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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「立川志の輔師匠の一言」

2020-07-06 09:47:40 | 日記
もう一日、先日の「立川志の輔独演会」の話題にお付き合いください。

昨日も、少し触れましたが
有料配信のお話。
緊急事態宣言で、喋る場が無くなってしまった落語家さんたち
YouTubeに活路を見出しました。
師匠、弟子たちに訊いたそうです。
「どうだった?」
答えは
「死ぬほど辛かった」

「そうでしょうなぁ」と引き取って、師匠、小噺を幾つか披露。
客席からは笑い声。
「この反応なしにやったら、頭変になりますよ」

コロナ禍が、こんなに酷くなる前
劇作家の野田秀樹さんが
「劇場の灯を消すな」
という趣旨の文章を発表しました。

「演劇は、無観客で成立するものではない」
その通りだと思います。
まして、落語は、1人で喋るもの。
これほど、お客さんの想像力に頼る芸能は、ありません。
そういう意味では、やりづらい事この上ないでしょう。

が、志の輔師匠は、言葉を続けて、こうも仰ってました。
「だけど、これからの時代、これをやっていかなければいけないのです」

そういう時代になってしまったのでしょう。