根本宗子&麻生久美子&中村倫也「クラッシャー女中」

本多劇場で上演中の「クラッシャー女中」です。
昨年末にも、同所で公演した 根本宗子。
早くも、新作がかかりました。

麻生久美子 中村倫也 西田尚美 趣里 佐藤真弓 田村健太郎 そして作•演出•出演の根本宗子。
7人の人物が登場します。

中村倫也演じる義則。
世界的画家の息子として生まれ、自身もデザイナーとして成功している。
子供の頃から モテモテ。
父親が遺した豪邸に 母の和紗(西田)と、無二の親友•華鹿男(カカオと読みます。田村)と一緒に住んでいる。
華鹿男は、幼い時 自宅が放火され、全焼。
父母が亡くなり 義則の家に世話になっている。
行方知れずになった妹がいる。
和紗は、夫が亡くなってから、精神的に不安定。
問題が起こると、金にモノを言わせる女性。

麻生久美子演じるゆみ子は、義則の同級生。
一方的に義則LOVEなのだが、一向に思いは伝わらない。
さらに、義則宅に メイドとして勤める桃代(佐藤)と花代(根本)
そこに、義則の婚約者として静香(趣里)が登場。
物語は、進んでいきます。

時折、桃代が説明役となって 演劇的手法を説明したり、
冒頭 根本ら3人が登場して、楽屋でのお喋り風景みたいなものを見せたり
自由な雰囲気で、物語は、進んでいきます。

やがて、各登場人物の相関関係が明らかになってきます。
この辺り　ものすごくごちゃごちゃしてくるんんですが、それを2時間20分でまとめた
根本宗子　お見事です。