文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

出版社がコンテンツの版権管理に執念を燃やしている(2)

2007-05-27 00:48:02 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-5-26
 出版社がコンテンツの版権管理に執念を燃やしている
(1)ソフト会社が関与して、新たな出版社単位でのハウスルール確立に執念を燃やす。その具体的な方法として、パターン化して開発したソフトウェアを関与する印刷会社向けに販売する。
 
(2)同時に、その手法として新たな組版ソフト毎でのハウスルールの派生も
 A社はクオークで
 B社はadobe社のInDesign派
 C社は㈱モリサワ製MCB2派
 D社はあくまでも写研派
 E社はアンテナハウス製XSL-Tフオーマッタを利用していく
 
(3)会社内でのビジネスモデルの創出がねじ曲がる
①印刷でも出版会社でも若手技術者が、会社の意向を忖度して差別化製品として構 築を主張し始める。
 例えばXML構築を、差別化戦略のキーワードとして考えてしまう
②他社の言うことを聞かない。わがまま。暴走をする。汎用化を考えない。
 結果として、誰も押さえられない現実が生じ技術者の数だけ多様な環境が形成さ れる。 
③折角標準化した環境で形成された部分をメーカ戦略が違うことで排除される結果
 今までの出版社や印刷会社の考え方でもあり、同時に大手家電メーカを典型とした、日本の商品開発の最大の課題でもある。
  囲い込みとして、現在の家電品での戦略が、印刷会社や出版者毎に生じることにより、どうにもならない事態に陥る。
 最終的には、

 これからの輸出産業、ポスト自動車は、コンテンツ輸出だとする国家戦略に大きな影響をもたらす

 

出版社がコンテンツの版権管理に執念を燃やしている(1)

2007-05-27 00:21:37 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-5-26
 多くの大手出版社が、それぞれの分野での著作権者との関係から、コンテンツの著作権及び版権管理に異常なほど執念を燃やし出しています
 印刷会社に対しては版権管理の立場から、出版に伴う中間フアイルを、回収可能な形式で両社間での契約に謳わなければ業務発注が出来ないという傾向になってきています
 さらに、出版者側には特定のソフト会社が関与し、最も量の多い文芸書版で言えば、異体字の対応、ルビ処理の特性などを含めて、出版社単位での新たなハウスルール確立に執念を燃やしだしています。
 とても困った方向性でもあります

 理由の一つは、著作権・版権管理がこれから出版社においても死命を制する事態になってきたからにほかありません

 政府が、今取りあげている著作権や版権に係わる法令はとても厳格なものであり
同時に著作権上での権利の侵害に係わることでも半端ではありません。
(現在、審議開始の段階です。こうなるとは予測出来ませんが)
 
 朝日新聞の2007-5-26朝刊では
著作権をめぐる法改正、こんな問題が考えられるとして、警告を発しています
1 著作権侵害の非親告罪化 親告が無くても警察側の判断で
2 違法コンテンツのダウンロード規制 
3 共謀罪への盛り込み 著作権や版権を共謀して行おうとしたら危ない

 本来の目的は海賊版の追放、違法ダウンロードサイトの撲滅にあるのですが、
罰則についても05年に「3年以下の懲役」が「5年以下の懲役」に強化、今夏からは「10年以下の懲役」とわずか.2年で3倍以上に延びる。

 なぜ、著作権や版権がここまで重視されるように変わってきたかと言いますと

 これからの輸出産業、ポスト自動車は、コンテンツ輸出だとする
国家戦略に大きな影響をもたらすからだと考えられます。(日本より欧米の戦略?)

 同時に私どもの立場で言えば、
最近のアップル社のOS/10でも、Windows Vistaでも、パソコン1台1台の運用環境が、メーカの管理基準の変更で今までのようにはコピー的に使うことが困難になってきています。
 その著作権や版権違反が、今迄とは考えられないくらい重大な結果を招く時代に既に入り出しているのだと言うことです。 きちんと重視して管理すべきところはしっかりと管理していく必要性が高いとの認識が必要です




出版社からの要求仕様が各社へ

2007-05-27 00:10:22 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-5-26
 医療関係の出版社、それも複数社からHTMLやXMLコンテンツ生成に関して、要求仕様書が、印刷会社側に提示要求が出だしています

 特に、医薬品関係でのSGMLやXML化の進展度が他の業界と対比して格段に高いために、医療関係の出版社からのコンテンツ生成に関する要求仕様が、ランクを上げて、要求内容の質的な高度化が生じてきていると考えられます

 その内容は印刷会社の技術環境とは相容れない(印刷産業としての仕事の範囲を超えた) 医薬品会社等のXML先端企業では、すでにIT産業に対応した業務レベルであります。
 現在でも当社では医薬品関連会社からの開発仕様書を多数触れてきましたが、其れと同格、あるいはそれ以上の要求仕様書であり、この分野での業務は、IT産業への発注シフトが本格的に始まるレベルと考えられます。

 それへの対応策としては、印刷会社でも新たな業務部門を立ち上げるか、別法人化を検討すべき時期と考えられます

 

大手印刷会社のトップから内製化に関して厳命が出たようです

2007-05-26 23:56:22 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-5-26
 先日、大手印刷会社の孫受けの下請会社の社員が、顧客名簿をデータ会社に不法に売却したとの新聞記事がでました。そのリアクションとしてでしょうが。管理能力を強く求められて、トップが大変な目にあっている模様です
 それもあってか、最近、個人情報に係わる分野での業務(データベース組版、名 刺など)などの外部発注がとても出来なくなる模様都の情報です

 すでに
(1)大手印刷会社内での印刷内製化の徹底指示と出入り管理の厳格化がトップから
 そのもたらすインパクトで、複数の会社ではとても困っている状況とのことです
 大手印刷会社からの下請発注の存在が、トップよりの強い指示で、絞り込みが。 まずは孫受けへの発注では大きな影響が出だしているようです。
(2) 大手印刷会社への業務窓口を介しての出入りまでも制限が始まるとのこと。 その為にも外部との接点を減らしていく方針とのことで、情報の漏れを防ぐため に、外部企業への発注を最大限縮小することを求めだしている模様です。 


第4回里山シンポジウムが千葉県東金市城西国際大学で開催

2007-05-26 22:39:41 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
 2007-5-19 開催
千葉県東金市城西大学水田記念ホールにて、堂本千葉県知事、志賀直温東金市長、そして会場をご提供頂きました城西大学水田宗子理事長様から、里山と生業(なりわい)に係わる暖かいご挨拶を頂きながら、2007-5-19日午後1時より開催されました。挨拶の後、農林水産大臣政務官福井照氏より「美しい森林づくり推進国民運動」に関する報告がなされました。
 今回は4回目でもあり、マスコミや県等の告知もなされて、参加者は約400名に達し、広い会場一杯となりました。
 次いで、本論として本年度の里山シンポジウム実行委員会による13の分科会に関する報告(開催済み7、これから開催6、合計13分科会)がなされました。
 演壇上で各2分宛の報告と言うことで、このシンポジウムの名物です。
 基調講演として法政大学講師であり、大地を守る会顧問の小松光一氏による「里山を生かすなりわいを考えよう」がされました。生業とは何かを語っていただきました。
 次いでパネルディスカッションとして「里山となりわい」という題目で、
堂本知事はじめ、さんむフォレスト稗田忠弘氏、林野庁の廣田明氏、農業の室住圭一、建築関係の石井充などによって行われました。会場からの活発名質疑応答等もあって、とても勉強になり有意義なシンポジウムとなりました


創業140年 どら焼きが評判 日本橋小舟町の清寿軒

2007-05-18 21:37:40 | 東京の街角からモニタリングでわかること
2007-5-18
 5月12日に、神田祭の山車の列のうしろを見学して、歩きながら文字通り発見した老舗です。
 
 店頭では休みの日らしく、訪ねるととても親切に相対を頂きました。
家族3人分として、どら焼きを3ヶ購入しましたが、540円でした。
後ほど、休憩地の公園で、頂きましたが、私どもの知っているどら焼きとはまったく異なり、大きな1枚の生地にあんこをたっぷりとのせて、そのまま2つ折りにした感じのどら焼きです。
 しっとりと薄味で、小豆の味がとても強く感じられ美味しいの一言です。
昔ながらの味を、ともかく一生懸命守って今に至った感じの老舗でした。
 派手な売り方をせず、1日の製造数が売り切れたらお仕舞いという商法なのでしょうか。
 殆どこのどら焼だけで商売をされているのでしょうか。
頂いたパンフレットでは、文久元年創業。江戸から伝わる手法と感性が生きる……
「1861年現場所で創業。初代店主・澤村清造の味と技術を継承し、140年以上にわたり多くの方々にしたしあmれてきました。現在は7代目が引き継いでいます
 昔ながらの手間暇をかけて作りあげる、手作りの当店の和菓子は機械では作り出せない繊細な風味を引き出しています。
 とあります

 写真は「神田祭」の一こま。武者行進と、小さくしっかりとかまえている清寿軒

 
 清寿軒 東京都中央区日本橋小舟町9-16 03-3661-0940 fax 03-3661-0930
 



あんみつ、くず餅の素材を店頭で製造・販売する福尾商店

2007-05-18 21:11:18 | 東京の街角からモニタリングでわかること
2007-5-18
 東京・JR神田駅直ぐそばにある福尾商店は、60年以上の歴史ある食品製造・卸・小売店です。
 5-17夕方に誓うに行きましたので、よらせて頂き、家族3人分の抹茶あんみつを購入しました。この”抹茶あんみつ”少ししか作れず、運がよいと別のお客から
推奨されたものです
 持ち帰って早速食しましたが、昔と変わらずとても柔らかく甘すぎもせず、しっかりと味が出ていて、おいしく安心して食べることが出来ました。

 かって55年以上前、ここの娘さんとは近くの神田小学校で同級生でしたので、どうされたかと聞きましたが、ピカ一美人とあって、今は浦和の方で静かに住まっているとのことで、残念ながらお会い出来ませんでした。ご兄弟の息子さんとのこと
 この神田須田町1丁目付近は、戦災で焼けなかった地区でしたので、この福尾さんのところを含めて、戦争直後の、あるいは戦前の建物がそのまま現在も使われている希有な箇所でもあります。
 当方の自宅は戦災で丸焼けに、ちなみに大正12年の震災でも焼いています。
 神田も久しぶりで、あちこちと廻りながら帰宅しました。


  有限会社 福尾商店 あんみつ ところてん くず餅 製造・卸・小売り
 千代田区神田須田町1-34 03-3251-1635(Tel & Fax)


生業(なりわい)と工業簿記の狭間で何をなすべきか (2)

2007-05-18 20:40:03 | 業務標準化は工業簿記で単品管理から
2007-5-18
 日本と欧米の中小・零細企業のあり方で違うところは明確です。それは遊牧民族としての成り立ちから浮かび上がってくるハンテイング型の企業組織と、地域には張り付いて、稲造りに精を出してきた農耕民族型で、どちらかというと受け身型の生活スタイルから出る違いだと考えられます。
 いま、受注産業というと典型的には土木・建築業及び印刷産業を連想出来ます。
しかし、受け身ですので、今仕事があっても明日はどうなるか分からないという不安定な生活スタイルとなってしまいます(従ってそれを安定させる手段としての談合社会が形成される)。

 これは起案者とそれを支援すると同時に制作者を探してきて造らせる、それを結び付ける商社・出版社等が完全に分離した社会構造が前提にあります。
 しかしIT技術とは、それをあたかも1人の中で起承転結をまとめてしてしまうような構造をパソコン等を介して提案しています。

 間違いなく、受注産業という形態はどんどん縮小して行かざるを得ないと考えています。
 特に印刷産業野ケースで言えば、出版者との関係が最悪の状況におしなべてなってきています。
 1 まず、著作権者としての作家がいます
 2 著作者の出版権を委託され、版権管理者としての出版者があります。
 3 受注産業者たる印刷会社は、本来製造権を有しますが、かってアナログ印刷が主流の時は、製造権を印刷版の管理というレベルで有していた時期が長く続いていました。
 しかし、いま、製造権すら出版者から要求されて、版下あるいは中間フアイルまで、引き渡さなくてはならなくなっています。
 結果として、対等な立場ではなく、一気に下請、しかも自動車会社のパーツを造るレベルの会社としての位置付けと考えられています。

 ここで言えることは、早急に欧米型の自立したハンテイング能力のある組織体に変身を遂げることの必要性が高いと考えられます 
 

生業(なりわい)と、工業簿記 & IT技術の狭間で落ち込みが

2007-05-18 18:36:39 | 業務標準化は工業簿記で単品管理から
2007-5-18
 現在、日本のものつくりの原点である農業技術の生成と現状を多面的に分析を行っています。農業技術こそ日本のものつくりの原風景であり、原点であることに間違いはないと思います。

 日本の例えば印刷企業の実に98%は100名以下の中小・零細企業です
しかもその殆どが生業(なりわい)で成立しているとされています。

 その生業(なりわい)的な経営管理手法の一つとして、どんぶり勘定という捉え方があります。
 どんぶりにどんどん水を注いでいくと、ある段階でどんぶりから一斉に水があふれ出す状態となります、その状態を経営管理上で管理すると言う捉え方です
 かなり、大雑把な取らえ方ですが、そこでの数値は単純ですが結果はかなり明快です。
 例えば、印刷であれば何版以上、何枚以上印刷したか。で利益状況を知る。
田んぼでお米が何俵取れたかで、儲けがどれだけ出たのかを知る。
 途中の経過的なデータは飛ばして、最終結果を物量で掴んで、まあ言えることは
どんぶりからあふれ出した部分が儲けなのだと判断する方法です。
 先祖から受け継いで何年も何十回も同じ経過を繰り返しすれば、当然成立する考え方でした。

 いま、この方法で経営を行ってきている組織体全体が、とても奥の深いやみに
突っ込んでしまって抜け出せなくなってしまっています。

 時代変化が早く、生産手段が多様化して、かつ短時間で一気に変わり、同じ生産物を造るテクニックで、製造コストに雲泥の差が生じてしまっている、また消費者の意識も変わりが早く、的確に市場対応製品を生み出せない。

 その結果として
代表的な生業(なりわい)産業と見なされる2つの業務形態から
 印刷業界も、農業も同様に混迷を深めています。
企業的な標準化した、工業簿記をベースとした経営スタンスの再構築を求められています。


トヨタ自動車のハイブリット戦略に関して疑問があります

2007-05-18 18:08:22 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
2007-5-18
 トヨタ自動車が、全世界への自動車製造企業として、かってない規模で事業展開を進め、既に世界一であると言われ出してかなり時間が経過しています。
 今の時点で、実質的に自動車産業に関して世界一の企業に成長したことはすばらしく、さすがとしか言えません。
 本年度実質的な売上高が22兆円、営業利益が2兆円を突破しています。

 このトヨタ自動車の業務展開で一つ大変気になることが生じていると考えています。それはハイブリット戦略そのものです。

 たしかにハイブリット戦略は、環境に配慮したものつくりのあり方として、燃料や排出物を限界にまで減らしてきているという主張は良く分かります。
 しかし、良く観察すると、トヨタのハイブリット戦略は、値段の高い高級乗用車やRV系統の車を売るための戦略とした位置付けされていませんか。
 そこがひとつのポイントです。
 本来、燃料削減を図るのであれば台数が圧倒的に多い小型車や軽自動車の燃料消費絶対量を減らすための道具であるべきではないでしょうか?
 少数の高級車の燃費を減らしても、地球環境を守る上での貢献度は期待出来ないのではないでしょうか
 
 さらに問題なのは、トヨタ自動車のハイブリット戦略に巻き込まれてしまって、本来の究極の燃料である「水素」系の自動車の開発が、軒並みに遅れてしまっているように見えるのですが、如何でしょうか。
 当然、各種の水素燃料関連のインフラも遅れます

 肝心の「水素燃料」等による真の「温暖化対策」へのマイナスの影響が心配されませんか。
 そこに、この前のBROGで記載しました画期的な三菱 i-MiEV「電気自動車」の販売開始に対して、陰に陽に影響が及ぶのではないかと心配しているわけです。
 この電気自動車の分野こそが日本の「温暖化対策」の切り札になると確信出来るだけに、心配なわけです。


 




三菱自動車の画期的電機自動車 i-MiEVの凄さと革命的な事態

2007-05-18 17:48:42 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
2007-5-18
 今週のベストカー6.10日号p62-64Pageの記事。テリー伊藤氏の報告では感激しました。と同時に、どうなるのかと深刻な不安を感じております。
 内容は、公道を走れる電気自動車(正に真の)の試乗記事なのですが、読むほどに驚きの内容です。現状で家庭用電源12時間充電(備えつけの急速充電で20分)で150km走行可能。100km以上のスピード可能(2年後販売開始予定時点で200km-8時間)
とのことです。三菱のiという軽自動車をそのまま利用出来るので、現時点で商品化ほぼ完了とのこと。
 革新性は、まず充電コストが家庭電源で1日30円程度で済むことです。走りはテリー伊藤氏は、走りが最高で、どのハイブリットよりも良いとの評価を下しています。当方も、これなら今から予約を入れておきたい気分です。

 でも、不安です。とても環境に良く、燃費が1日30円でしかも200KMも走れて
値段も200万円以下とは凄すぎて、いまの日本の産業政策上から販売までに、各種の横やりが入らなければよいがなとの部分があるからです。

 本当にこれだけの車が200万円以下の値段で、国内で販売が開始されますと、車市場、特にハイブリット自動車の市場に、あまりに影響が大きすぎて、期待半分心配半分という気持です。障害をうまく乗り越えて国民の立場でしっかりと販売供給をお願いしたいところです。
 エンジンが電機モーターとなるわけですから、背後に強力な電機メーカーとの提携が必要でしょうし、どうして三菱だけが個々まで造り得たのか、あるいは発表出来るのかが疑問となってきます。




初日の神田祭りを、山車を追っかけました

2007-05-18 16:49:04 | 東京の街角からモニタリングでわかること
2007-5-13
 妻と息子の3人で、都内の3大祭りの一つ「神田祭り」を、中央区の両国の橋の近くをスタートとして、水天宮から三越前→神田駅までを、一緒に歩いて”追いかけ”て見学して参りました。
 浅草橋の近くで昼の休憩中から始まって、水天宮を経て三越前までは、とてものどかで、三々五々の感じで、山車や本物の馬群と侍達を引き連れて、引き回されていましたが、三越前で突然、とんでもない数の参観者が出現し、大規模なイベントに変わってしまいました。
 日本橋の三越や高島屋などのデパート等への買い物客が、一斉に駆けつけた結果
でしょうか。
 それまでは、町内を巡る中で三々五々と行列に加わる形で、どんどん大きな流れとなり、特に今年からのイベントとして、大ナマズを上から押さえ込んでいる要石新たな山車として登場。それを子ども達が引いて歩いているのがお祭りらしくて好評に。さらに鬼退治された巨大な鬼の首も山車に加わって盛り上がっていました。
 いずれも三越前で子ども達が交代する式を行ったことで、余計に時間が経過して、それが新たな観客を呼び込んでと言う流れでした
「神田祭」も、今年からはいろりろな趣向を加えていって、盛りあげていこうという考えのようです。
 中央区や千代田区の町単位を、山車を中心に町会単位で引き回して歩くという本来の趣旨に加えて、エンターテイメントとして、地域振興に役立てようと言う趣旨と理解しました。
 かってからの、多様な問屋街単位が「神田明神」の氏子達が中心であった今までのあり方から、東京都全体へ、お祭りをアピールする姿勢と理解しました。
 たしかに、町内会単位では商店や問屋街には人の姿もまばらで元気が出ません。
氏子も少なくなっているのでしょうか。でも翌日は各町内会単位で担がれる御神輿が「神田明神」に最後に集合するところはとても凄いと聞いています。それは、次回来年に見学に行くつもりです。 結構、歩かされました。
 最後は、JR神田駅の真下にある「肉の万世神田店」で鉄板焼きを食して、帰宅しました。この店はほぼ30年振りです。良く万世橋の本店に行きますが、ここの鉄板焼きは、とても美味しいのですが危険です。火傷するくらいアブラが飛び散ります。本店では味わえなくなった「アブラ飛び散る鉄板焼き」を久しぶりに賞味できて満足です。

 

九段下牛ヶ淵の水辺は最良の環境を維持しています

2007-05-18 16:10:11 | 東京の街角からモニタリングでわかること
2007-5-17
 東京都千代田区皇居外堀の一角、九段下の「牛ヶ淵」の濠を見てきました。
とても水質が良く、沈水、浮揚水草共に豊富ですばらしい環境を、今年も維持出来ているようです。
 この濠では個々数年、3番のカイツブリが繁殖をしています。今回は2番が確認出来ましたので、多分3番とも繁殖中のようです。別にオオバンも営巣している筈ですが確認は出来ませんでした。
 カイツブリの甲高い鳴き声をしっかりと聞けて、とても幸せな気分になりました。なお、いつも冬期の観察場所としてい他千代田区役所庁舎が立て直すのか、解体準備中でした。
 また、この牛ヶ淵の下流域にあたる清水濠は、水面が一面灰色で染まり、とても水質の悪化が進んで、どうしょうもないという感じを受けています

word2007新たに採用された数式ソフトをサポートできました

2007-05-09 21:22:15 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-5-9
 microsoft社のOffice2007、そのword2007には、microsoft社の方針で、数式のサポート環境が、いままでのMathtypeから、社内製品である「Math in Office」に変わりました。

 Wordから、モリサワ製MCB2への1:1ダイレクト変換は大きな期待を持って印刷会社様での活躍が、これから始まります

 この新たな数式エディターは、いままで普及してきたTextベースのTEXを実質的に引き継げるソフトウェアの様です。
 とても分かりやすく使いやすく交換を持った方々からの声を聞いています。
Mathtypeがどちらかと言えばバイナリーデータであったものを、WordがXMLフル対応をする機会に、Text系のTEXをベースに移行することは予想されていたことです。言い替えればプレーンテキスト系の数式プログラムと言うことです。
 今回、Word → XML → MCB2変換にあたりまして、大きな変化となりましたが、Mathtypeも「Math in Office」も、Mathmlを介してのことには変わりなく、幾つかの調整によって、両方のサポートが出来上がりつつあります。長期的にMicrsoft側でのバージョンアップに対応しながら、コンバータとしての私的な機能強化に務める予定です。




印刷産業再生のための青写真があります。確固たる

2007-05-08 23:21:52 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-5-9
 前回の、ブログでも書きましたごとく、印刷産業全体のもっとも重要な指標である、GDP対応の伸長率が大幅な赤字。もっと重要なことは、前年対比しかも加速度的に落ち込みつつある総売り上げです。 絶滅曲線と呼ばれる最悪のカーブを描いています。ある面で、当方の予想したとおりであり、納得出来るラインです。
 今は、印刷産業も、パートナーであるべき出版業界をも巻き込んでいるのでしょうか。
 印刷産業としての徹底した業務やあらゆる面からの業務の再構築が欠かせません。はっきりと言いまして、最近の「業務標準化」とは、文書管理に係わる内容を示していることが分かってきました
 20年ほど前までは事務管理上での業務改善を目指し、その道具の一部として「オフコン」と称する事務用の専用コンピュータまでが跋扈していた時期がありました。
 今、かっての事務用のオフコンと同様に、印刷制作→製本→顧客管理までを業務単位で専用機器として対処しよういうまるで「オフコン」ならぬ、「プリコン」みたいな製品が社会に飛び始めています。専用機ですからその目的以外には使えません、顧客が自由に作り替えも出来ません。

 これで果たして良いんでしょうか

 明らかに時代が変わりました。
 方法論ははっきりしています。
 曖昧で情報開示もうまく出来にくい受注産業から速く足を洗って、本来のものつくりの原点である製造業に立ち戻ること。
 同じく、車の両輪であるマーケッテイングの強化を行って行かなくてはなりません。従来からの市場はある面で思い切って捨てるまでの覚悟も必要になるかも知れません。

 方法論はあります。確固たる物が。
それを思い切って検討出来るかにかかっています。
全ては人材です。顧客先の確保でもあります。
そして情報開示です。
最も重要なことは工業簿記の導入であり、原価管理の必要性です。さらに、フルバッチによる徹底した頭脳的な組版技術の構築です

 印刷産業の強みを掴み直すことにあります
グーテンベルグの活版印刷技術の原点からの再構築です。
特に重要な活版組版の大原則「文選植字の完全分離」からの徹底した視点再構築が必要です。
 いまの混乱は、曖昧模糊とした組版現場にした大きな原因があると考えています
植字工ばかりで、文選工の分野を切り落としているとしか言い切れないことに大きな問題があると考えています。

 理由はあたらめて

 まず製造面では、ものつくりの原点を押さえること
1 自社技術の再構築が必須です
 自社の得意とする部門は何かを、数値的につかみ直すこと
 最善策が、新規分野進出であるか、得意分野での自動化策もその一つです

2 IT技術面での再構築です。
 徹底した自動化が可能か。どこまで自動化により効率アップが計れるか
 全ての工程で、特に組版環境のフルバッチ化がその一つです

3 会計処理を含めて、業務環境の内製化が必須です
 その経験を通じて、クライアントとの接点整理が浮かび上がります
 特に、面倒をかける。めんどくさい。
  アルバイトに手作業で行わせるような仕事のあり方も必要ですが、出来るので あれば、受注ではなく社会貢献と結びついた、社会サービスへのサポートを介し て、ビジネスの新しい芽を育てていく

4 新たに、企業間での切磋琢磨による競争原理の導入を図ること
  何でも結構だと思います。
 一例としては、国が要望する新分野があります。しっかりとあります。
  印刷産業は、コンテンツ生成企業体であることです。
 それをサーバー上で管理しながら、市民のための情報管理、組や企業の業務のア ウトソーシングなどなど。
  コンテンツの分野は、1説としては、これから20年間で1億倍にも膨れあがり そうです。話半分としても数千倍にナル可能性は高いと思います
 真面目な話し、これは巨大な可能性ある、とても大きい世界です。

 でも、誰もこの新市場に気がついていません。

 この話しを今後継続します

 当方は、会社発足24年目ですが、これからは本格展開を始める段階と定義しています。印刷産業によるコンテンツ生成のための環境作りに必要な要素技術を蓄積してきました。これからどんどん公開して行きます
  要素技術を、契約先の皆様にソースでお引き渡しをします。

コーデイング環境
XML生成技術
写研→CIDテーブル、JIS X0213:2004変換テーブル
各種マクロ
各種コンバート技術
各種開発ツール
数式変換環境 などなど

 いずれも、内容をご理解頂き、それぞれの契約先が、それをベースとしてどんどんコンテンツ開発、生成環境に競争してご参加下さい
 いま日本には、統合化出来る技術体系が枯渇しています。
 すべて欧米諸外国のソフトウェアで良いという感覚では、独自の付加価値は生まれてきません。
 そう言った点で、今何故、GDPを大幅に下回る状況でしかビジネスが出来なくなってしまったのかが見えてきます。
 何よりも製造業としても自立。喜んで困難に立ち向かってくれる社員の存在が欠かせません。そしてマーケット能力です。経営能力がとても大事です

 要は、受注ではなく、能動的に仕事を創り出す。
その新市場を、各社が競争しながら獲得していく市場開発。
フロンティア・スピリッツの世界でしょう

 この関連情報発信を引き続きます