文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

福島県南会津郡を旅して、ヒメサユリを堪能するー5

2020-04-22 11:40:05 | 妻と景勝地を巡る旅
高清水自然公園の湧水地点です。ヒメサユリの本来の生息地は、森林の明るい道路際にあります。この箇所に咲くヒメサユリは本来の姿です。そこには同時に、ニガナやなどもあちこちに数株単位で咲き誇っていました。
 湿地帯には、尾瀬沼で見慣れたニッコウキスゲの大群落が、レンケツツジとともに群落を形成していました。

福島県南会津郡を旅して、ヒメサユリを堪能するー6(end)

2020-04-22 11:33:39 | 妻と景勝地を巡る旅
福島県南会津市高清水自然公園は、国が指定した800m前後の豪雪地帯の保安林を中心にして、#ミズナラ、を主役とした地域です。その中で、観光面での目玉の一つが、#ヒメサユリ群生地、が中心です。
 次いで、重要な箇所は、今年も日本酒として,品評会でことしも3つの金賞を獲得した高清水湧水です。膨大な湧出量ととてもおいしい水でした。この周辺を散策しました。

 何よりも、保安林としてしっかりと管理されたミズナラの森です。管理されている方から聞きますと、明治時代に国有地となってから、主だった木はほぼ伐採されたそうです。さらに、戦後ミズナラの成木はほぼすべて炭焼きのために伐採され、ここ一面が茅野の原になってしまったそうです。
 杉や檜などによる人工林にされることもなく放置された 結果、50年以上の経過で、今はミズナラの林になっているという事でした。
 間伐も含めてました見事に手入れがされていました。本来は今が最も価値のある時期で、伐採を進める時期だという意見でした。
 あと20年放置していくと老木化して、木そのものの価値が落ちて、同時に台風当で樹が倒れると同時に、山そのものが崩れてしまう可能性があると心配そうでした。
 ミズナラの林の中で、路傍には、#ナルコユリ、#タニウツギ、の花などが多く観察できました。

福島県南会津郡を旅して、ヒメサユリを堪能するー5

2020-04-22 11:33:39 | 妻と景勝地を巡る旅
ヒメサユリの群生地のここは入場は有料の管理地でした。入口に入る前からエゾハルゼミの鳴き声があちこちで聞こえてきました。独特の途切れ声というか、かって尾瀬に出かけたときに聞いた落葉広葉樹の森の小型のセミです。
 一本のミズナラの巨木に、たくさんの抜け殻を発見できました。成虫の写真は撮れませんでした。web上のwikipediaの写真です。了解ください。なお地元ではハルゼミといっていました。
 本来のハルゼミには出現はもっと早く、また松林が主体場セミですので、ここの種類はエゾハルゼミで明らかに違うと思います。

福島県南会津郡を旅して、ヒメサユリを堪能する-3

2020-04-21 22:44:34 | 妻と景勝地を巡る旅
 ここの入会地は、主に茅の栽培地として複数の村での共同管理地。農家の藁ぶき屋根の改修に必須の茅。今でも毎年1回は野焼きも欠かせない。ヒメサユリは種から球根になっても、一つ目の花が咲くには5年目、それから毎年ひとつづく程度しか花が増えないそうです。大変微妙なところがあって大変とのこと

 高清水公園には、東京からバスで直接。バスの駐車場はがらがらであった。地元の観光協会の方が案内をしてくれました。
話好きな方で、いろいろと突っ込んだ話も。
 3.11のある前までは、時期に合わせてたくさんの観光会社が、東北観光のルートの中に組み込んでくれていて、ここにも
入りきれないほどの観光バスが殺到してきたことも。それのあった後は、最近は少し復活気味であはあるが、入込客は1/10ほどのこともあったそうです。
 ヒメサユリは栽培そして保護に、とても手間がかかり大変だとの話で、手を抜くこともできず、採算バランスをとることに困惑しているような感じです。

 本来、日当たりのよい乾燥した場所。山野沿いに群生をしているタイプの花でありましたが、そのような場所では盗掘されてzつ滅状態に近く、群落として残っているのは、ここの入会地だけだろうという話。たしかに幅広い入会地としての茅野の原でした。
 
 周辺は、まさにダケカンバの鬱蒼とした2次林ばかりで、少しのシラカバが混じっている程度。戦後、丸裸の山となって茅野の腹が延々と続くような山並になっていたそうです。伐採すべき時期なのだが市場がどこにもないという嘆きも聞かされました。
 たしかに、人の姿はどこにも見えません。








 

福島県南会津を旅して、ヒメサユリを堪能する。-2

2020-04-21 21:37:32 | 妻と景勝地を巡る旅
2019年7月6日 縁があって、妻と2人で団体旅行に参加をしました。
福島県南会津郡の温泉への旅行です。
主な目当ては、ヒメサユリの花を愛でることでした。

ヒメサユリ群生地から離れ、高清水公園に移動しました。ここはヒメサユリが本来の姿で、道路際の巨木の下に」数株単位であちこちと咲いています。バス旅行でご一緒の方々と。湿地には尾瀬と同様に、ニッコウキスゲの大きな群落も。

ここの入会地は、主に茅の栽培地として複数の村での共同管理地。農家の藁ぶき屋根の改修に必須の茅。今でも毎年1回は野焼きも欠かせない。ヒメサユリは種から球根になっても、一つ目の花が咲くには5年目、それから毎年ひとつづく程度しか花が増えないそうです。大変微妙なところがあって大変とのこと

ヒメサユリは満開というより、5分咲きという感じ。入場には若干費用を払う必要もありました。でも妻ともども大いに満足しました。なによりも誠心誠意が伝わる観光案内の方々に感謝します。

福島県北会津を旅して、ヒメサユリを堪能する。

2020-04-21 21:37:32 | 妻と景勝地を巡る旅
2019年7月6日 縁があって、妻と2人で団体旅行に参加をしました。
福島県南会津郡の温泉への旅行です。
主な目当ては、ヒメサユリの花を愛でることでした。

ヒメサユリ群生地から離れ、高清水公園に移動しました。ここはヒメサユリが本来の姿で、道路際の巨木の下に」数株単位であちこちと咲いています。バス旅行でご一緒の方々と。湿地には尾瀬と同様に、ニッコウキスゲの大きな群落も。

ここの入会地は、主に茅の栽培地として複数の村での共同管理地。農家の藁ぶき屋根の改修に必須の茅。今でも毎年1回は野焼きも欠かせない。ヒメサユリは種から球根になっても、一つ目の花が咲くには5年目、それから毎年ひとつづく程度しか花が増えないそうです。大変微妙なところがあって大変とのこと

ヒメサユリは満開というより、5分咲きという感じ。入場には若干費用を払う必要もありました。でも妻ともども大いに満足しました。なによりも誠心誠意が伝わる観光案内の方々に感謝します。

文京区後楽園庭園で、越冬するオカヨシガモの群れ。非常に珍しい種類に入ります。

2020-04-21 20:21:50 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況

#都内越冬野生鴨、#オカヨシガモ、が今年も後楽園庭園で、20羽以上が越冬しました。オカヨシガモは、池や湖沼の水面を遊泳しながら、ポップアップをして水草などを採餌するタイプの鴨。近年、水質の浄化が進んで水草が繁茂を始めた皇居外堀三宅坂周辺、小石川後楽園などで小群を定期的に観察できるようになってきている。3月13日に後楽園に出掛けたが12羽ほどが居残っていた。
 上野不忍池のボート池で採餌中の群れも見だされており、皇居外堀の三宅坂の群れと、上野不忍池の群れと、ここ後楽園の群れとの相関関係が知りたいものだ。
 今年は繁殖地にすでに飛び去っており、今年の秋から調査をしたいと思っています。


都内で越冬する野生鴨 オカヨシガモの現況

2020-04-19 15:00:54 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況

東京・上野不忍池.
 2020年3月5日。久しぶりに、都市に住むカモなどの野鳥観察に出掛けた。前の日に湖畔を走る都バスの中からここでは見慣れないタイプの鴨が多数見出したので、それの確認が主な目的。大当たりだった。オカヨシガモという水面採餌型の比較的珍しい野生鴨の30羽以上の大きな群れでした。
 私も60年以上継続して観察をしていますが、上野不忍池では初めての観察となりました。
 しかも、迷子の1羽、2羽ではなく、すでにここに安定的に定着しているようでした。
 なぜ、ここに飛来?、と観察して自分なりにこうかと感じたことを記します。
1 上野不忍池・ボート池に限定してだが、ボート池の真ん中では、水質浄化の目的で設置されたばっ気水が水面にさかんに盛り上がっています。過栄養でドロドロだった水質が目に見えて改善されていた。その箇所を中心に円状に、オカヨシガモが番単位でいずれも盛んにホップアップして採餌行動中でした。
2 水質も明らかによくなり、水面でも新たな水草等の繁茂が、もしかしたらオカヨシガモの最良の餌を生み出しているのかもしれません。
3 大きなボート池でも汚濁して水質に疑問を感じる北面部分には、泥底でも微生物やユスリカなどの棲息が活性化してきている様子です。オカヨシガモに代わって、従来から生息しているオオバンやホシハジロという水鳥がとても増えてきていると感じています。泥底のユスリカや水草を好んで食するオオバンとホシハジロは貧酸素にとても強い鴨として有名で、水質汚濁の指標鳥とまで言われています。これらもそれなりに増加していることも興味深いです。
4 さらにひと塊となって、100羽以上のキンクロハジロも。
この4種が、このボート池を4分割して、きれいに別れて生活の場を形成しているように思え、いずれのカモ類が、餌とする資源がそれぞれ異なりますので、興味深い観察対象となります。
 なかでも、底泥の2枚貝(シジミ等)を主食とするキンクロハジロが、この箇所で主として何を食しているのかが不明なままです。
 この箇所は、野生のままの生きた渡り鳥の鴨群を観察できる野生動物園としての価値が高いとおもっています。
 写真は、上から、オカヨシガモの2番。2羽はポップアップして採餌中です。左はオオバンの群れ、ホシハジロ、そして右はキンクロハジロです。