今日はブナ、ほたる、ピッコイの14歳の誕生日。
昨年4月30日にブナのお兄さん犬の「はる」が逝ってしまったことが悔やまれるけれど、3姉妹が揃って高齢の14歳という年を迎えられて、感慨はひとしお。
今年は特に感慨深い。東日本大震災が発生してから約1年。命の尊さやはかなさ、生きていられる奇跡を思い知らされる日々を過ごし、大切な命と寄り添えたことに感謝しながら迎えたブナのお誕生日だ。トチの子どもたちを大切に育ててもらっていることが嬉しくて、昨日、少しだけほたるやピッコイにおやつを送った。
なのに、ブナには何も用意してあげていなかったのだ。で、今日、打ち合わせで出たついでに買っこようと思っていたのに……。
今朝はかなり雨が降っていたので、2頭のお散歩は中止。行きたそうにしている2頭の耳元で(耳が遠いので、耳元で大きな声で話します)「今日はいっぱいの雨よ。お散歩、行かないのよ!」と叫ぶ。
そうこうしているうちに、ほたるのうちから携帯に電話があった。「今、ほたるへのプレゼント、届いたよ」って。
なぜ携帯に電話があったかというと、私が電話料金を支払い忘れていて、固定電話が止められていたようなのだ。ああ~!
電話料金も支払いに行かなければならないし、午後から取材があったので、帰りに電話料金を支払い、ブナに何か美味しいものを買って帰ろうと心して出かけた。
にもかかわらず……、
打ち合わせが延びに延び、駅に戻り付いたときにバスが停車しているのを見た私は、速く帰りたいと思ったばかりにそのバスに気を取られ、コンビニでちょっとした軽食を買いこんで慌ててバスに飛び乗ったのだった。
家に帰って愕然とした。
雨がやんでいたために持っていた傘のことも気にせず、コンビニに傘は忘れるわ、電話料金の支払いは忘れるわ、挙句はブナにあげるために「何か」も忘れて、バスに乗っていたのだった。
自己嫌悪の嵐!
ピッコイは、彼女が大好きなカフェでバースデーケーキを囲んで、毎年恒例の誕生会。ほたるは私が送ったおやつを大満足で食べてくれたという報告……、ブナは?
ブナには何もないじゃない! 仕方ないく買い求めたパンや家にあったビーフジャーキーを刻んで牛乳に浸していつものフードに混ぜて、ちょっと豪華っぽくしたもので我慢してもらうことになった。
ごめんね、ブナ、こんなもので。
だから、いっぱい、いっぱい、ぎゅっと抱きしめてあげたよ。
ブナ、14年もそばにいてくれて、ありがとう! トチ、素晴らしい贈り物をありがとう! ほたるもピッコイも、ノエホタ母&父、ピッコイ母、みんな、みんな、ありがとう! トホホなブナのお誕生日だったけど、幸せ無限大です。
小さな声で言います。ブナ、明日鶏のささみとか、いいお肉、買ってあげるね。