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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

映画への愛に溢れたケラ×妻夫木聡「キネマと恋人」

2019-06-17 10:13:01 | 日記
世田谷パブリックシアターで上演中の「キネマと恋人」です。
作•演出はケラ。主演は、妻夫木聡と緒川たまき。
他にともさかりえらが出演しています。
2016年初演。その時 多くの演劇賞を獲得した名作です。

梟島という島に住むハルコ(緒川)
夫と愛の無い生活を続けていて、
唯一の楽しみが 映画を観に行くこと。
シングルマザーのミチル(ともさか)という妹がいます。

今、島の映画館にかかっているのは、ハルコお気に入りの時代劇。
彼女 この映画に登場する寅蔵(妻夫木)という脇役のファン。
今日も同じ映画を繰り返し観ているハルコ。
と、スクリーンの中の寅蔵 ハルコの存在に気付き
なんと 現実世界へ飛び出してきた。
ハルコと2人で 出かける寅蔵。
同じ頃 たまたま島では、この時代劇の撮影中。
寅蔵役の高助(妻夫木 2役)は、スクリーンから飛び出した寅蔵を
捕まえるよう 映画会社から言われる。
ハルコ 寅蔵 高助の 奇妙な三角関係。
さらには、ミチルと映画の主役•嵐山の関係も絡まり•••.

W•アレン監督の「カイロの紫のバラ」にインスパイアされた作品。
劇中 ハルコが使う「○○だり•••」「ゴメンちゃい」などの方言も可愛いらしく
ほのぼのとした風情を感じさせる作品に仕上がっています。