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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

加藤弘士「砂まみれの名将」

2022-07-08 09:57:29 | 日記
加藤弘士さんの「砂まみれの名将」です。
筆者は、報知新聞の方。
沙知代夫人のスキャンダルなどで
阪神監督を辞任した野村克也さんが、親交のあった
シダックス会長の志太勤さんに誘われ、社会人野球「シダックス」の
監督を務めていた3年間、番記者として取材に当たっていた氏が
当時のことを描いたノンフィクション作品です。

もともと巨人ファン 長嶋ファンだった私にとって
野村ヤクルトは、憎っくきライバルでした。
何度煮湯を飲まされたことか。
あのライバル対決は、血湧き肉躍りました。

そんな野村監督が、夫人のスキャンダルなどで球界を追われてしまう。
シダックス監督就任後は、都市対抗大会などで名前を拝見することは
ありましたが、いかんせん、社会人野球ですので、そう詳しい動向が
報道されることはない。
雌伏の時とも言うべき3年間、野村監督は、どう過ごしていたのか。
本書では、その間の出来事が詳細に描かれています。
社会人野球の頂点まで、後一歩に迫りながら
情に流され、頂に登れなかったエピソードなど
読み応えがありました。


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