この異体字の存在です。
膨大な数に上り、さらに講談社だけでも400文字以上の講談社専用異体字文字を使っている現実。
 さすがに朝日新聞は1000文字近かった異体字を整理しましたが。

 グーテンベルグの活版印刷技術を述べるまでもなく、印刷環境の周辺機器、ソフトウエア等は、最後には1本化せざるをえません。

 世界中がUnicodoeで一体化できるはずであった環境を、異体字を理由にして日本語は無視しています。
 Adobe社とMicrosoft社との競合は、その機能の一部分に関して、その1本化するための最後の戦いの様相を呈しています。
 
 今回、その異体字対応への解決策がはっきりと見えてきたことで、当方では統合ソフトの運用が可能な環境がそろってきたと申し上げているわけです

 印刷組み版ソフトは、勿論これからも必要です。
ですが、ビジネスの根幹部分では不要です。必要なソフトは「統合ソフト」
 ワンソースで
 マルチメディアを目指しますが、この2つでは達成できません。必要なことは
ワンライテイングによる技術です。
 正確には、ワンソース、ワンライテイングによって、マルチメディアが達成できる
ということです。
 

はじめて、組版の原点が見えてきました。こつんと。(3)

2009-01-22 23:01:38 | 組版プロの思考からXMLを考える
2009/1/22
 モリサワ製MC-B2/MDS-B2を使うビジネスモデルを介して、はじめて、組版専用ソフトを離れて統合ソフトの運用環境が整ってきました。

1 日本語の最大の課題であった、異体字に対応する方法論が見えてきたこと
 しかもその運用環境が、Windows/vistaなどで可能にあったことが革新的です。
 その若は順次広報していきますが、世界のグローバル化した言語環境でもUnicodeのとてもおかしい使い方ですが、表現する方法も固まり、また異体字を含む外字作成が容易に
できるようになったことも画期的です。

2 出版業界や官公庁の如く、あるいは学参分野、漢文などの如く大量に異体字を使う分野をサポートできるということが、システム的に可能となりました。
 その結果、一般企業や製造会社、などの分野ではWindowsのOfficeで対応する如く
異体字を、一般文字に置き換えた上で、Windows/VISTAでは、Jis2004Visuta拡張文字を使うことによる標準化が可能となりました。
 
3 さらに、I-Phoneで代表される電子出版やCD/DVD制作、WEB環境、への流れが
一連の業務フローによって達成可能となりそうなことが確認できました。

 

Page2009への出品で目指すもの(2)

2009-01-22 22:47:41 | 組版プロの思考からXMLを考える
2009/1/22
 改めて、印刷産業は大きなビジネスチャンスを逃してしまったものだと深く考えます。
メディアの融合によって、新聞も出版も印刷も、TVさえもCD/DVDの分野も、映像も音声も、一気にメディアミックスが進んで、作業環境は融合化してきてしまっています。

 TVまでもが、ハードウエアだけでは市場がただただ、最高品質のものが安ければ良い
として、SONYやシャープまでもが、BRICSの企業群との競合が激しく、大企業といえども、価格低下でビジネスにならない時代の到来。

 その中で情報の中核点(メディアミックスの根幹部分)を押さえることができた業界が今後、圧倒的に強くなることは自明です。
 かって、印刷産業は人材的にも、資金的にもその可能性が大きかったと思います。
 でも大失敗をしてしまいました。現在はどんどん市場が縮小するマーケットの中で呻吟する毎日です。

 最大の原因は、この中核点を管理する技術は、工業簿記であるということに気がつかないこと。運用経験が身近にないこと。何よりも勘と経験による「どんぶり勘定」のままであったことです。
 リアルタイムな場所で、受発注が同時に生じる場所で、いくらで売らないといけないかが掌握できないビジネス。これでは間違いなくつぶれます。
 資金回収ができない。パソコンが速くなればなるほど、短時間で作業ができるので逆にコストにかかわらず、実際費用がかかっているにかかわらず、わからないまま赤字で売ってしまうことの連続。
 
 などなど、印刷産業の会社の経営がどんどん落ちこむ原因は無限にあります。
ますます業務環境は高度化していってしまいます。 
 

 簿記の世界だなどと言い出したら、1年前でも袋叩きでしたでしょう。
いま、PAGE2009のテーマが、「ゼロリセット」です。
 その意図がわからないと、講習会が開かれるなど、混乱もおこっています

ゼロ リセット! これがPage2009のテーマとは (1)

2009-01-22 22:31:16 | 組版プロの思考からXMLを考える
2009-1-22
 昨日も、印刷業界内の勉強会のひとつ、「元気会」に参加してきました。
講師としては、竹原 悟さん。もう老齢ですが、元気いっぱいに大量のデータを駆使して
如何に印刷産業に活気がなくなってきたのか、過去10年のグラフで提示してくれました。
10点ほどのデータがすべて右下がり、見事に直線で、かつ同じ傾向地として2007年度まで
 これを単純に折れ線グラフで描くと、見事な山なりができて、その右下への円弧の先端は、限りなく下へ、ゼロに向かっていきます。
 私ども生態系を研究する立場でいえば、限りなく「絶滅曲線だ」というに違いありません。グラフ10点がすべて共通なのですから、いかんともしがたい。

 日本印刷技術協会の理事である、小笠原さんと明日話し合います。
なんとなく、というか確信をもって、このままではまずい。だから心機一転
「ゼロ リセット」ときたわけでしょうか。

 それにしても、「ゼロ リセット」とは、思い切った言葉を使ったものです。
でも、私どもが出品するときに、「グーテンベルグの原点に戻ろう」ということと
相似していますので、テーマの選択として適切であった証かもしれません。

 でも漏れ聞くところによると、この趣旨のイメージとしては、TVのアナログからジデジへの2011年までの切り替えを意識して考え出されたのだとも聞きました



統合Palna (9) Page2009 への出展をおこなっています。

2009-01-18 13:51:47 | 組版プロの思考からXMLを考える
2009-1-18
日本印刷技術協会が主催するデジタルグラッフイクスの時代「page2009」に参加をしています.
(東京池袋 2009/2/4-6) このHPより有償の入場券が無償入手可能です。
 
 本年度のテーマは、ゼロ-リセット です。
俗にいう、ガラガラポン しましょうというコンセプトでしょうか。

 当社のコーナーはサンシャイン2F「D37」のコーナーです。
 株式会社トータルメディア研究所
■本社所在地 〒113-0021 文京区本駒込4-38-1-201 富士ビル
■担当部署  開発部
■担当所在地 本社に同じ
 ℡ 03-3824-6071
◆出展製品
★統合Palna MC-B2/MDS-2サポート
●統合Palna MDS-B2 サーバ新機能
●Palna/SK-B2 タグ付きコンバータ
●Palna/Win 写研集版統合支援

■見どころ
■TMLが統合パルナで目指すもの グーテンベルグの印刷技術の原点への再構築。

◇特長
○中核統合ソフト。組版完結と同時にXMLを介し電子出版。WEBも
○ネットワーク、サーバ運用環境構築支援のご相談に応じます
○写研テキストをXML形式データ、MC-B2/MDS-B2へ変換(ご相談)
○イマージュクステンション SKデータをWindows-XPに転送管理

●統合Palnaとは、デファクトなWindow環境&Office環境で、モリサワ製MC-B2/MDS-B2、アンテナハウス製、当社製コンバータ等を中核に、自動組版化を統合的にサポートする製品です。
統合Palnaによるワンソースなプログラム環境に組み込むことによって、特に、印刷物用版下組版と、WEB、電子出版、携帯版などの同時に制作。
 その具体化のための段階的情報整備と構築プロセスを、ご導入先が自立的に構築できるための技術運用面から一体的な支援環境を形成します。
 特に運用環境の柔軟さを確保する為、国産で開発者の顔の見える製品導入を提案しています。
●専用組版ソフトから統合ソフトの時代へ 組版現場を究極のデータソース各種更新、XML情報の生成箇所として認識。そのため必須なワンライティングな業務環境の再構築、そして経営面からのコスト削減、原価管理による収益確保にも、コンサルテーション、ソフトウェア制作、受託開発等、多面的な支援と各種ご相談に応じさせていただきます



統合Palna (7) 市場形成のためには

2009-01-18 13:49:21 | 組版プロの思考からXMLを考える
統合Palnaとは

1 新世代の、まさに「印刷をよく知ったIT企業用に開発されています。

2 1日や1週刊単位でしか制作できない組版目的だけのソフトではなく、即時処理、
 あるいはリアルタイム対処を可能とします。

3 納期の違い、 ワンライテイングへの取り込みの違いと言ってよろしいと思います
 他社ソフトでは、いつまでもワンソースマルチメディアへの展開は、とてもむづかしい ことを日本語対応の宿命で知らされています。   
 
4 組版ではなく、統合ソフトウェアとして、企業等での監査済み高品質データベースを 正確に構築する場として、ご理解ください

5 顧客先には、多様な環境をご提案ください
 顧客先の業務を、再構築する目的で、ご提案ください。課題に関して、お互いに真剣に 相対しましょう。


統合Palna (6)  機能を整理して紹介します

2009-01-17 23:49:37 | 組版プロの思考からXMLを考える
2009-1-17
 統合Palnaは、制作完了時に
1 CDやDVDの製作の自動化

2 WEBへの自動出力

3 携帯や電子出版への同時処理までを、全域横断的に初期設計時に組み立てておいて、 一期通関に処理を可能にできる環境を形成していくための環境形成と、必要な多面的な コンサル機能をセットして提案をしています。構築していく過程がとても重要です。そ のためのトータルな統合環境をご提案していきます。
  
4 誰でも、どこでもできる内容ではありません。正直なところ。
 ある一定の人の教育レベルを含めた社内準備、顧客との緊密な人間関係の構築など、準 備体制が整ったところが、主要な対象となっていくのだろうと思います

改めて申します 
 統合Palnaは、morisawa製MCB2/MDSを統合ソフトとして、位置付けます
 いくつかの機能的なキーワードを配列します。

1 コメントの大規模な両方向でのスルー処理機能。

2 すべてTEXTのフルバッチ、しかも大規模でも基本的には1フアイルで完結する機能。

3 更新情報は、MC-B2/MDS-B2上での、更新1文字単位で即座にその場で一括更新をす  る機能。文字配列が不完全なTXTではなく、外部排出時に完全ソースに更新する機能。
 
4 基本体裁や、スタイル情報も外部排出機能で、text情報として外部に取り出せます
 一部は、txt化されたプログラム情報でも可能に

5 複数の併行処理される業務手順を、連続処理するプログラム群が準備されていること

統合Palna (5) コンセプト

2009-01-17 23:20:40 | 組版プロの思考からXMLを考える
2009-1-17
 統合Palnaは、morisawa製MCB2/MDSを統合ソフトとして、位置付けます
1 コメントの大規模なスルー処理
2 すべてTEXTでのフルバッチ、しかも1フアイルで完結
3 更新情報は、MC-B2/MDS-B2上で、1文字単位でもその場で一括更新を常にかけること で、不完全txtを完全ソースに更新する機能。
4 基本体裁や、スタイル情報も外部排出機能で、text情報として外部に取り出せます
5 複数の併行して処理される業務手順を、連続処理するプログラム群を準備しています