小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

父の言葉にちょっと泣く

2014-03-07 | つぶやき
 父は4年くらい前に腰を痛めた。医者には脊柱管狭窄症だというようなことを言われたらしい。

 痺れて痛む足はむくみ、もうよちよちとした歩けない。
 よちよちしか歩けないからトイレにも間に合わず、排泄障害もあって、おむつ生活だ。

 それでも仕事はしているし、閉じこもることなく自分で遠くまで買い物にも出かけていく。

 今日、母と知人のお見舞いに出かけた帰り道、さくさく歩いて行く人を見て、
 「ああ、ぼくも昔はあんなふうに歩けたのに、あの頃が夢のようだなぁ」
 と言ったのだそうだ。

 母からそう聞かされて、電話口で私はちょっと泣いた。前に父が、
 「どうしてぼくはこんな体になっちゃったんだろう」
 とつぶやいていたことも思い出し、またちょっと泣いてしまった。

 いつも能天気で明るく、あちこち出かけることが好きだった人なだけに、
 普段は弱音を吐いたりしない人だけど、自由にならないわが身が歯がゆいのだね。

 もう84歳なんだもの、あまり痛いのは可哀想だけど、
 生きていてくれるだけでいいんだよ、父。
コメント (5)
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動物保護団体に寄付できる本

2014-03-07 | 犬&猫との暮らし
 先日、何年かぶりに犬を介して知り合った友人に会った。

 ブナ&クリが亡くなる前年に、彼女もブナと同じ年の黒ラブを悪性リンパ腫で亡くしていて、お互いに愛犬を亡くしたことは知っていたのだけど、彼女が「まだ笑って思い出話ができない」と言うものだから、あえて「会いましょう」と誘わなかったのだ。

 彼女が「カヤちゃんに会ってみたい」と言ったので、カヤを見せてあげたのだった。

 おしゃべりの中で、彼女もペット保護団体の施設にボランティアに行っていたことを知った。彼女は栃木県にある被災ペットのシェルターに毎週泊りがけで手伝いに行き、そのあとは東京都下の保護団体のシェルターで手伝いをしたと言っていた。

 でも「がっかりすることがあって、もうしない」と悲しそうに言った。何でも栃木県のシェルターでは代表が自分の気に入った犬猫ばかり大切にして「私が触ってあげていたら『その子は大事な子だから触らないで』なんて言うのよ」と言い、2つ目の団体では「施設内は不潔で危険な所もいっぱいあったうえに『どうせボランティアさんなんて自己満足でやっているに過ぎないんだから、来たり来なかったり、自分の都合のいい時間にしか来ないから当てにならない』なんて言われたから、イヤになっちゃったの」と言うのだった。

 「動物保護団体の代表だからといって聖人というわけじゃないのだから、まあまあ、そう敬遠しないで、できることをすればいいんじゃないの?」と慰めたのだけど、あまり納得していない様子だった。

 いろんな団体があるのだもの、代表のやり方に共感できる団体もそうでない団体もあると思う。「共感できでも実際に手伝いに行けないのであれば、物資の支援や資金の寄付だって立派なボランティアだと思うよ」と伝えたのだけど、少しは気持ちが済んだかしら。



 『Rescue!』は動物福祉団体ARKの活動を追った写真集。この本の売り上げの一部はARKに寄付されることになっているし、下の『100グラムのいのち』は動物愛護団体ミグノンの代表、友森さんの活動を追ったドキュメンタリーで、こちらは児童書だけど、この本も売り上げの一部がミグノンに寄付されると書いてある。



 動物が好きで、少しでも保護動物たちの役に立ちたいなと思ったら、こういった本を買うことでも少しは役に立てるんじゃないかな。私はARKやミグノンの活動を応援しているから、読みたくて買ったんだけど、そうしたら「売上の一部を寄付します」と書いてあったので、そりゃあよかったと思ったのでした。

 いつも行くあてもなく里親を探しているペットたちや殺処分の現状を気にかけながら、小さなことでもコツコツとできることをやり続けていくということが大切なのだと思う。
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