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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

オン•ザ•ハイウエイ その夜、86分

2015-07-31 19:12:14 | 日記
なんとも珍しい映画でした。何しろ登場人物は、男一人だけ。で、その男は、延々ハイウエイを車で走り、その間に起こるトラブルを、次々とカー電話で対処して解決していく。
主人公は、明日大きな仕事を控える建設会社のサラリーマン。明日に備えて自宅で妻子とくつろぐはずが、アクシデントが起き、出産間近に破水した愛人の所へ向かう羽目になる。愛人と言っても、一夜限りの過ちで、できてしまった子らしい。で、病院に向かう間に、明日の仕事にトラブルが起き、会社からの電話 帰ってこない男を心配する妻子からの電話 急な出産に怯える愛人からの電話•••こうしたトラブルを、男は全て解決する。で、86分 彼は家族を失い、職を失う。こう書くと救いようのない話だが、ラストシーンには、仄かな希望が見える。ただ、なぜ、主人公が、いわばゆきずりの女のために、全てを犠牲にするのかは、わからない。