文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

Epub3対応と医薬品業界として (2)

2013-07-09 22:52:28 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
 現状では、これが可能な分野は、医療関係や学習参考書関係、製造業、そして大規模な領域を有する大手流通業関連に限定されると思う。
 また、農業の分野でも、大手流通企業群と連携して、一部の根菜類の栽培現場でも、複数の優れた業務形態が確立されたいる部分もある。

 その中でも、医薬品関連業界はその筆頭であり、海外市場との相互関係と、法整備を含めて進んでいる業界の典型である。
 なによりも市場からの機能向上要求が真摯であり、かつその導入に伴う諸費用をも積極的に市場から調達も回収も可能であることが大きい。インフラ整備も必要十分以上に整備が進んでいる。

 医薬品を事例とすると、毎年の医薬品に関する情報更新量が半端な規模ではなくて、しかも毎日のレベルでリアルタイムに近く、絶えず情報の更新が要求されている背景がある。

 仕組みとしては、医薬品関連の業界が全体としてSGMLからWEB対応に拡大されて進化したXMLコンテンツがビッグデータとして運用されており、その下位の機能としてHTML5形式からのEPUBUをすんなりと受け入れていける仕組みです。

 最大の特徴はEpub3を介した処理形態が、すべて自動化された処理が可能であるという事です。

 スマートホンやタブレットの利用形態に関してもすでに実質的な医療現場での導入が進んでいて身近にタブレット相当品が普及してきていて、あらかじめEpubの本来機能が南アのかを十分に認識された状態で利用が始まっています。

 従って、医薬品等の業界では、HTML5の大幅な機能拡大として、利用促進が加速度的に進んでいくと考えています。

 そこでは、電子書籍出版での最大の隘路となってきている異体字や外字の問題はすでに業界内部で合意と標準化が進んでいて、すでに課題ではなくなっているようです。関心のあることはユニバーサルフオントやユニバーサルデザインの導入を前提にした課題整理にこそ関心が向かっていると考えています。

Epub3対応と医薬品業界での動向として  (1)

2013-07-09 22:46:44 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
 IT化においても主体的な立場で自己主張できる企業群として典型的な分野は、医学関連、医薬品業界だと考えられます。
  
 この業界に関わるキーワードは、大企業化によって、国家をも凌駕するような全世界的な広がりと規模で行動することが実際に行われてきている。この業界全体としてのフオ―マットがすでに20年ほど前から着実にSGMLから始まってXMLによる構造化が進み、すでに一定レベルにて確立されていること。

 法律的な裏付けをもってトップから末端まで、すぐれたITレベルを維持しつつ、継続的に技術向上が図られてきている事。膨大なビッグデータの活用がすでになされている事がある

 同時に、長年にわたって顧客とされる方々からのビジネスモデルへの高い評価を得て開発と販売が両輪となって着実に発展生成されてきている業界がある。

 医薬品業界を例としますと、XMLコンテンツがあり、メディア(レイアウト) と定義を行い、XMLコンテンツをhtml5上での再定義の上で、Epub3に変換するという構造を全うしている。
それは従来の紙媒体からペーパレスが、現場でリアルタイムに使えるレベルにまでIT技術による業務管理が高度化し、すでにクラウドやサーバレベルの運用が当たり前となって、より高度化したレベルで、その端末機能としても、スマートホンやタブレットがすんなりと導入可能となっているからです。
 

Adobe systems社の動きに関して日本での対応は (3)

2013-07-02 18:27:25 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
 はっきりとしていることは、日本国内で堅く構築されてきたビジネスモデルが大きく揺らいでしまうだろうという事です。
 それは、従来の古典的な印刷産業など、典型的な受注産業としてのいままでの業務環境がどんどん規模縮小していかざるを得ない状況に入りつつあるという認識があるからです。
 本来の印刷産業とは、明確にいって装置産業でもあり、それ以上に製造業の一端であるはずだからです。
 日本的な印刷産業での受注形態は世界的に見たら異端な形式だといわざるを得ません。

 同様にして、その受注産業としての印刷業を裏からしっかりと支えてきたとされる従来型の販売デイラーにとっては、顧客先の規模縮小と合わせて、取扱い販売製品・サービスの一つの主役から外されてしまうという、Adobe社などの主体的な取り扱い製品の販売手法の変更も重なって、その存立基盤が大きく崩れ、今のままでは存在しえない時代に入ったと考えられる。

 電子書籍出版と呼ばれる分野でのepub3用のオーサーリング環境やpdfでの展開など、Adobe社などへの期待は今後難しいという事ははっきりとしてきました。

 epub3をフルにサポートする親切なベンダーなどは存在することが、明らかに困難な時代に入ったと考えています。ベンダーからの提案を期待して待つなどのことはできなくなりましたと思います。

 多分、気が付いたら大手ベンダーそのものが、新たに構築されていくであろうEpubでのマーケテイングで主体的な役割を担っていくというイメージも考えていかねばならない状況も想定されます。


Adobe systems社の今後の動向 (2)

2013-07-02 18:17:52 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
 Adobe systems社では、選抜して残った社員には、多くの時間に最大限の努力により新規分野へのチャレンジを求めているという情報がある。
 今後、これからのadobe社の動向は全く目が離せなくなってきたと思います。

■ adobeそのものの方向性も、特定の狭い範囲での市況を対象にするより、スマートホンやタブレットの市場拡大に乗じて、受注制作するうえでの、少数企業の特定作業者向けに貴重な業務制作環境を提供するというより、著作者の方々がEPUB3などの制作に自らかかわるという成長性のある巨大マーケッとを選択したとも考えられる。

 あらゆる分野の方々が利用できる環境を提供していこうという新たなビジネスチャンスを求める方向性に切り替えつつある。これは大きな賭けでもあると考える。

 同時にこれは、Adobe社が少数だけどもプロの市場での購入者が熱狂的なフアン層を抱えている強みでもある。Appleの社の販売戦略との類似性がある。
 Adobe社が新たに打ち出す製品などや、サービス形態に素直にまっすぐに取り組んでくれる固定した顧客の存在は心強いと思う。


Adobe systems社の自己改革とは (1)

2013-07-02 17:50:51 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
 いま、スマートホンやタブレットの普及と、Epub化の流れは全世界的にますます加速しています。その中で最も注目されることの一つは、この渦中にあって、デザイン関連ソフト及び言語としてのIndesignなどを
世界中に販売してきているAdobe systems社としての対応策の在り方に関して関心が持たれてきています。
 
 adobe社そのものは、ある面で着々とその企業路線改革を進めてきていると理解している。

 具体的には全世界的にパッケージ販売による取引形態を見直し従来型のソフト販売をクラウド化により、アプリソフトの単品売りを一気に廃止して、取引そのものがAdobe systems社によるトータル化を実現しつつあります。

 全世界中で流通系を中心にして社員の大規模リストラを可能にし、またサポートセンターをも国際的に見直しをして統合していく方向性も打ち出し実践している。
 結果として企業として大幅なコスト削減を可能にしました。同時に新規分野への進出のための資源の再配分に成功をしているようです。

 2013年7月1日 日経新聞社の記事によると、自社の新たな市場獲得を狙って、今回もフランス社を買収している。Adobe system社は企業のマーケテイング活動支援ソフトを手掛けるフランスのニオレーン社(パリ市)の買収を発表した。595億円で。7月中に手続き完了予定。

 Adobeはデザイン関連ソフトが主力だったがマーケテイング分野を強化しており、買収によって企業基盤を広げる。この意味が何をもたらすのかは、adobe社のトップが何を考えてこの布石を打っているのかの理解が必要となる。

電子出版分野こそ、今話題のTPPの現実的な先行事例 (7)

2013-05-08 22:05:47 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
 TPPの仕組みは、全世界的なレベルにまで将来拡大される標準規格、その導入という側面があります。異体字とフオントは、否応もなく標準化しなければ、これからの文化的な平和な戦争において、日本独特な規格だけに固執していると、グローバリズムという平和な経済戦争に負けて置いてきぼりを食らうことになるだろうことは誰の目にもはっきりとしてきたと思います。

 従来の大事で貴重な日本の文化でもある文芸書作成手法を大事に考えています。現在に仕組みを温存しながら、かつTPPで代表されるようなグローバリズム上でどのように活動を広げていけるかがこれからの私どもの知恵とねばりとがんばりのありようです。

 しかしその中でもはっきりとしてきたことは改めて、ドキュメント管理上でのEPUBというユニバーサルな規格は、受注産業向きではない。

 あくまでもしっかりとした経営基盤を特定分野別に構築していける、かつ製造業として成立できるような、その根幹をなす製造規格の世界的な基準として考える必要がある。印刷産業として特化できる仕組みを環境省が出していく、それを仮に組版仕様epubとして考えてみる。それを形成するのコアはunicodeであり、universal fontもそのひとつ。世界はここにユニバーサルな規格利用を要求していると思う

 第2次世界大戦で日本の陸軍と海軍が一緒になって米軍と総合力で戦う場ラバウルでの話し。ガダルカナルでの戦いです。日本はここで改めて米国の総合戦略に痛い目にあってしまったのですが、そこで生じていたことは、陸軍の戦闘機のビス(ねじ穴)と海軍の戦闘機のビスの規格が合わない。ガソリンのオクタン価が異なる。機関銃の銃弾の聞かうが違って併用できない。もっとも大変だったのが海軍の戦闘機のエンジンがゼロ戦をはじめとして空冷エンジンで、陸軍の戦闘機の中には液冷の三式戦(飛燕)が主役で、根本的に様式が異なるため、補給や維持管理が大変なことになってM総合力が発揮できなかったとされています。

 いままで、日本では第2次世界大戦で米国の標準化戦略と、ラバウルや各戦線でもろに戦ったのは、大手財閥系の製造業、流通業などであって生き残った技術屋が戦後経営者となった時に、デミング博士と日本生産性本部とIBMのコンビで業務改善を行った。行政組織、印刷出版、農業関係はそのままだった。

 かって米国と軍事面・経済面で日本が経験してきた第2次大戦の全体を通じて、総合力として標準化戦略での日本の敗ヶてしまったという側面があったとされています。

 unicode、universal font、epub は3点セットとなって、この部分を国際規格に沿った形で再構築をせまられていると考えれば、わかりやすいのではないかと考えます。真摯に地道に若手を育成して、新たな市場形成に取り組んでいく必要性が高い。 

 いま、2010年4月の電子書籍出版の文明開化宣言ともいわれる時から早や4年目の今。
 これを日本が文化面での標準化戦略の受け入れ開始として読み取ってみると、まさにいまTPPという名称をかぶって登場してきた農業を含む多面的な自由化がもたらす世界標準規格化とは、その先例的な事例として電子書籍出版が当てはまるのではないかと考えます。

 日本のモノづくりがガラパゴスという言葉で語られる意味合いと、なんだかんだ重なると考えられます。
この先例を参考にしてこれを乗り越えてこその、業界全体での再構築に結びついていくのではないかと考えています。

いま話題のTPPの現実的な先行事例として (6)

2013-05-08 22:03:49 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
 
 2013年4月23日に日本電子出版協会主催による「セルフパブリッシング狂時代」講師として参加された4人の方々ご苦労様。印刷・出版の関係者に囲まれ思いっきりアウエーの雰囲気の中で苦労されているのを、参加者の一人として、「大変だけど頑張ってください」としか言えなかったけど、

製造業として、その根幹をなす製造規格の世界的な基準こそが、組版仕様epubと考える。それを形成するのコアはunicodeであり、universal fontもそのひとつ。世界はここにユニバーサルな規格利用を要求していると思う。

 しかし、現実はepubもunicodeもuniversal fontも、在来の印刷・出版業界ではあくまでもマイナーなままと感じている。  あっという間に、業界挙げての電子書籍出版時代到来という、情報発信から早4年目に入ってしまっている

 電子書籍普及の最大のガンとなってきているのが、異体字であります。この壁は発注者と受注製作者が別人、別法人格である限り解決不能な部分が確かにある。何せ、人名漢字で渡邊のなべの字。アナログのごとく紙の上に表現するだけで他社のシステムに影響を与えないで今まですんだから。

 言うまでもなく、人名の異体字問題は著作者自体が自分でセルフパブリッシングをすることで、その非合理性の意味合いを原体験をしてつかんで知って、unicodeで許される文字の範囲で使う、自分の名前を自ら納得をしていただき以外に解決策はないと思う。それは本人でしかできないこと。  

 その点からは、多数のそれなりに育ってきた日本の各種NPOの方々こそが,セルフパブリッシングの、狂は決してつかないキーパーソンとなることが確実に、印刷もWEB印刷が育ってきている。  すべての外部発表用の著作物のプラットフオームがwordで作られているケースが圧倒的です。

 その点からは、多数のそれなりに育ってきた日本の各種NPOの方々こそが,セルフパブリッシングの、狂は決してつかないキーパーソンとなることが確実に、印刷もWEB印刷が育ってきている。  すべての外部発表用の著作物のプラットフオームがwordで作られているケースが圧倒的です。

作り方が従来型と逆転する。著作者が出版人になるという事だ。EPUB3の現状レベルでも、作る側がwordのレベルであるし,blogを書き馴れた人々であるし、そのための編集者を抱えているわけでもないし、本来活動が別にあって、片手間に何十もの仕事の一つとして、自己満足で行える出版だ

 従来型の過去の出版物からのEPUB化は、いろいろ各社に提案していますが、それはEPUBU3ではじめからUnicodeでuniversal fontを使ゆという方法として、最もこれからの現実的な方法と考えますが、発注元の出版社からの現状ではどちらからも賛同されていません。

 それは、文芸書でも原本をコピーしてテキスト部分をOCR処理して、word形式かhtml形式か、はたまたピユアなTXT形式で取り出す方法です。それを各種オーサーリングにてepub化する考え方で、まさに業務を改善するための無駄・無理・むらを省くワンライテイング手法であります。

今話題の、TPPの現実的な先行事例として (5)

2013-05-08 22:02:32 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
 これは、現状の出版社側から見たら、とても認められない方法だと理解しています。それはOCRの精度がどんどん上がって98~99%程度まで認識ができるようになった現実がありますが、OCRは確信をもって「間違える」癖があります。ために1回紙媒体出力済みのファイルの再校正が必須となります。

 でも、その点で出版社の編集担当者がそれでもいいと言ってくれるならば、現状では使える範囲はかなり限定されるでしょうが、いろいろな開発が一気にはじまり、事態は大きく変わる可能性があると確信しています。良いことがたくさんあります。でももっと大きな障害があります。

 出版社側が、著作者側と異体字のunicode採用の範囲化やフオントはuniversal font利用の範囲という形での許諾を得ていただくことが必要です。そのうえで、IVS(いままでのunicodeで表現できない異体字を表示する仕組み)の利用も考慮できるものになると考えます

 いままでの紙媒体での加工手段の延長線上で、epub規格およびその周辺をものにしていこうという事はあまりに背負うべき非合理性な重しが厳しすぎて、背負いきれなくなると思っています。なによりも世界中でこれから最も大事な、世界に通用できるコンテンツを作り出すことすら返上では困難です。

今話題のTPPの現実的な先行事例として (4)

2013-05-08 21:59:08 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
その点からは、多数のそれなりに育ってきた日本の各種NPOの方々こそが,セルフパブリッシングの、狂は決してつかないキーパーソンとなることが確実に、印刷もWEB印刷が育ってきている。  すべての外部発表用の著作物のプラットフオームがwordで作られているケースが圧倒的です。

作り方が従来型と逆転する。著作者が出版人になるという事だ。EPUB3の現状レベルでも、作る側がwordのレベルであるし,blogを書き馴れた人々であるし、そのための編集者を抱えているわけでもないし、本来活動が別にあって、片手間に何十もの仕事の一つとして、自己満足で行える出版だ

 従来型の過去の出版物からのEPUB化は、いろいろ各社に提案していますが、それはEPUBU3ではじめからUnicodeでuniversal fontを使ゆという方法として、最もこれからの現実的な方法と考えますが、発注元の出版社からの現状ではどちらからも賛同されていません。

 それは、文芸書でも原本をコピーしてテキスト部分をOCR処理して、word形式かhtml形式か、はたまたピユアなTXT形式で取り出す方法です。それを各種オーサーリングにてepub化する考え方で、まさに業務を改善するための無駄・無理・むらを省くワンライテイング手法であります。

今話題のTPPの現実的な先行事例として (2)

2013-05-08 21:56:55 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
 もともとメディアにかかわるビジネスの部分は、印刷であれば紙媒体に対する表面加工技術と定義されているが、現在はそれがメディアの電子化によりあらゆるマルチなメディアへの全方面での加工を超して製造としての技術となってしまっている。メディアのトータル化であり、メディアミックスである。

 しかも、微細なところまで加工が入るがために、製造技術の部分だけでも大変な総合的な技術を自ら体現して製造出来る、暗黙の資格を有する。さらに現状は製造者はことごとく製品の加工段階での使用素材・その有効期間からはじまって添付する情報量は膨大に及ぶ。食品加工業を見ればわかる。

 いま、電子出版でのコンテンツ提供が簡単ではないことがますますはっきりと見えてきている。作りたくても簡単には作れないという現実。買い手がいるようで特定できないもどかしさ。などもあるが、ここでは標準化という観点で論評する。論点は幾つもあるが、最も基本的な異体字とフオントをまず述べる
もともとメディアにかかわるビジネスの部分は、印刷であれば紙媒体に対する表面加工技術と定義されているが、現在はそれがメディアの電子化によりあらゆるマルチなメディアへの全方面での加工を超して製造としての技術となってしまっている。メディアのトータル化であり、メディアミックスである。

 しかも、微細なところまで加工が入るがために、製造技術の部分だけでも大変な総合的な技術を自ら体現して製造出来る、暗黙の資格を有する。さらに現状は製造者はことごとく製品の加工段階での使用素材・その有効期間からはじまって添付する情報量は膨大に及ぶ。食品加工業を見ればわかる。



いま話題のTPP。その現実的な先行事例として (1)

2013-05-08 21:50:59 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
しにせの会社の経営者の息子を馬鹿にしてはいけない。見よう見まねが最も大事なこと。商業者が64、お百姓になると最低100の仕事の取り組みができることが一人前になる最低条件とされる。医者や弁護士などが尊敬され、しかも家系的にそれにふさわしいは1人前になるは頑張って30年の投資を要す

いま、TPP化は何も農業分野だけでなく、現実に最も厳しく淘汰されてるのは農業よりも、印刷・出版社である。日本と欧米というか全世界との文化戦争といってもよい。トップ自らが人が作ったものを、作らせたものを商社的にマージンを取って販売するビジネスの全体構造が今問われているのだと考える

 いまTPPが突きつけてくる本質的な課題がそこに顕在化している。いま、物を作って売って回収するまでの仕事にかかわる方々は、従来型の受注産業形態では成立をしなくなるという事を肝に銘じる必要がある。出版でも、農業でも、行政からの関係性で活動しているNPOや市民活動でも、すべてが同じ

それは、自立して自発的に事に当たる経営者層を必要としていることにつきる。研究開発か、実践活動か、家事の中で工夫したアイデア製品でも、すべて、それを製品化する起案、資金集め、試作品、量産品、市場開発、そして販売・資金回収、クレーム対策、社員の採用教育までできる必要がある。

 現在は、活動を支えることと、すべてを統合できるための社会的なインフラの整備が、世界同時に大規模に進んでいる。生まれた時から一生をかけても取り組みきれない要素技術だけでもゴマンと必要になる。小さい時からその仕事への取り組み方を両親の背中を見ながら学習することが欠かせないわけだ。


今、話題のTPPの先行事例として (3)

2013-05-08 21:46:59 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
製造業として、その根幹をなす製造規格の世界的な基準こそが、組版仕様epubと考える。それを形成するのコアはunicodeであり、universal fontもそのひとつ。世界はここにユニバーサルな規格利用を要求していると思う。

 しかし、現実はepubもunicodeもuniversal fontも、在来の印刷・出版業界ではあくまでもマイナーなままと感じている。  あっという間に、業界挙げての電子書籍出版時代到来という、情報発信から早4年目に入ってしまっている

 電子書籍普及の最大のガンとなってきているのが、異体字であります。この壁は発注者と受注製作者が別人、別法人格である限り解決不能な部分が確かにある。何せ、人名漢字で渡邊のなべの字。アナログのごとく紙の上に表現するだけで他社のシステムに影響を与えないで今まですんだから。

 言うまでもなく、人名の異体字問題は著作者自体が自分でセルフパブリッシングをすることで、その非合理性の意味合いを原体験をしてつかんで知って、unicodeで許される文字の範囲で使う、自分の名前を自ら納得をしていただき以外に解決策はないと思う。それは本人でしかできないこと。  

 その点からは、多数のそれなりに育ってきた日本の各種NPOの方々こそが,セルフパブリッシングの、狂は決してつかないキーパーソンとなることが確実に、印刷もWEB印刷が育ってきている。  すべての外部発表用の著作物のプラットフオームがwordで作られているケースが圧倒的です。

電子出版の表と裏の部分 (7) 勉強会「セルフパブリッシング狂時代」に参加

2013-04-27 17:36:12 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
日本電子出版協会(JEPA)主催で、2013年4月24日に開催された勉強会に参加をしてきた。この「EPUB25 セルフパブリッシング狂時代」というキャッチはユニークであった。会場は250人以上で満員。参加者には多くの印刷関係の指導者や出版社の方々、組版にかかわる現場の方々が多かったという印象でした。あちこちに知った方々が多かったのもその関係か。

 佐々木大輔さん、いしたにまさきさん、鈴木秀生さんと、高瀬拓史さんmご苦労様でした。
 パネラーの3人及び進行役の方が一生懸命に話を進めていきながら、会場はシンとして静かなもの。
質問も、そんなことに取り組んでいて商売になるのかという、そのような角度の質問だったと思う。
なんともはやという感じでした。

 まず、この題名はややいきすぎだったと思う。電子書籍出版に真面目に取り組んで何とか成果をあげたいと頑張っておられる新進の若手の方々ばかりで、冷静沈着にして好奇心とやる気満々の方々で、これからの日本を背負っていただく方々ばかりです。確かに狂という言葉には最も遠いメンバーです。

 会場に来られた方々もキャッチの意味を知りたくて参加された方々が多いと思います。セルフで作る書籍という概念がよくつかめないまま話が上滑りと感じ、同様にパネラーの方々も会場からの雰囲気で。敏感にそれは感じられていたと思う。でもそれはお互いにやむを得ないことだと考える。1回はこのようなややずれた話を交し合って、それでお互いに気が付くことも多い。

 話はまじめな真っ当な内容で、あくまでも著作者がどのように電子書籍出版に取り組んでいくためには何をなすべきか、何を注意すべきかという筋論であったと思います。blogの重要性が全員から繰り返し述べられたことが印象的で、また、新たな著作者同士のコミュニケーションの重要性と、実際にそれがどのような広がりを持ち出しているのかをとつとつとお話しいただけたのはありがたかったです。

 個人的には、最近ようやっと、電子書籍出版で6冊ほど、「日本の里山の再生を目指す」などの書籍を、すべて自分でkindleダイレクトやibookstoreに掲載をして、日々頑張ってまさに「セルフパブリッシング」に取り組んでいる著作者の一人として、深く共感しました。

 大変勇気づけられる話であり、すでに多数のカテゴリー別に1,000点以上を書き溜めた経験から言って、
Blogの重要性はまったく同感です。今まで発刊した書籍はすべてこの書き溜めためておいたBlogから作り上げています。

 残念なことに、今回の勉強会の参加者の多くは、「セルフパブリッシング狂時代」という言葉に惑わされて、どんなことの話なのだと思って参加した方々が多く、著作者側に立って考えられる方々ではないということだと思います。でもいろいろと気が付かれた方々も多かったのではないかと考えています。
 その点で、今後の電子書籍出版の発展拡大にとても有用な催しであったと考えています。

 

電子出版の表と裏の部分 (6) 中古本の市場に大きな異変が

2013-04-20 18:17:00 | 電子出版はEPUB3が標準規格に

中古本の市場がここからすでに崩壊が始まっていると思います。同時に価値ある中古本や緊急に欲しい人々はプレミアム付きでアマゾン等から購入することが可能になっています。

 東大前の本郷通りに接して多数あった古本屋のうちからかなりの書店が廃業するか移転してしまっているのかシャッターが下りたままとなっています。とても残念な気がしますが、主な顧客であったと思われる大学生などの若者には科学や論文等の発表資料等に関しては、すでに学会ごとの論文のデータ化が進んでいる事もあるのか、あるいはアマゾン等で購入を済ませてしまうためなのか羽定かではありません。

 本郷通りに面した古本屋街は新進の東大生が対象としたらマーケテイングの観点からすでに事業を継続することが難しいようです。

 しかし神保町の古本屋街には相変わらず人が集中してきている。神保町の古本市場は主体が年寄りを中心にしていろいろな方々が寄り合ってくる場所となっている。多様な価値観の書籍類が蝟集していて、そこから掘り出し物を見つけ出すという楽しみが大きい。

 また多様な催しや、大手書籍も複数あり、話題の中華街化ということも重なって、秋葉原文化とも異なる、好奇心を満たしてくれる、地域の一大文化センターとして、今後ともさらなる活性化の可能性が高い。 単なる中古本を探して気にいったら購入するという目的があっても、それと同様にしてより一種の文化面での探検に行くという楽しみが優先されている感じを受けています。それが本郷通りの中古本の街並みとは違う動きに結びついてきているようです。

 プレミアの付く中古本とそうでないものが、評判という形で数値化されて表示される。典型的なamazon+kidle効果の出方であると考えられます。中古品と新品が同居して販売され、単品のコストが著しく変動をする。

 中古の本で、現在市場で販売されているに関わらず、「数研出版の生物図版 940円」を例にとれば、2013年4月20日現在で、現在販売中の定価価格が940円であるにかかわらず、アマゾン上では1番目例では中古本が650円、2番目が1,000円,3番目が何と3,000円というプレミア付きで販売されている。個人的には650円で今購入手続きを終えたところです。入手困難という現実があってのことだと思いますが。何とも。


電子出版の表と裏の部分(5) 貨幣表示や漢数字や年月日表示などの相違点

2013-04-16 20:12:48 | 電子出版はEPUB3が標準規格に

 電子書籍出版に関することで、比較的短時間で、長くとも複数年以内に大きな変化が静かに引き起こされていくだろうと考えている。

 今後、電子出版の分野から、右とじ/縦組の書籍がかなり短時間で市場性を失っていくだろうという識者の指摘が真実味をもっているからです。それは、世界中で右閉じ、縦組みの書籍は日本と台湾しかないという事からも理解できる。韓国もハングルで、中国も横組みに統一されています。

  いまの若者が殆んど、縦組みの書籍を読んでいないという事が背景にある。また文庫本の主体な客である還暦後の年寄りは、いままでもこれからもスマートホンやタブレットを使いこなせる世代では、どうもなさそうだ。それは日本がいろいろな意味において、タブレットなどの導入や普及がいろいろな事情が重なって導入普及が、世界中で最も遅れてしまい、結果としてあまりにも立ち遅れたことと深い関係がある。

 速報モノや、ハウツーものが圧倒的に増えてきていて、情報提供手段として横組でも抵抗感がないという分野が増えて、生粋の文芸書などを除けば組版が縦組みという絶対的な理由は乏しいようだ。逆に、スマートホンやタブレットで必須条件となる、情報処理系統での表示が困難なことなど、縦組みの合理性に乏しいことがクローズアップ

 右閉じ縦組みという出版物は、今までは正常であり方が当然であるとされたが、EPUBがこれからの汎用環境と考えていくと、実は適切な方法でないのではないかと考えている方々も多いと思います。

 従来の縦組みで作成されている文芸書は、出版物からの情報でそれをEPUBに変換する時に横組みとは異なる異質な部分があって、貨幣表示や漢数字や年月日表示などなど、電子出版としての、EPUBでのリフロー機能が簡単ではない要害項目が多数あります。

 リフローという機能。スマートホンやタブレット上で縦長で見たり、横長で見たり文字を拡大縮小したり、それぞれ改行単位でリフロー機能で読みやすく整理して組み立て直して見せてくれるのですが、その時に貨幣表示や漢数字や年月日表示などの相違点が、それがepubとしての機能表現に大きな障害になっていることは確かです!!。