文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

CBD生物多様性市民ネット(仮名)の忘年会に参加して

2008-12-28 09:54:03 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
2008-12-28
 昨晩、集会と忘年会を兼ねて、新宿のレストランに集まりました。40名以上で盛況でした。参加者の平均年齢が30才前後かと思うくらい、若い元気な方々が多く、また情勢が半数以上というのもびっくりです。60歳以上での参加者が15人程度だったと思います
 自己紹介と市民としての何をやりたいのか何を課題と考えているのかなど、相互の発表とそれに関しての活発な意見交換がされました。
 とても多面的な方々が参加され、特に30代までの若い方々がそれぞれのテーマをしっかりともって参加されていることに感銘を受けました。
なかで、湿地を重視した話と、貧困、農業問題、一次産業の復興など,また韓国で開催されたラムサールCOP9での、日韓共同での「水田決議」などの成功事例を掲げて、これから生物多様性でも、湿地の分野では、Ramnetなどの名前も出て、その組織横断的な広がりのある「湿地問題対応チーム」成立を前提にした話もいくつかありました。

 最終的には
CBDへ向かって何を行っていくかということ。組織形態への話もありました。
1 広報活動
2 調査研究活動
3 国際部としての活動
4 事務局機能のありかた

 私からは
1 生物多様性千葉県戦略の国内、世界への情報発信、特にその戦略形成を行っていったプロセスの大事さと、これから2ヶ年での方向性
2 同時に日本国としての情報発信が「里山イニシァチブ」にあり、里山条例等を含めた千葉県での里山にかかわる諸活動を通じての情報発信と、啓発から実践への段階に関して
などを申し上げた次第です
3 里山シンポジュウム実行委員会のように、言いだしっぺが自己負担ですべてを行い、
年間テーマと、会場設営と、集客と最後の報告書の作成だけにとどめる方法もあると話し最大のメリットは、一生涯のよく友を得ることができたといいましたが、とてもわーとわきましたのが印象的でした。

 


生物多様性satoyamaニシアティブ と 市民ネットワーク 5

2008-11-18 17:19:20 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
2008-11-18

 千葉県の堂本知事は、日本で最も早く生物多様性に着目された方であることはご存知かと。私どもは、千葉県の里山の再生に向かって、堂本知事が提唱された「里山条例」を、県民に普及する目的に発足6年目に入りました。

2 
 堂本知事は、COP10に向かって、生物多様性千葉県戦略を作成され、この3月に発表されました。
 これは、千葉県内で全部で70回にも及ぶ「タウンミーティング」等、市民からの情報を主体にしてボトムアップにて作成しています。この作業には「 里山シンポジューム実行委員会」メンバーをはじめとして、市民が多数参画し、行政や大学等と協働して、作成されました。現在、各県が戦略作りを必要とされる中で、県戦略としては、千葉県と埼玉県だけにとどまります。
  
3 
 そこで、私どもの 里山シンポジューム実行委員会としましても、日本からの情報発信が、SATOYAMAイニシャティブと言われることに応呼して出来上がった千葉県戦略を、日本と世界にご紹介をしながら、その啓発活動からCOP10に向かって、実践活動にまで幅広く参画をしていきたいと考えているところです。よろしくお願い申し上げます。
 骨子は、堂本知事の意向では、生物多様性とはボトムアップであること。その調査は市民が行い、全世界に10万箇所の調査地点と、1億の調査情報が蓄積できなければわからないはずということを述べています。
  

 どうしてもわかりにくい言葉であり、どうにでも解釈が可能な部分もあって、どうしても逆にトップダウンになってしまう傾向があります。
 そこをわかりやすい言葉で表現
 

 SATOYAMAイニシャティブとは何か
(1) とは人の営みに沿って攪乱される。その環境に適応した人と生き物たち。かくらんされる事に2000年来以上適応した日本の生き物足立
(2) 千葉の里山で言えば、昭和30年前までの、化学農薬が使われだす前の時期への再生が目標にして、IT技術による最新の環境を駆使しながら
(3) 農業的な価値、江戸時代では、就農者が90%以上。戦前でも65%、高度経済成長前で45%、現在は5%を切っている。そこまです油納人口を減らしてしまった国が日本。

生物多様性satoyamaニシアティブ と 市民ネットワーク 4

2008-11-18 17:17:53 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
2008-11-18
2008-11-13
今回の協議の議題としては、
CBD市民ネットワーク(仮称)の趣意書および運営規定の協議にありました。
 いろいろな意見交換がなされ、多数の付帯意見が付きましたが、素案にそって採択されました。
 特に組織の立ち上げを急ぐべきとの意見。これは活動資金の確保が時間が切迫している観点からの発言。委員会の発足目標を来年1月下旬とし、各チャネルを介して活動資金を調達すること。
 名古屋中心での活動に、東京を早急にアクテイブに、そして全国的な一体化した組織として立ち上げるべきとの意見。
引き続き、各地からの報告で
 名古屋では辻さんから、オバマ流に「チエンジ」で行くべきとの発言も
 私から、堂本知事が40ヶ所以上でのタウンミーテイングを介して集積したボトムアップ情報を、市民と研究家と大学と県庁の共同チームでまとめた 
「生物多様性千葉県戦略」がこの3月に出来上がり、今後は啓発から実践へと動くための市民ベースでの活動を紹介した。 
 各地区や団体より現在の活動状況説明がありました。現状名古屋、千葉県など7ヶ所
が活動を開始していると
 今後の活動のポイントとして
・早急に日本全体での一本化した組織活動形態とすべき、そして全世界へのCOP10へ向か っての情報発信を行い、且つ組織として連携すること。
・マスコミや教育関係を含めて、幅広く多くの人々への普及活動を行っていけるように
最後に、ドイツで開催された COP9での事務局のギュンターミットラッハー氏よりドイツで行われたCOP9の説明を聞き、多面的な意見交換となって有意義でした。



CBD市民ネットワーク(仮称)の趣意書および運営規定の協議 3

2008-11-16 07:02:56 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
2008-11-13
今回の協議の議題としては、
CBD市民ネットワーク(仮称)の趣意書および運営規定の協議にありました。

 いろいろな意見交換がなされ、多数の付帯意見が付きましたが、素案にそって採択されました。
 特に組織の立ち上げを急ぐべきとの意見。これは活動資金の確保が時間が切迫している観点からの発言。委員会の発足目標を来年1月下旬とし、各チャネルを介して活動資金を調達すること。
 名古屋中心での活動に、東京を早急にアクテイブに、そして全国的な一体化した組織として立ち上げるべきとの意見。

引き続き、各地からの報告で
 名古屋では辻さんから、オバマ流に「チエンジ」で行くべきとの発言も
 私から、堂本知事が40ヶ所以上でのタウンミーテイングを介して集積したボトムアップ情報を、市民と研究家と大学と県庁の共同チームでまとめた 
「生物多様性千葉県戦略」がこの3月に出来上がり、今後は啓発から実践へと動くための市民ベースでの活動を紹介した。 
 各地区や団体より現在の活動状況説明がありました。現状名古屋、千葉県など7ヶ所
が活動を開始していると

 今後の活動のポイントとして
・早急に日本全体での一本化した組織活動形態とすべき、そして全世界へのCOP10へ向か っての情報発信を行い、且つ組織として連携すること。
・マスコミや教育関係を含めて、幅広く多くの人々への普及活動を行っていけるように

最後に、ドイツで開催された COP9での事務局のギュンターミットラッハー氏よりドイツで行われたCOP9の説明を聞き、多面的な意見交換となって有意義でした。



生物多様性条約市民ネットワーク(仮称)設立準備会 2

2008-11-14 20:36:10 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
2008-11-7


活動
市民社会の多様な主体間の情報共有の場をつくる
生物多様性条約に関する普及啓発をおこなう〃
関係組織に対し、関連会議における市民参加の場を確保するための意見・要望を伝える一
海外の市民社会とのフォーカル・ポイントとして機能する
国内外の生物多様性保全の推進にかかる提言をおこなう


組織・役割・権限
会議 総会 幹事会
役員
 代表の置き方 共同代表制 または代表・副代表制
幹事 週出方払・人数
 地域・ジェンダー・世代バランスの考慮、特に
監査 選出方法・人数 
    会員 団体会員と個人会員 議決権の有無 会費制の可否
   *シンプルな会員制度
   議決事項 趣意書と規約の制定・改正、決算の承薗 事務局

 実行組織 ユニット(仮)の設定の仕方(課題毎か業務ごと)
  幹事会との関係(ユニットにどこまでの権限を与えるか)


ネットワークの活動イメージ
 個別・地域案件に対しては対話の場を提供するなどの支援重視し、ネット全体の活動としては、CBDへの市民参加の過程を実現する

                 
ネットワークの活動期間.
 案l  COPlOまで(2010年12月31日)
 案2 日本の議長国期間(2012年 COPllまで)
 案3 COPlO後の後継組織設立を検討後、、解除
                                        予算・会計:信王        
 幹事会が予算編成、総会で決算の承認を受ける.
 事務局経費、活動経費は協賛金、寄付金、助成金その他
 以上




生物多様性satoyamaニシアティブ と 市民ネットワーク 1

2008-11-14 20:30:00 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
2008-11-6 
生物多様性条約市民ネットワーク(仮称)設立準備会(11月13日)資料

本資料は、CBDCOPlO/MOP5に向けて必要な組織体制を整備するた桝こ市民社会の有志で集まり作成した資料で、目的および原則、運営方針を検討するためのものです。
      生物多様性条約市民ネットワーク(仮称)趣意書(たたき台)
生物多様性条約(以下、CBD)第10回締約国会議(以下、COPlO)およびカルタヘナ議定書第5回締約国会議(以下、MOP5)が、2010年10月に愛知県名古屋市で開催されます。CBDは、自然保護や生物/遺伝資源の利用に留まらず、貧困問題、気候変動の緩和・適応、先住民族の権利・伝統的知識、生物資源や生態系サービスの持続可能な利用・利益の公平な分配なども含む広範な条約です。この条約の目的を達成するためには、多様な主体が参加し、ローカルからグローバルなレベルで取り組むことが必要です。この条約は特に市民社会の参画を重視しており、日本の市民社会にとってもCOPlO/腑P5は、重要な意味を持つ会議となります。
私たち市民社会は、CBDの目的の達成に向けて、これまでに蓄積した知見と経験を共有し、締約国はじめ多様な主体に対して、地球規模課題の解決に向けた合理的な提言および情報発情を行うために、「生物多様性条約市民ネットワーク(仮称)(略称:CBD市民ネット)」を設立します。
CBD市民ネット設立にあたっての検討事項

目的

生物多様性条約の目的(第1条)に賛同し、その目的の実現に向けて地球市民の立場から参画する。
活動にあたっての基本原則

・十分な公開性と透明性を保障する民主的な運営に努め、できるだけ全ての構成員が合意できる意思決定プロセスを尊重する。
・いかなる差別や偏見に基づく発音、行為、議決権の行使も許容しない。
・生物多様性が地球規模の課題であり、COPlO/CMP5が国際社会のための意思決定の場であることを明確に認識し、地球市民としての考え方および行動を尊重する。特に、生物多 様性の喪失によって、最も直接的かつ甚大な影響を被る開発途上国の人々への責任を持 って取り組む。
・提言の形成など、各種の活動における討議と決定のプロセスを尊重する。
・目的に対して合理的かつ有効な成果重視の活動を追求する。
・加盟メンバー、ステークホルダー、支援者へのアカウンタビリティを担保する。
・加盟メンバーや広範な市民社会との合意に基づく、コンプライアンス(法令の遵守)を尊重した活動を実施する。



「ラムサールCOPlOのための日本NGOネットワーク」ラムネットが設立誕生 

2008-03-09 22:00:38 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
 2008-3-8
 昨日、千葉県市川市市民会館の一室で、ほぼ50人ほどが全国から集まり、
日本と韓国のNPOや市民が一緒になって、この10月に韓国で開催される「ラムサールCOP10」のための準備を重ねていくことを目的として設立を行いました。
 共同代表として3名の方。幹事としては全国から集まってこられた「ラムサール条約湿地を増やす市民の会」などのメンバーが中心となりました。 韓国からも2人の方がオブザーバとして参加されました。080308発足し、COP10終了の6ケ月後解散(または形を変えての継続)という期間限定した組織としています。趣旨書は以下

「ラムサールCOPlOのための日本NGOネットワーク」
    Japan NGO Network for RamSar COPlO
設立趣意書
2008年3月8日
 日本や韓国および東アジアの国々は,かつては湿地を賢明な方法で利用していた.湿原には水田がつくられ持続的な農業が営まれ,河川や湖沼は内水面漁業や舟運に利用され,遊水池,貯水池として治水,利水の役割も担っていた.干潟や藻場,浅海域,サンゴ礁では持続的な沿岸漁業が営まれ,豊かな漁獲があり多くの海産物が得られた.これらの湿地には,栽培植物や漁獲対象種ばかりでなく,様々な生物が数多く生育,生息し,湿地の生物多様性を保持してきた. しかし,国家政策として,第一次産業よりも製造業や重化学工業による経済発展が重視されるようになると,湿原や干潟は埋め立てられ,工場用地や住宅地などに姿を変えていった.減反政策で水田面積が減少し,一方では,農薬が多用され生物相は貧弱になった.各地で湿地を守る市民運動がくり広げられたが,多くの重要な湿地が失われている.1993年のCOP5(釧路市)は,東アジアにおける最初のラムサール条約会議であり,湿地保全の意義が社会的に認められるよい機会になった.その後,国の湿地保護政策もようやく前進し始めたが,まだ不十分である. 2008年10月には,韓国の昌原(チャンウォン)市でCOPlOが開催され,直前には,プレNGO会議が予定されている.2005年のCOP9以降,日本と韓国のいくつかの湿地NGOは,COPlOにおける民間の活動を成功させ,ラムサール条約の実行と湿地保全に貢献することを目的に会合を重ねてきた. このような経緯にもとづいて,私たちは,COPlOに向けて「ラムサールCOPlOのための日本NGOネットワーク」(仮称)を設立した.このネットワークは,日本各地で,湿原,河川,湖沼,水田,干潟,浅海域,サンゴ礁,マングローブ林などの湿地を保全し,賢明な利用を行うことを目指している環境NGOや個人から成り立っている.ネットワークの活動テーマは,湿地政策の検証,賢明な利用,水田決議,CEPA(普及教育),プレNGO会議などであり,湿地保護のためにラムサール条約を有効に活用することを目的にしている.COPlOでは「ラムサールCOPlOのための韓国NGOネットワーク」と協力して世界のNGO会議を開催し,ブース展示やサイド・イベントなども企画する予定である. また,このネットワークは,2010年に名古屋市で開催される生物多様性条約締約国会議
(CBD・COPlO)に成果が継承されることを視野に入れて活動したいと考えている.

手賀・印旛沼をラムサール登録指定地に(2)

2006-11-13 12:23:32 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
現在は、情報の発信レベルでしょうから、まず大変に厳しい事態とは覚悟した上で、「印旛沼・手賀沼」を候補地に上げていったらどうかと考えています。

「手賀沼・印旛沼」におけるラムサール登録湿地へのチャレンジをその窓口的な役割を担うことにやぶさかではありません。
 
 基本的には、かっての東京湾江戸前の、海の一大湿地帯、そして利根川中流・下流域の氾濫源で縄文海侵では、かっては海の中になっていた箇所です。
 世界最大級の、アジアの冬の渡り鳥の越冬拠点であった箇所の再現をロマンとして100ヶ年計画での再生計画ではいかがでしょうか
 まず近未来での目標設定では「関東地方に第2の雁・鴨・白鳥の越冬拠点の再生」を目指していく、こちらは50ヶ年計画と考えています。
 根拠として、日本の大河川の中流域の氾濫源は3ヶ所
(1)が、北上川の中流域の真水の大氾濫源、そこに残された三日月湖
 まさにラムサール指定地である、伊豆沼や蕪栗沼がその場所です

(2)は、日本最大の流域を持つ河川、利根川の中流・下流域です。
印旛沼、手賀沼、霞ヶ浦ともに大氾濫源のど真ん中に形成された自然湖。(1)との共通性。東京湾江戸前にある三番瀬の箇所は、かっての利根川の流入先の近隣地域であります

(3) 岐阜県、愛知県流域の長良川の中流域がそれにあたります。
この地域が、現在どうかは、まだ勉強していませんのでわかりません。
 
 地政学的な観点で、かっての湿地のあり方と、現状を対比しながら考えていく事が重要との認識です。
かつ
1 千葉県での「手賀・印旛自然公園」として設定されていた箇所を中心に
2 三番瀬・盤洲と手を携えて、3ヶ所同時指定を狙ったらどうかと考えています
3 さらに、利根川中流域の「渡良瀬遊水池」、そして、霞ヶ浦をも一緒に
 広域での共同歩調を考えていく。
4 相互にネットワークを組んで、共同調査などによる問題点整理、過去の情報の
 統合的な整理とデータベース構築、
5 各種勉強会、シンポジウムの開催など

荒尾 稔
 tmlarao@tml.co.jp
  


手賀・印旛沼をラムサール登録指定地へ(1)

2006-11-13 12:20:18 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
 霞ヶ浦のラムサール登録地推薦に賛同します。
当方も応援させて頂きますので、よろしくお願いいたします。
 なお、印旛沼、手賀沼を同時に霞ヶ浦と一緒に登録地に指定する事が妥当なのか、別に分けた方が良いか、関係する皆様方と話し合っています。

 共通項
(1) 利根川下流域にあって、かって縄文海侵の時期に海水面下にあった。
 周辺は巨大な湿地帯に囲まれた自然湖沼であった。その箇所を殆ど干拓して田んぼを造成し、しかも一体を乾田化しています。
(2) 3湖とも自然湖沼を、ある時期に農業用水対策も目的の一つとしてダム化しています。ダム化宣言によって、ほとんどGDP上で貢献してこなかった箇所が、水資源1トンなんぼと貨幣価値で換算されるようになって、一気に利権化された。
(3) 行政との対応上では、農業用水、工業用水、飲用水の3つの供給源のいずれかにも絡み、それこそ錯綜した利害関係が絡むこと。

 問題点での異なる点は
(1) 手賀沼 手賀沼では導水事業により、閉鎖系としての湖沼と言うより、利根川の分流とのいうべき河川化が進んでいる状況であります。
 最新の情報では、ワースト4にまで一気に水質悪化。(資料参照)
 これは利根川の夏の期間に渇水によって、利根川からの導水が一時期減少した結果水質が極端に悪化した時期を生じ、年間のデータに波及したと聞いています。
(CODが、渇水で導水が減った時に、7~8程度から、一気に22とかで、信じられない悪化)点滴が切れたら、一気に病状悪化との意見があります

(2) 印旛沼では、短期的には千葉県による(2)つの巨大事業が開始されます
① 成田高速鉄道 東京から成田国際空港まで、最短30分程度で結ぶ構想です
② 県道成田線、成田高速鉄道と併存される県道の工事です。こちらは巨大な道路構想です。印旛沼を直角に横断する形で、いずれも施工がすでに決定し、まもなく工事開始です。

(3) 最新情報として、印旛沼は湖沼のワースト5位から、3位に2段階上がってしまいました。この悪化の原因が確認できていません。複合要因としか言い切れませんが、その原因は上げていったら実は枚挙がありません。ただ、農業絡みの部分が大きいもと言われています。

(4) さらに、印旛沼周辺域では、この春に国土交通省の利根川利水・治水に関する長期方針として、長期的(30年以内)には、利根川→印旛沼(を遊水池として指定して)→花見川→ 東京湾として、仮称「印旛沼放水路」構想が、国土交通省より発表されています。

 
荒尾 稔
113-0021 東京都文京区本駒込4-38-1-505
TEL:03-3824-6071 FAX:03-3824-5980
e-mail:tmlarao@tml.co.jp
HP:

朝のNHKで、大分県中津平野「中津干潟」を放映。ここは?

2006-11-13 12:09:11 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
 2006/11/12
 本日朝のNHK(8.00~)で、大分県中津平野の「中津干潟」を放映しました。
海岸10km、沖合3kmの規模がある干潟との紹介でした
オオバンソリハシシギやダイシャクシギ、そしてズグロカモメなどが
 さらに
カブトガニ、ナメクジウオ、シマヘタナリ、オカミミガイ、センベイアワモチなど
稀少種も紹介されました。
 とてもすばらしい干潟だなと見ましたが、いかがな位置付けにある箇所
なのでしょうか。ご教示下されば幸いです。


 (見解)
残念ながら、中津干潟のご担当者が,NPO法人を作り多忙です.
中津では,漁業者や行政,市民にラムサール条約に関する広報ができていないので,今回のリストアップは見送るということになっています(事務局見解)




「ラムサール条例湿地を増やす市民の会」発足しました

2006-06-04 22:12:05 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
 本日、6月4日(日)午後1時30分より、都内千代田区、秋葉原駅近くの「ちよだパークサイドプラザ」の会議室で設立発起人集会が開かれました。
 まず、任意団体として、全国各地のラムサール加盟を目指す、地域の皆さま方に参加を呼びかけます。なるべく柔軟な組織形態を目指すことなどを確認しあいました。
 沖縄や四国、九州など全国から、関係者が集まり、共同代表として6人、事務局長、事務局次長の体制で本日付け、正式の発足となりました。
 全国のブロックごとを目処に共同代表を目指します。NPO法人藤前干潟守る会の辻 淳夫様/日本雁を保護する会会長の呉地正行様/千葉県の干潟を守る会の牛野くみ子様など、まず6人体制でスタートすることになりました。
なお、事務局長として、日本湿地ネットワークの浅野正冨氏が就任することとなりました。
 最短時間で立ち上がれるように、準備を進めることになりました。






宮城県による伊豆沼破壊温泉掘削許可に抗議しその取り消しを求めましょう

2006-05-03 13:13:39 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
 運動に賛同をします。
伊豆沼湖畔に建設予定の温泉建設に対して、 多くの人々がその掘削不許可を求める中で、 3月24日に宮城県は申請人に対して「掘削」の許可を出しました。
 全く納得がいかない決定で、守るべきものを見失った今の県政に私たちの未来はゆだねられないと強く感じるとともに、 力不足のためにご支援頂いた多数の皆様の気持ちに応えることができず、を大変申し訳なく思っています。
 しかし、今回の決定は、「掘削」に関する許可だけで、温泉が湧出した後、動力装置(ポンプ)設置の許可申請が、「掘削」の手続きと全く同じ手法で行われます。そのためにこの時点で不許可にすることも可能です。 これらを見据え、これからは、県知事に対し「掘削」許可の抗議し、その取り消しを求める運動を始めます。 また国に対してはラムサール条約の 「生態的特徴が人為的要因で悪化するおそれのある」湿地の登録簿である「モントルーレコード」への登録を働きかけます
活動の形はこれまでと同じで、県知事と環境省への「新たなはがき作戦」も始めます。「 伊豆沼豆沼を救うために皆さんのお力を貸してください。
   詳細はラムサール条約湿地・伊豆沼・内沼を温泉排水から守る会」代表 呉地正行

田尻町ラムサールフェスティバルが開催されました。

2006-02-05 21:49:03 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
 2006/2/3~5 宮城県田尻町国際ホールにて、3日間にわたる「田尻町ラムサールフェスティバル」が開催され、本日閉幕しました。
 400人以上が全国から参集し、はじめの2日間は、結果として各種の発表に参加した子どもたちの活き活きとした内容に、参加した大人たちがほぼ全員うるうるしてしまって、子どもたちに食われてしまったとの話しです。新たな農法の始まりから、新生日本への方向性までが見えてきたと感じ取った方々が殆どだったようです。新しい農業文化への後継者たち、子どもたちが育ちだしてきたという感覚が合ったのです。日本中から、特に農業の第1線で活躍しておられる「篤農家」の方々が集合され、全農やパルシステムのような方々も、複数の大学の先生方、NPO団体など、また鳥の研究家も多数参加し、結果あらゆる分野の方々が集まりました。
 また、兵庫県豊岡市の「コウノトリ」に関わる行政や農民、NPO、そして子どもたち。田尻町の「ふゆみずたんぼ」の関連した方々も、子どもたちがたくさん集まって、それぞれすばらしい発表を行ってくれました。3日目の分科会は4つのテーマに分かれて行われました。
 そして、最後に、宣言文を高らかに歌い上げてフェスティバルを羽閉幕となりました。
 今回は、ラムサール条約に田尻町の「蕪栗沼及び周辺農地」が指定された事が大きな意味を持つと同時に、4年に1度のラムサール国際会議そのものが、世界的な環境オリンピックとしての性格を持ちだしているのだとの発表もあり、次の韓国階差に向かって、韓国の主催団体へのエール交換の意味あいも出てきたのかなと感じました。


田尻町のサクラの湯

2005-12-04 23:41:53 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
 宮城県田尻町に出来た町営の「サクラの湯」にゆったりと、1時間も浸かってきました。最近多いスーパーせんとうの一つかも知れません。
 あまり、じっくりと入ったことがなかった関係から、湯船も回りを子どもたちが江合江合とたくさん走り回っているのを、ぼーと横目で見ながら、うとうととしてしまいました。
 この感覚、そう、これは神田のお風呂屋の感覚です。そして、「千と千尋の神隠し」のお風呂。正にそれだなと考えつつ、痛めた肩をぬらさないように必死でもありました。
 露天風呂、サウナ、源泉の湯、その他たくさんあって、かつあまり熱くないので長い時間は入れて、とても気持ちの良い場所でした。
 地域の方々ばかりのようでしたが、純農村地帯にも、これらが文化施設として
願ってもない子どもを中心とした家族で楽しめる、家族を改めて確認し会える最良の施設なのだと気がつきました。
 「モット早く作って欲しかった」とは、仲良くなった、あるパパの言葉。